みはら整形外科耳鼻科 諸見里 浩
昨年、私は、卒後30 年目の高校同窓会幹事 をやることになり、自分もそんな歳になったん だと実感しました。自分の長女と同じ齢の頃の 集まりで、皆でバカな事ばかりやっていたのを 思い出し、何だかとても不思議な気持ちになりました。
私は今回、同窓会の案内状を連絡のほとんど がネットやメールのこのご時世に、あえてレト ロな手紙にしました。メールは早くて便利です が、何となく自分の気持ちが伝わらない気がし たからです。以下がその文面で、ビーチで拾っ てきたサンゴと綺麗な昼下がりの海の写真を同 封して送りました。
皆さんお元気ですか?
今年の同窓会の日程が決まりましたので、 お知らせします。
大震災や原発事故が起こり、今年の同窓会 は中止にしようかと思いました。
でも、こんな時だからこそ30 年ぶりに皆で 集まり、元気を確かめ、楽しくやりませんか!
一人でも多くの方の参加を願っています。 是非、ご参加ください。
初めは、幹事として、参加してくれる人数が 気になってしまいました。しかし、送られてく る出欠の連絡と共に書き込まれたコメントを読 んでいるうちに、30 年を経てもみんなが自分 のことを憶えていてくれた事への喜びや懐かし さ、そして一瞬にして当時の自分達へ戻れる同 級生の不思議な力を感じ、とても嬉しくなりま した。
同窓会幹事なんて、大変で面倒くさそうだな あ!こう、真っ先に思いました。しかし今は、 参加できない人の事情を含め、みんなの近況を 知る事ができ、加えて自分の存在を再確認でき たと今回の経験に感謝しています。
“30 年後の幹事も頑張ります!”