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九州医師会連合会第316回常任委員会

宮城信雄

会長 宮城 信雄

去る3 月12 日(土)、午後4 時から標記常任 委員会が指宿白水館において開催された。

挨 拶

池田哉九州医師会連合会長(鹿児島県医 師会長)より次のとおり挨拶があった。

昨日は、東北地方太平洋沖地震が起きた。予 想だにしなかった災害が起こり、被害に遭われ た方々にお見舞い申し上げると共に1 日も早く 復興されることを願っている。

本日は、九州新幹線の全線開通と重なり大変 ご迷惑をおかけした。会場も鹿児島の果て指宿 までお越しいただき御礼申し上げる。私ども九州 医師会連合会の担当も3 月を以って最後になる。 この1 年間不行き届きの点もあったが、皆様のご 協力により無事終えられるものと思っている。

本日の会議は主として、3 月27 日に開催さ れる日医定例代議員会について九州ブロックと しての対応についてお諮りするのでよろしくお 願いしたい。

報 告

1)九州ブロック日医代議員連絡会議(3 月12 日(土)指宿市)について(鹿児島)

池田会長より、当常任委員会終了後、午後5 時から開催される「九州ブロック日医代議員連 絡会議」について、日医委員会報告は2 題で、 1)医療と介護の同時改定に向けたプロジェクト 委員会は大分県の嶋田丞委員から、2)有床診療 所に関する検討委員会は福岡県鹿子生健一委員 から報告する旨説明があった。(報告時間は15 分、質疑応答10 分)

協 議

1)124 回日本医師会定例代議員会開催に伴う 九州ブロック日医代議員連絡会議(3月27日(日)日医)の開催について(鹿児島)

池田会長より、来る3 月27 日(日)に開催 される第124 回日本医師会定例代議員会(午前 9 時30 分)開催前に、九州ブロック日医代議 員連絡会議を午前9 時から日本医師会館(九州 ブロック控え室5 階)で開催したい旨提案があ り了承された。(当代議員会については、東北 地方太平洋沖地震の影響を考慮し、4 月24 日 (日)に開催が延期された)

尚、九州ブロック関係委員に対し、当日の運 営について協力依頼があった。

九州ブロック関係委員

1)議事運営委員 蒔本 恭先生(長崎県)
2)財務委員 横須賀 巖先生(佐賀県)
       松田峻一良先生

(2)第124 回日本医師会定例代議員会(3 月 27 日(日)日医)における代表・個人質問 について(鹿児島)

池田会長より、第124 回日本医師会定例代議 員会への質問事項として九州各県から8 題提出 されており、代表・個人質問についてご協議い ただきたいとの提案があった。

協議の結果、代表・個人質問を次のとおり決 定した。

「代表質問」

情報化関連の事業における日医の方針について 宮崎県・富田雄二

「個人質問」

診療・介護報酬同時改定について 長崎県・野田剛稔

柔道整復士の療養費受療委任払いの廃止について 熊本県・高橋 洋

その他提案された議題

医師による超党派の国会議員連盟の創設について(要望) 長崎県・福田俊郎

勤務医の入退会手続きの簡素化について 長崎県・高原 晶

医師会立看護学校に対する日医の姿勢について 長崎県・小島 進

特定健診・保健指導の検証と今後の展開について 福岡県・野田健一

医師会共同利用施設の連携、統合 鹿児島県・松下兼裕

(3)第317 回常任委員会の開催について(佐賀)

平成23 年度当番県となる佐賀県池田会長よ り、第317 回常任委員会を来る4 月16 日(土) 午後4 時から嬉野温泉旅館「大正屋」で開催 したい旨提案があり了承された。

又、常任委員会終了後は、4 時50 分から九 州医連連絡会常任執行委員会を開催し、その後 記念撮影を行い、6 時30 分から懇親会を予定 している。翌日は、陶磁器で有名な有田町の見 学を予定しているので、ぜひ奥様ご同伴の上ご 来佐頂きたいとの説明があった。

(4)第56 回九州ブロック学校保健・学校医大 会(平成24 年度)の取り扱いについて(鹿児島)

みだし協議は、教育庁が11 月に主催する 「平成24 年度全国学校保健研究大会」を熊本県 が担当することになっているが、本来夏に開催 する「九州地区研究教育研究大会」(福岡県担 当)の開催を教育庁が取りやめたことから、連 動する「九州ブロック学校保健学校医大会」 (福岡県医師会)開催の取り扱いについて協議 が行われた。

予め九州各県医師会学校保健担当理事に実施 したアンケートでは、例年どおり「九州ブロッ ク学校保健学校医大会」の開催を望む意見が多 く、池田会長より輪番どおり開催してもらいた いとの提案があった。

しかしながら、行政が開催県を交代すること により医師会との整合性がとれなくなること や、別々の場所で開催することについて不都合 であるとの意見が出された。

協議の結果、九州各県の意見は例年どおり8 月に開催してもらいたいとのことであり、開催 することを前提に福岡県と熊本県医師会で相談 して決めることになった。

前回の協議内容(平成24 年度開催予定参照)

・福岡県行政は3)の平成24 年度の大会取りやめを決定。

・福岡県医師会は4)の平成24 年度大会の開催 を熊本県医師会にお願いし、平成28 年は福 岡県医師会が担当することを提案。

<平成24 年度 開催予定>

1)文部科学省主催:全国学校保健健康教育研究大会(11/8、9)」熊本県教育庁担当

2)日本医師会主催:全国学校保健学校医大会(11/10)」熊本県医師会担当

3)九州ブロック:九州学校保健健康教育研究大会(8 月開催) 福岡県行政

4)九州ブロック:九州ブロック学校保健学校医大会(8 月開催) 福岡県医師会担当

その他

1)東北地方太平洋沖地震への見舞金について(鹿児島)

池田会長より、状況をみて御見舞金を支給す る方向で進めたいとの提案があり、被災状況並 びに日医対策本部の状況等も確認して行うこと になった。

2)被災地への医師派遣について(福岡)

松田会長より、福岡県から医師派遣の要請が あり、各県でも予め準備した方がよいとの提案 があった。

本会、宮城会長より沖縄県は阪神淡路大震災 際にも医師を派遣した。今回も即チームを組織 することになり、本会玉城副会長が出張を取り やめて準備を進めているとの報告があった。又、 佐賀県池田会長から、医療統括監から3 チーム 出発したとの連絡があった。県として医師会員 は特に考えてないとの報告があった。

3)日本の医療を守る国民運動の九州医師会連 合会決議(案)について(鹿児島)

池田会長より、日本医師会役員からみだし決 議書を九州医師会連合会でもとりまとめた方が よいとのご意見等もあり、対応についてご検討 いただきたいとの提案があった。協議の結果、 特に異議なく了承された。