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循環器科会

安里浩亮

会長 安里 浩亮

昭和52 年に沖縄ハートとして、循環器内科、 循環器外科、循環器小児科が一堂に会した勉強 会として発会した。会長は琉球大学の第二外科 前教授の古謝景春先生がこの会を引っ張ってこ られた。第1 回の沖縄ハートは10 数名の出席 者でシャウカステンを囲んで、こぢんまりと始 まった。名付け親は琉球大学地域医療部前教授 の鈴木信先生である。

New York Heart, Philadelphia heart に続い て3 番目の沖縄ハートができたと鈴木先生が言 われていたのを思い出す。

2 ケ月に1 度開催される。通常は症例検討会 が開催されるが、1 月には持ち回りで内科、外 科、小児科の特別講演を本土から講師を招いて 開催している。平成23 年までに32 名をお招き し、貴重なご講演をいただいております。

また、沖縄ハートジャーナルを年1 回発行し ている。編集をなさった鈴木信先生から小生が 引き継いでいる。発足後14 年目(平成6 年) には100 回記念大会を開催し、活発な討論がな されました。

平成9 年には会則をつくり、みなし法人とし て再スタートした。沖縄県における循環器全般 の学問的対話の場とし、臨床及び基礎の諸問題 を検討することを再確認した。

昨年9 月には200 回記念大会を開催した。 「この症例をどうするか」と題して時間を大幅 にオーバーしたが、活発な議論がなされた。

本会は発足当時から沖縄県医師会から多大な ご支援を頂いており、歴代の医師会長を始め、 理事、会員、事務の方々に厚く御礼を申し上げ ます。

なお、この会のスポンサーとして、前チバ・ ガイギー現ノバルティス・ファーマ様には35 年間にわたり行き届いたご支援と共催を頂き感 謝いたしております。

以上、循環器科会は内科・外科・小児科の合 同の勉強会であり、沖縄県の循環器の領域で多 大な貢献を目指して頑張っています。