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平成24年度第1回沖縄県医療保健連合(なごみ会)
幹事会・懇談会

玉城信光

副会長 玉城 信光

去る11 月7 日(木)、沖縄ハーバービュー ホテルクラウンプラザにおいて標記幹事会並 びに懇談会が開催されたので、以下の通り報 告する。

幹事会

幹事会は各団体の代表等19 名、懇談会には 各団体の役員等40 名が参加した。

幹事会においては、なごみ会の会長である本会宮城信雄会長から、各団体より多数のご 参加をいただいたことに対するお礼が述べら れると共に、県民生活の基盤である健康福祉 の向上のため、加盟各団体の英知を結集して 取り組むべく忌憚のないご意見を賜りたい旨 の挨拶があった。

その後、宮城会長の進行のもと、以下のとおり協議が行われた。

表1 平成24 年度沖縄県医療保健連合(なごみ会)役員名簿

表1

(1)役員の件

なごみ会の役員について、本会会則第6 条の 規定により会長は県医師会長とし、副会長は幹 事団体の長を充て、常任委員は各団体より推薦 するものを充てることになっていることから、 予め各団体よりご推薦いただいた常任委員を含 め、資料に示すとおり役員名簿を作成した旨報 告し、異議なく承認された。なお、任期は平成 25 年3 月31 日までとなっている。

(2)県民健康フェアの収支報告について

本会より、去る8 月19 日(日)に沖縄コン ベンションセンターにおいて当フェアを開催し たところ、2,000 名近くの県民の参加があった 旨報告を行った。開催にあたっては、各団体負 担金802,029 円、沖縄県保健医療福祉事業団補 助金3,000,000 円、をいただき、収入総額につ いては、3,802,029 円となった。支出総額につ いては、会場使用料、会場設営費、広告関係費、 その他雑費を併せ、3,759,594 円であった。収 支の差額については42,435 円の余剰がある旨 報告した。

(3)県民健康フェアについて

沖縄県薬剤師会より、去る8 月19 日に開催 したなごみ会主催県民健康フェアは、大変盛況 であったことから、来年度の開催について提案 があり、各団体の意見を伺った結果、来年度開 催に向け実行委員会を立ち上げ、検討していく ことに決定した。

なお、来年度の開催日程について第1 回の当 フェアは台風で延期になったことから、台風シ ーズンを外した10 月・11 月頃の開催も検討し た方がよいとのご意見があり、台風で開催でき なかった場合の当フェアの延期または中止の判 断も予め検討頂いた方がいいのではとのご意見 があった。

(4)ウォーキング大会への参加案内について

沖縄県看護協会より、来る11 月10 日浦添 市陸上競技場において、一般の方を対象に、こころ♡さわやかウォーキング〜ゆっくり・の んびり・チャーガンジュー〜をテーマにウォー キング大会を開催するにあたり、各団体へ参加 の呼びかけがあった。

(5)第14 回沖縄県理学療法学術大会開催の案 内について

沖縄県理学療法士協会より、来る11 月23 日沖縄市民会館において、標記大会を開催する にあたり、各団体へ参加の呼びかけがあった。

一般公開講座では、「甲子園 春夏連覇を支 えた理学療法士」をテーマに、小嶺衛氏より 興南高校野球部に理学療法士チームが帯同し てケアを行った等、理学療法士がアスリート たちに出来ることを紹介する内容である旨説 明があり、当講座へ是非参加いただきたいと の案内があった。

懇談会

宮城信雄会長

幹事会終了後、会場を 移し白鳳の間において懇 談会が開かれ、沖縄県医 療保健連合(なごみ会) の宮城信雄会長から「長 寿県と云われ続けた本県 であったが、肥満をは じめ生活習慣に起因する疾病の増加、早世等が 顕著となっており、県民の健康づくりが喫緊の 課題となっている。

年末には、5 年に一度の平均寿命全国順位が 発表されるが、長年一位の座を守り続けてきた 女性の地位も男性に続いて、ついに陥落すると 予測されており、本県の健康長寿のブランドは 正に危機的状況にある。

かかる状況に鑑み、県民一人一人が健康に対 する意識改革の動機づけとなるよう、去る8 月 19 日になごみ会主催による県民健康フェアを開 催している。今回の開催にあたっては、去年8 月の幹事会にて第2 回県民健康フェアを開催す ることが決定され、10 月には当フェア実行委員 会を立ち上げ、種々検討を重ねて頂いたところ、前回のフェアが大変好評であったことから、財 団法人沖縄県保健医療福祉事業団より連携事業 として共催として協力できるとの話を頂き、前 回と同規模のイベントとして開催することがで き無事成功裏に終えることができた。この場を お借りして皆様の御協力に感謝申し上げる。

当フェアは県民の健康づくり活動の推進にも 大いに寄与するものであり、今後も継続開催に ご協力いただくと共に、なごみ会全会員が一丸 となって、長寿県復活に向けご尽力賜るようお 願い申し上げる。

最後になるが、全団体が一堂に会するのは年 1 回であり、お互いの絆を深める良き交流の場と するためにも、是非とも忌憚のないご意見、ご 提言、ご要望をお願いしたい」との挨拶があった。

引き続いて、小生(玉城)から幹事会報告を行った。

沖縄県福祉保健部崎山部長

続いて、沖縄県福祉保健部崎山部長より「沖 縄県の保健医療福祉の 向上のためご尽力頂き 感謝申し上げる。沖縄 21 世紀ビジョン計画で は、沖縄県保健医療計画 の中で、健康長寿の継承を目標としており、お そらく12 月頃に都道府県別の平均寿命が公表されるが、順位を落とすのではないかと心配している。

是非とも皆様と一緒に健康長寿の維持のため取り組んでいきたいと思う。

今年は福祉保健部において、中間評価・見直 しを行う時期であり、沖縄県保健医療計画の見 直しの中で4 疾病5 事業と精神疾患の整備や在 宅医療の充実強化を目指している。是非ともご 協力ご支援よろしくお願い申し上げる。

終わりに、なごみ会の益々の発展とご出席の 皆様のご健勝ご活躍を祈念申し上げ挨拶とす る」との来賓祝辞が述べられた。

その後、沖縄県歯科医師会 比嘉良喬会長に よる乾杯の後、懇談に入り、終始和やかな内に 会を終えた。