副会長 玉城 信光
東日本大震災医療救護班の同士が集いまし た。7 月2 日にハーバービューホテルで報告会 がもたれました。宮古からも伊江島からも同士 が集いました。懐かしい顔を見つけ、笑顔に満 ちた報告会ができました。
3 月11 日の東日本大震災の発生後、沖縄県 医師会は医療救護班の派遣を決め3 月15 日に 第1 陣を送り出しました。その後第15 陣まで 延べ派遣人数79 人、派遣期間79 日に渡り岩手 県大槌町の城山体育館で支援活動を継続してき ましたが、5 月31 日をもって現地の医療活動が 再開されたことを確認し終了しました。
報告会では、医療救護班に協力して頂いた皆 様に宮城会長より感謝状が贈呈され、皆様を代 表して伊江村立診療所の阿部好弘先生に感謝状 を受け取っていただきました。
その後、各陣の代表が報告を行ったのです が、第1 陣の雪の中、瓦礫の中、寒さに凍える ような大槌の町から始まり、5 月つつじの花が 咲き避難所生活が安定し、医療班が遠野市のホ テルに泊まれるようになるまでの変化が報告さ れました。また各班が撮影したスライドの中に は瓦礫の処理が進み、仮設の役場ができ、少し ずつではあるが前に向いて歩んでいる様子が分かりました。
東日本大震災にかかる沖縄県医師会医療支援活動終了報告会
会 期:平成23 年7 月2 日 18:00〜20:10
会 場:沖縄ハーバービューホテル(2 階彩海の間)司会 稲田隆司(沖縄県医師会常任理事)
1.挨拶 宮城 信雄 沖縄県医師会長 18:00〜18:05
2.来賓挨拶 宮里 達也 沖縄県福祉保健部長 18:05〜18:10
3.感謝状贈呈 18:10〜18:15
4.経過報告 玉城 信光 沖縄県医師会副会長 18:15〜18:20
5.医療救護班報告 (発表4 分、質疑応答セッション毎10分) 18:20〜20:04セッション1. 【出発〜活動初期】
座長 真栄田篤彦沖縄県医師会常任理事 18:20〜18:46
- 第1陣 近藤 豊(琉球大学救急医学講座)
- 第2陣 打出 啓二(下地診療所)
- 第3陣 仲地 ますみ(ハートライフ病院)
- 第4陣 山代 寛(沖縄大学)
セッション2. 【活動中期】
座長 安里哲好沖縄県医師会常任理事 18:46〜19:12
- 第5陣 高江洲 秀樹(豊見城中央病院)
- 第6陣 高江洲 信孝(北部病院)
- 第7陣 津嘉山 晃(名嘉村クリニック)
- 第8陣 澤岻 美智子(おやかわクリニック)
セッション3. 【活動後期】
座長 大山朝賢沖縄県医師会常任理事 19:12〜19:38
- 第 9陣 田名 毅(首里城下町クリニック)
- 第10陣 久高 学(Dr. 久高のマンマ家クリニック)
- 第11陣 鈴木 多恵子(ちゅうざん病院)
- 縮小・終了調整班 出口 宝(名桜大学)
セッション4. 【縮小〜終了】
座長 照屋勉沖縄県医師会理事 19:38〜20:04
- 第12陣 栗山 登至(琉球大学医学部附属病院)
- 第13陣 金城 聡彦(かじまやークリニック)
- 第14陣 国吉 史雄(ハートライフ病院)
- 第15陣 玉井 修(曙クリニック)
6.総括 久木田一朗(琉球大学医学部附属病院救急部)20:04〜20:09
7.閉会 20:09〜20:10
8.懇親会 20:15〜21:45
沖縄県医師会の医療救護班は撤退しました が、そこで培われた絆、救護班の絆、医師会の 絆、そして何よりも大槌、釜石の方々と私たち の絆が強く結ばれたことが確認できました。大 槌や釜石から寄せられた多くのメッセージに感 謝の言葉が述べられていました。
報告会の後に大槌町の道又先生から送って頂 いたおいしい岩手のお酒をごちそうになりなが ら、楽しい懇親会が始まりました。各班同士は 一緒に仕事をすることはなかったのですが、旧 知の仲のように親しく絆が結ばれているのがわ かりました。お酒の回りとおいしいごちそうに 時間を忘れるほどでした。
名残惜しいのですが、懇親会の終了の挨拶と ともに各同士達は2 次会へと流れていきました。
医師会の役員としてこのような大きな事業に タッチし事故もなく無事に終了することができ たことを大変うれしく思っています。派遣され た方々の力もさることながら、沖縄で皆の派遣 を支えてくれた事務局の奮闘ぶりを忘れてはい けません。新しい上原事務局長のもと事務局全 員が一致協力することでできた大事業でした。 医師会の会員の皆様には一皮むけた県医師会事 務局スタッフが皆様のために活躍してくれるで あろうことを期待していてください。
第11 陣メンバー
第3 陣メンバーを囲んで
大槌町城山体育館避難所から届いたメッセージをバックに
第9 ・10 陣メンバー