中部地区医師会広報担当理事 比嘉 靖
本会立「ぐしかわ看護専門学校」の概要につ いては、先に県医師会報(平成18 年10月号) で報告を行ったところですが、今回は建設工事 の進捗状況報告と「看護学校建設学債」につい ての説明と協力をお願いしたいと思います。
本会看護学校は、第1期工事:造成工事(平 成18年度事業)、第2期工事:校舎・講堂建設 工事(平成18年度事業)、第3期工事:外構・ 植栽工事(平成20年事業)で建設を進めてお ります。第1期工事の造成工事は昨年10月3日 に工事を2億3千5万円で発注しました。敷地の 大部分が谷間になっており看護学校敷地として 利用するためには、埋土34,000m3(ダンプカー 5,300台分)を搬入することになっております が、このところの雨により工期が当初の3月末 から5月中旬と遅れ気味ですが、校舎・講堂の 敷地部分を先に引渡しを受け、校舎・講堂工事 を進められるようにしております。
第2期工事の校舎・講堂建設工事は、去る3 月16日に総額12億2千万円で発注致しました。 落札金額は設計金額の79%となり、3億円の負 担を軽減することができました。工期は来年2 月20日に引渡しを受けることになっており、校 舎・講堂の特色は、敷地面積6,500坪もあり、 駐車場スペースが250台設置されています。又、 各室はバリヤフリーで設計されており、学生の セミナー室が多いのが特徴です。設計に関して は、那覇市医師会看護専修学校、北部地区医師 会看護専門学校、おもと会沖縄看護専門学校の 皆様からのご指導、ご意見を参考にさせて頂き ましたので、紙面をお借りしてお礼申し上げま す。今後は、運営面でもご指導をよろしくお願 い申し上げます。
次に「本会立看護学校建設学債」についてご 説明をしたいと思います。今回の看護学校建設 学債は、看護学校建設資金を確保するために、 本会会員・県医師会会員及び施設を対象に募集 を行っております。期間は10年間、中部地区医 師会が「金銭消費貸借契約」を行い、お借りす ることになりますが、当初5年間は年利0.9%の 利息のみ支払い、6年目より元金の20%と残金 に対する利息をお支払いするものです。
看護学校運営は、建設費はもちろんのこと、 開校初年度に定員(240名)に必要な教員を確 保することが認可の条件となっていることか ら、開校3年目には収支のバランスがとれます が、その間は赤字のため、一般会計からの繰り 入れが必要になりますので、看護学校の健全運 営を図るためには、県医師会会員の皆様からの ご支援を「看護学校建設学債」の購入という形 でお願い申し上げる次第です。
看護学校建設学債については、地区医師会会 長会議や沖縄県医師会共済会等でもお願いをし ているところですが、各地区医師会において も、「建設学債」の購入をご検討頂きますよう お願い申し上げます。
1.案内図
2.完成図