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里見進先生東北大学総長ご就任激励会

宮城信雄

会長 宮城 信雄

本県那覇市出身で、現在東北大学副学長・東 北大学病院長の要職に就かれている里見進先生 が、今年の4 月より東北大学総長にご就任される ことから、これを祝して、有志(小生、玉城信 光、小渡敬、新垣善一)の呼びかけにより、昨年 12 月11 日(日)、沖縄ハーバービューホテルクラ ウンプラザに於いて標記激励会を開催した。

当激励会は、同日に開催された第113 回沖縄 県医師会医学会総会における特別講師として里 見先生をお招きしたことから、この機会に開催 する運びとなった。

当日は、世話人を代表して小生より、「他県 の国立大学で、しかも旧帝大の総長に沖縄県出 身者が就任したということは、本県において史 上初の快挙であり、沖縄県民に大きな誇りと勇 気を与えるものである。昨年の震災によって、 東北大学は開学以来の甚大な被害を受けてお り、建物や研究施設、実験機器などの復旧、教 育・研究機能の速やかな回復、さらには震災か らの地域復興、地域医療の再構築が喫緊の課題 となるが、卓越したご見識によるご指導により 「医療の最後の砦」の役割を果たす大学病院と しての機能の更なる強化、被災地医療の再興や 東北地方に希望を与えられる大学作りをリード され、ご尽力頂くようご期待申し上げる」旨の 挨拶を行った。

左より里見進先生、啓子夫人

左より里見進先生、啓子夫人

仲井眞弘多知事

引き続き、義兄弟で ある玉城信光副会長よ り里見先生の業績紹介 の後、仲井眞弘多知事 より、「学問の世界で、 また3 月11 日の東日本 大震災では日本を一つ にまとめ上げ対応され る人物が本県出身におられるということは、大 変に誇りであり、県民に元気を与える存在であ る。沖縄に帰省する際には、是非とも、若者や 医療の世界にも檄を飛ばして頂くと共に、東北 大学の益々の発展のためにも頑張って頂きた い。東北大学総長就任、誠におめでとうござい ます」と挨拶があった。

以上の祝辞を受けて、里見先生からは、激励 会開催のお礼が述べられるとともに、「震災を 受けて学内には沈滞ムードがあったが、震災被 害からの復旧、復興だけではなく、みんなに希 望を与えるような大学にしたい」と抱負が述べ られた。

その後、本会代議員会議長で、東北大学医 学部艮陵会沖縄県支部長の新垣善一先生によ る乾杯の後、懇談に入り、終始和やかな内に閉 会した。

里見先生を囲んで

里見先生を囲んで