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第7回 沖縄県女性医師フォーラム
〜 ITを使いこなす!〜

伊良波裕子

沖縄県医師会女性医師部会 伊良波 裕子

去る7 月20 日(土)沖縄県医師会館に於い て、沖縄県医師会女性医師部会では、沖縄県医 師会館に於いて「IT を使いこなす!」をテー マに標記フォーラムを開催した。フォーラムで は、県立南部医療センター・こども医療センタ ー総合内科篠原直哉先生より「実際に使えるア プリの紹介」と「研修医教育、指導、再履修へ の利用について」、琉球大学大学院医学研究科 感染症・呼吸器・消化器内科学原永修作先生よ り「文献検索と整理の仕方」と「学会発表への 応用について」、淀川キリスト教病院産婦人科 柴田綾子先生より「SNS の利用について」の 講演が行われ、その後、質疑応答が行われた。

会場では、アプリケーションを実際に操作し ながらの説明もあり、持参したタブレットやス マートフォンなどで共に操作をし、その作動を 確認している参加者も見受けられた。参加者の 内訳は女性医師19 名、女性研修医6 名、男性 医師10 名、医学生1 名、その他2 名、女性医 師部会役員7 名の計45 名であった。その概要 について次のとおり報告する。

はじめに、知花なおみ副部会長より開会の挨 拶があり、続いて依光たみ枝部会長の代理で挨 拶文を読み上げた大湾副部会長は、「今回はこ れまでのフォーラムとは趣きが異なり、初めて 学術的なテーマでの開催となった。本フォーラ ムで学会発表や仕事に必要な基礎知識を学び、 また本フォーラムへの参加が、IT に使われる のではなく、IT を最大限に使う足がかりとな るよう期待している。」と述べた。

講 演

「実際に使えるアプリの紹介」
「研修医教育、指導、再履修への利用」
県立南部医療センター・こども医療センター
総合内科 篠原 直哉
篠原直哉

医療に携わる者にとっ て便利なアプリケーショ ン(以下アプリとする) といえば、MedCale(医 療計算ソフト)、M2Plue (Web 上の電子書籍販売 サイトであるM2Plus で 購入した電子医学書を読むためのアプリ)、ステ ッドマン医学辞書などが挙げられる。またWeb 上で気になった記事や文献などをメモするため のアプリも多数ある。

例えばEvernote というアプリは、思いついた アイデアをメモするだけでなく、Web ページを コピーして貼り付けるスクラップ機能やスマー トフォンで取った写真などのいろいろな情報を まとめて保存できるアプリで、集めた情報を必 要なときにいつでも閲覧することができる。ま たEvernote をPC、スマートフォン、タブレッ トなど複数のデバイスにインストールしておけ ば、保存した情報を同期することによってどの デバイスからもアクセスできるようになり、保 存したデータをどこでも閲覧することができる。

Evernote のような「クラウドサービス」に よるデータ保存ができるアプリには、その他に Dropbox やSugerSync などがあり、それぞれ 自分にあったサービスを利用していただきたい(図1)。

図1

図1

このようにして収集した多様な情報につい て、その整理分類に困っているという声がよく 聞かれるが、このような情報収集用のアプリを うまく使いこなすには、集めたデータを無理に 整理せず、必要な時にアプリ内で検索し、その 都度データを閲覧する方がよい。

また論文や資料、新聞記事や日常送られてく る通知文書など、これまで紙媒体で集まってき ていた情報をスキャンしてパソコンなどに取り 込み、情報保存用のアプリを使ってデータをク ラウド化することで、紙媒体の量を減らすこと にも繋がる。なお、クラウドサービスを利用す る場合、そのセキュリティーの安全性は100% ではないことから、個人情報を含むデータはク ラウド上には保存しないことが重要である。

研修医を指導する際には、日々集めた文献や メモ、画像など、Evernote などのアプリで保 存したデータから必要なものを取り出し、自分 用の資料として印刷・製本することもできる。 また、このようなアプリの利用以外に、当院で は研修医教育の一環としてFacebook を利用している。

最後に、アプリの初期設定でわからないこと があった場合には、すぐに他人に頼むのではな く、ネット上で検索するなどで自力で問題を解 決することを心がけて欲しい。アプリが起動し ないなどのトラブルが起こった時にも自分で調 べて対処することが、アプリを上手に使いこな す第一歩である。

「文献検索と整理の仕方」
「学会発表への応用」
琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・
消化器内科学 原永 修作
原永修作

今回は、iPhone や iPad を用いた文献検索 と、PDF ファイルを利 用した学会発表への応 用について紹介する。 資料を整理するにあた り、まず必要な写真や 図表などを取り込める手順を知ることが重要である。iPhone やiPad にはスクリーンショ ットという機能があり、これでディスプレイ 上に表示した画面を写し、自分のiPad などに 保存することができる(図2)。また、マルチ タスク用ジェスチャー機能を設定しておけば、 4 本の指でスクリーンを左右にスライドさせ ることでアプリを切り替えられるようになり、 複数のアプリを同時に使用する場合に便利で ある(図3)。

図2

図2

図3

図3 マルチタスク用ジェスチャーの設定

Web 上で見つけたPDF ファイルは、Dropbox やGoodReader などのアプリ(クラウドサービス)に名前を付けて保存すること、そしてその ファイルを利用するためには、自分が使い慣れ たアプリで保存することがポイントである。興 味のある学会のポスターなども写真で保存して メールで自分宛に送信しておけば、記録として 残せる。また会場のスライドなども写真撮影が 禁止されていなければスマホで撮影し、そのま まアプリへ取り込むか、メールで送信しておけ ば帰宅後も見直すことができる。

学会発表のための資料を作成する場合には、 保存したPDF ファイルを利用することができ る。複数の文献をまとめて開いておき、マルチ タスク機能を利用して必要に応じて切り替え れば、文献を参照する際に便利である。また GoodReader では、PDF ファイルへ直接書き 込む、アンダーラインを引く、文献にチェック やコメントなどを記載することもできる。また スクリーンショットの機能を使って、PDF 上 の図表や、iPhone やiPad などで臨床の現場で 撮影した画像の必要な部分だけを切り取り、論 文に掲載することもできる。ノートパソコンや デスクトップパソコンなどでは画像を取り込む ためには画像ソフトで編集しなくてはならないが、iPad などのデバイスではマルチタスクや スクリーンショットで気軽に画像や表などを取 り込めることが、論文や資料を作成するにおい て有用といえる。

「SNS の利用」
淀川キリスト教病院 産婦人科 柴田 綾子
柴田綾子

メーリングリストと は、興味のあるサイト 内で設定されているメ ーリングリストに、自 分のメールアドレスを 登録することで、その サイトからのいろいろ な情報が自分のメール宛に送信されてくるシ ステムである。多くの方々がこのようなメーリ ングリストを利用し、情報収集をしていると思 われるが、最初からメーリングリスト用のメー ルアドレスを作っておくか、メールソフトに あらかじめフォルダ分類の設定をしておくと、 集まってきた情報をよりよく整理することができる。

RSS(RDF site summary)はニュースやブ ログの更新情報をまとめてチェックができるシ ステムで、RSS 専用のアプリをスマートフォ ンなどにダウンロードしておけば、外出先でも 閲覧でき、常に最新の情報を得ることができる。

最近のコミュニケーションツールである Facebook やTwitter などに代表されるSNS (ソーシャルネットワーキングサービス)を利 用するには、まずそれぞれの特性を知ることが 大事である(図4)。例えばFacebook は実名登 録が基本であるため、匿名での登録が可能な Twitter よりは信頼性があると言えるだろう。 Twitter はリアルタイムで情報が発信されるた め、迅速なニュースソースの入手が可能となる 利点があるが、その一方で次々と情報が流入し、 時間の経過に伴い情報が埋もれてしまうので、 情報収集というより情報発信ツールとしての利 用に向いていると思われる。(図4)

図4

図4

例えば、国試twitter などでは登録すること で国試の情報のやり取りはもちろん、学んだこ とや覚えておきたいことをTwitter 上でつぶや き(記録を残す)、後でそのつぶやき(記録) を見返すという、フラッシュカードのような使 い方をすることもできる。Twitter では情報が 多すぎて整理が大変だと思われるかもしれない が、あらかじめテーマごとにハッシュタグ(# 記号と、半角英数字や日本語で構成される文字 列のこと。発言文内に「# ○○」といれ、タグ の前後にはスペースを入れる。日本語のタグは 全角半角どちらでも使用可)を入れて投稿する と、その記号付きの発言文が検索画面などで 一覧できるようになる。Twitter には、このよ うに後から整理検索しやすいシステムがあるの で、利用していただきたい。

SNS で情報を発信する場合には、SNS 上で 他人の意見に対して批判をしない、また不必要 な議論をしないことが重要である。米国医師会 では、2011 年に医師がSNS を利用する際のガ イドラインを制定しており、世界医師会におい ても「正確な情報を伝えること」、「意見交換は 冷静におこなうこと」、「ネット上での言動が職 務へ与える影響について意識すること」、「患者 がアクセスする可能性も考えて、自分のプロフ ィールの開示には注意すること」等が掲げられ ている。日本でもFacebook のプロフィール に医師と記載した場合、自分が現在診察してい る患者から健康相談や症状について尋ねるメッ セージが送られてくるなど、プライベートにまで仕事が介入してくる事例がでてきている。ネ ット上でのやり取りは、その時の感情によって 誤解を生じる場合があり、SNS などでの発言 が後に問題となることも考えられる。従って、 仕事(診療)に関する発言、応答は慎重に考え るべきであり、またネット上での公私の線引き は大変重要である。

【参考】

■論文セレクトメール
・ Medscapeeducation:http://www.medscape.org/medscapetoday
・ NEJM:http://www.nejm.org/
・ Journalwatch(NEJMgroup):http://www.jwatch.org/
・ AgencyforHealthcareResearchandQuality (米国) :
  http://www.guideline.gov/subscribe.aspx

■おすすめメーリングリスト- 研修医向け

・ IDATEN:日本感染症教育研究会:http://www.theidaten.jp/
  (メーリングリストとメールマガジンの2 つがある)
・ JSEPTIC:日本集中治療教育研究会:http://www.jseptic.com/
・ EmergencyMedicineAlliance:http://www.emalliance.org/wp/
・ 関西若手医師フェデレーション:http://kanfed.jimdo.com/

■メーリングリスト- 学生向け

・ 日本プライマリ・ケア連合学会学生・研修医部会:
  http://family-s.umin.ac.jp/index.html
・ 米国内科学会日本支部(ACP):http://www.acpjc.jp/
・ 国際医療学会学生部会メーリングリスト:http://www.jaih-s.net/
・ 世界医学生連盟(IFMSA)メーリングリスト:http://ifmsa.jp/
・ 学生による感染症学習の拡大を目指して:http://feverishtraining.blog83.fc2.com/

■ Facebook おすすめ学会ページ

・ NEJM:https://www.facebook.com/TheNewEnglandJournalofMedicine
・ TheJournalofTraumaandAcuteCareSurgery:
  https://www.facebook.com/journaloftrauma
・ TheLancet:https://www.facebook.com/TheLancetMedicalJournal
・ AmericanCollegeofChestPhysicians:https://www.facebook.com/accpchest
・ JAMAInternalMedicine:
  https://www.facebook.com/pages/JAMA-Internal-Medicine
・ WorldHealthOrganization:
  https://www.facebook.com/WorldHealthOrganization

■ Facebook おすすめ非公式ページ

・ アブストラクト・ジャーナル:https://www.facebook.com/journalofI
・ echocardiographie:https://www.facebook.com/Echocardiographie

■ Twitter

@master_usmle:USMLE 勉強ツイート

#residentday:家庭医療セミナー

・国試Twitter:
 @Kokushigoro
 @kokushi2011
 @108kokushi

注:掲載は信頼性について保証するものではあ りません。インターネット上の情報を使用する 際は、信頼性について個別に判断してご使用ください。

質疑応答

◇ PDF ファイルの保存について

Q:ネット上で探した文献などのPDF ファイ ルを、どこでも閲覧できるように複数のアプリ に保存している。そのため、ひとつひとつのア プリを開いては保存する手順を繰り返すことと なり、手間がかかる。1 つのPDF ファイルを、 違うアプリに一度で保存できる方法はあるか。

原永:どこでも閲覧することが目的ならば、複数のアプリに同じファイルを保存しておくより はメールに添付して自分宛に送信し、メールホ ルダの中に保存しておけば、アプリがインスト ールされていない末端でも閲覧できるので、便利である。

1 つのPDF ファイルを複数のアプリに保存 する手順としては、まずiPad などで開いた PDF ファイルのウィンドウ上にある「保存」 のボタンをクリックし、保存できるアプリのア イコンが表示されたウィンドウを開く(図5)。 このウィンドウで保存先のアプリを選択し、ク リックすることでそのアプリに保存されるの で、保存するためにそれぞれのアプリを開く必要はない。

図5

図5

篠原: 例えば、iPad、iPhone、iPod touch でPDF を閲覧する場合は、これらに対応した GoodReader というアプリにPDF 等を保存す るだけでいいと思うが、GoodReader はパソコ ンに対応していないため、このアプリに保存し たPDF はパソコン上で閲覧することはできな い。一方、Evernote で保存したPDF はタブレ ットでもパソコンでも見ることができるので、 どちらでも閲覧したい場合にはEvernote での 保存が良いであろう。しかし、保存したPDF に書き込みやアンダーラインなどの編集を加え たい場合は、Evernote では編集作業ができな いため、Good Reader への保存となる。この ように、あらゆるファイルを複数のアプリに保 存するのではなく、それぞれの用途によって保存先を選ぶ方が便利である。

◇メーリングリストでのセキュリティーについて

Q:メーリングリストや共有フォルダを利用す る際のセキュリティー対策では、どのようなこ とに気をつければよいか。

柴田:メーリングリストなど複数の利用者がい る場合、管理者が許可したメンバー以外はアク セスできないように設定することがまず重要である。

篠原:(自分が管理者である場合)セキュリテ ィーの設定次第では、全世界に情報が公開され ることになるので十分注意して欲しい。

◇資料作成への画像の取り込みについて

Q:パワーポイントで作成した資料へ、保存し た画像を取り込むことは出来るのか。

原永:自分で撮った写真などを取り込むことは 可能である。iPhone などで撮影した写真デー タをフォトストリーム(iCloud のサービスの1 つ。インターネット上で写真を保管する)など に保存し、パワーポイントに取り込むこともできる。

◇スクリーンショットについて

Q:スクリーンショットの利用について、具体 的な使い方を教えて欲しい。

原永:スクリーンショットで撮った画像は、ピ ンチ(2 本の指で画面上にある画像のサイズを 変化させること)で拡大・縮小して切り取り、 論文等に貼り付けることができる。一方、パソ コンでは拡大・縮小を行うには画像ソフトで編 集する必要があるが、タブレットでは簡単に編 集でき、論文や資料などに貼付できる。

篠原:ちなみに、スクリーンショットで画像を 撮る場合のシャッター音が気になる場合は、ス ピーカー部分を押さえることで音を小さくする ことができる。(注:消音することはできない)

◇ SNS を介した患者さんからのメッセージについて

Q:SNS を利用しているが、SNS 上で名前や 誕生日、職業などを検索することで個人が特定 されることがある。実際に現在診察している患 者さんから外来の診断についての質問のメール や、院外で会って相談に応じて欲しいというメッセージが送られてくることがある。このよう な場合にはどう対処したらいいか。

柴田:個人のルールとして、基本的にネット上 で送られてきた患者さんからのメッセージに対 しては、メールも含めて返信はしないなど、完 全にブロックすることにしている。このような ルールを決めずに、ネット上で受けた患者さん からの問いに答えてしまうと、やがては24 時 間対応することになってしまう。自分自身では コントロールできない事項であり、誤解を生じ ないためにも、初めからきちんとしたルールを 設定して対処することが大事である。

知花:SNS で開示した個人情報は、ネットで 検索すると容易に出てくることがある。SNS を利用する際には、個人情報がネット上に流失 しないようにプライバシー設定をすることが必須である。

仲里:(IT を利用するにあたっては)情報が散 らばらないようにすることが一番大事だと思 う。研修医とのSNS でも注意が必要かと思う。 IT をよりよく利用するためには、まず何をす るのかという目的を決めて利用するべきであろう。

閉 会

○玉城信光副会長

今日は3 名の講師の方々に、IT の使い方に ついて紹介いただいた。講演を聞いていて、多 くの文献を読むだけでなく、自分の新しいアイ デアをネット上に保存・登録していくのも面白 いのではないかと感じた。また同時に、集めた 情報を元にした独自のデータベースの作成も重 要であると感じた。現在沖縄県医師会では、患 者さんからの了承が得られた国保連合会と協会 健保の特定健診データについて情報を共有し、 そのデータベースを構築しているところであ る。更に、那覇市医師会が構築している健診デ ータのうち患者さんからの同意が得られたもの に関しては、那覇市医師会会員の施設間でも閲 覧できるシステムを構築する構想も出ている。

これからは、医師がこのような公共のデータ から得られた患者さんの情報を整理し、それら のデータシステムを駆使し医療に役立てていく 時代となる。

これまで女性医師部会で女性医師の環境整 備や支援活動を活発に行ってきたことが、少し ずつではあるが医師の勤務環境改善に繋がっ てきている。今後の医療界のIT 化についても、 女性医師部会が一つの推進力となることを期待する。

左から、原永修作先生、篠原直哉先生、柴田綾子先生

印象記

沖縄県医師会女性医師部会 伊良波 裕子

平成25 年7 月20 日、沖縄県医師会館にて第7 回女性医師フォーラムが開催されました。今回 はこれまでのフォーラムの趣向とは少し異なり、“IT を使いこなす!” というテーマで、IT に詳 しい3 人の医師にわかりやすく講演をしていただきました。

まずは県立南部医療センター・こども医療センター総合内科の篠原直哉先生。日頃皆が使って いるパソコンやスマートフォン、タブレットについて、その位置づけや選び方などを、移動手段 や車に例えて非常にわかりやすい説明をいただきました。Evernote についても、仕事のみならず 生活のあらゆる場面で使える便利なアプリとしてご紹介いただきました。そしてびっくりしたの が、自分の本をイメージスキャナで取り込み電子書籍化することです。電子化することで、本を 持ち運ぶ煩わしさや調べる手間がぐっと減ります。書籍が減るので机の上もかなり整理されます。 放射線科の診療では常に医学書で確認する作業が必要なため、特に外勤時などは自分用に製本し た資料が大活躍します。

次に琉球大学大学院医学研究科の原永修作先生。iPad の便利な機能を使って文献の保存やスラ イド作成に活用するなど、わかりやすくご説明いただきました。すごく安心したのは、文献は題 名をつけてアプリに保存すればあとは整理しなくても検索機能を使えばよいこと。整理整頓が苦 手な私は皆がどうやって文献を整理しているのか気になっていたのですが、今回のフォーラムで ずぼらな人も恩恵を受けられるIT 活用のすばらしさを再確認しました。

最後に大阪からお越しいただいた柴田綾子先生。SNS の定義づけやセキュリティーの重要性、 Facebook での勉強法や論文活用法、RSS フィードなどを紹介していただきました。私を含め知 らなかった方も多くいたようで、勉強になりました。

とても勉強になった2 時間で、「第二弾を」という声もあがるほどでしたので、かなり充実していたと思います。