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ハーバード公衆衛生大学院日本Trip
沖縄訪問の支援依頼について

今帰仁診療所 石川 清和

Change を掲げたObama 米国大統領が誕生した。米国再生の救世主になれるか注目である。Obama 大統領も唱える医療制度改革であるが、その米国において日本の医療制度は優れていると評価されて いる。世界一の長寿国であり、国民皆保険を取り入れ、どこでも誰でも同じ医療が受けられる制度だ からである。(近年は地域による医療格差が生じているが)

ハーバード公衆衛生大学院(HSPH)、ボストン大学公衆衛生大学院(BSPH)には日本の優れた 医療・公衆衛生システムに興味を持つ教員や学生が多くいる。しかし日本の医療・公衆衛生システム については、英語の情報が少ないためにあまり知られていない。医療・公衆衛生システムを含めた日 本への理解を深めてもらおうとハーバード公衆衛生大学院の日本人留学生が企画したのがJapan Trip である。2006 年に始まり、今年で4 回目である。今年は長寿の秘訣をテーマにしており、世界 一健康長寿であった沖縄への関心は高く、特に沖縄の環境、文化、食生活を含めたライフスタイルは 注目されている。今回の沖縄へのTour では保健師の活動、託老所・診療所の訪問だけでなく、潮干 狩り、農作業の体験やユタの訪問、摸合の見学なども企画している。

一方健康長寿と言われる沖縄では2002 年の26 ショック以降行政、医療、市民団体がいろんな取り 組みを行ってきた。しかし改善の兆しは見えてこない。特に青壮年の突然死は後を絶たず、生活習慣 の改善指導も十分な取り組みができていないと考えざるを得ない。今回のHSPH、BSPH の沖縄ツ アーが、更に異なる視点から沖縄の健康長寿を脅かす問題の本質を見つめなおし、新たな取り組みへ の契機になればと思う。

今回の日本ツアーは円高や世界的な不況の中、経済的に困難な状況の中で開催され、参加者の中に は、各国の(貧乏?)留学生も参加しており、主催者から金銭的、物質的な支援の依頼があります。 詳しくは下記ホームページをご覧ください。(http://www.hsph.jp/)

3 月25 日、26 日は沖縄・今帰仁ツアーが予定されています。3 月26 日木曜日に開催される今帰仁 でのフィールドワーク・発表会・懇親会への参加や、ご支援、ご協力をお願いします。詳しくは北部 地区医師会事務局か今帰仁診療所までご連絡ください。

○北部地区医師会事務局

TEL 0980-52-6733 FAX 0980-52-6737

○今帰仁診療所

TEL 0980-56-9581 FAX 0980-51-5013