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巳年にちなんで

田名  毅

首里城下町クリニック第一(那覇市医師会)  田名  毅

私は昭和40年の巳年生まれです。今年48 歳 になります。開業したのが36歳のときでした ので、クリニックは12年目を迎えたことになり ます。開業2年前に結婚し、翌年に愛娘を授かり、 そして開業、実家の立て直し、第二クリニック 増設と毎年のように大きなイベントがあり、瞬 く間に時間が過ぎていったのを覚えています。 その過程、そして現在まで、肥満をはじめとす る沖縄の健康問題にクリニックで取り組みなが ら、医師会活動(那覇市医師会、沖縄県医師会) に参加させてもらう機会をいただき、多くの貴 重な経験をしてきました。この場をおかりしま して、これまでご指導いただきました会員の先 生方に感謝の意を表したいと思います。

そして、48 歳になろうとしているいま、私 はどのような面構えになっているのかと鏡を 見てみますが、やや髪のボリュームが減り皺が 増えたことぐらいしか自分自身にはわかりませ ん。私自身頭の中では、日々自分のこれからの ことについて悩んでいます。今自分に出来るこ とは何か、すべきことは何か、常に考えていま す。私が考えていること、悩んでいることはす べて妻に話しています。話をしながら自分の考 えを確認しています。妻のハッと驚かされるよ うな切り返しを受けながら、バランスを失わな いように注意して行動、発言するようにしてい ます。この12年間、私が元気で、クリニック を運営できていることは妻のおかげと思い感謝 しております。

新しい年を迎え今考えてることは、これまで 学んできたことを土台として、私に廻ってきた 役割をしっかり果たしていくことではないかと 考えています。今までは若さゆえに足りない部 分を、多くの先輩諸氏に助けられ、ご指導いた だきながら、自分の任務に取り組んできました。 これからは先輩方が私に声をかけて下さったよ うに、私のひと回り下の世代の先生達にどのよう に関わっていくか、ではないかと思っています。 若い世代の先生達との接点を今の私の立場で考 えてみますと、琉球大学医学科同窓会(学生評 議員が多く参加)、琉大熱帯医学研究会、地域医 療実習のため当院を訪れる学生、初期臨床研修 医、琉球大学第三内科同門会、沖縄プライマリ・ ケア研究会、沖縄内科医会、そして那覇市医師 会、沖縄県医師会などがあります。まずはこれ らの関わりの中で後輩の先生達に信頼されるよ う接し、私が先輩方にご指導いただいてきた様 に、後輩の先生達と共に歩み、それぞれの組織 がしっかりと継続できるように取り組んでいき たいと思います。今後も気を引き締めて日々の 診療、対外活動に関わっていきたいと思います。 会員の先生方、今後とも宜しくお願い致します。