広報委員 白井 和美
梅雨も明け、抜けるような青空に、早夏の日 差しが眩しく照りつける6 月12 日(日)、第 112 回沖縄県医師会医学会総会が開催された。 当日は、朝8 時頃県医師会館に到着したが、す でに駐車場は8 割がた埋まっており早くも盛会 が予想できた。医師会館に入ると、ホール正面 には、東日本大震災の県医師会医療班への感謝 メッセージが書かれた大きな寄せ書きが目に飛 び込んできた。被災された方々の1 日も早い復 旧・復興を願ってやまない。正面受付は大勢の 来場者で混雑していた。その横には来春完成予 定のおきなわクリニカルシミュレーションセン ターのデモビデオが流されており、その美しい 映像に思わず見とれてしまった。
さて、昨年12 月に開催された第111 回医学 会総会から日曜日1 日での開催となり、このと ころ学会運営に創意工夫が見られるが、今回も 更なる改良が加えられていた。総会日程表をご 覧頂くとお解かりの様に今回の日程には一切重 複が見られない。特別講演、ミニレクチャー と、分科会長会議・一般演題に重複が無いた め、誰もが貴重な講演を聞き逃すことなく大変 スマートな学会運営であった。このため、医学 会長挨拶、会頭挨拶は若干早めに始まったが、 これを実現されるためご苦労されたプログラム 編成委員会委員を始め関係各位のご努力には頭 が下がる想いであった。当日、関係された先生 にお話を伺うと、「まだまだ変化の途中でこれ からもより良い学会運営のための更なる飛躍に ご期待ください。」との力強いお答えを頂いた。
総会は、須加原一博医学会副会長の司会で始 まった。医学会長挨拶では、次回の医学会総会 から研修医を対象とした、沖縄医学会賞(仮 称)の創設を検討中であることや、各分科会を紹介する施策として県医師会報に紹介文を掲載 予定であるなど意欲的な取り組みの紹介があっ た。会頭挨拶では、画像診断を中心とした医学 の進歩の中で、おざなりにされて来た感のある 患者さんとのcommunication の重要性を今一 度認識する機会として本日の特別講演を企画さ れたとの説明があった。医療訴訟が急激に増加 しつつある昨今の情勢に対し、時宜を得た企画 を頂いた会頭に心から感謝したいと思った。
挨拶の後は、各会場に分かれ一般演題の発 表・討論が行われた。事務局の隅々まで行き届 いた配慮の元、滞りなく議事は進行して行く。 が、想定外の事態というものは起きるわけで、 今回は発表者が使う指示棒が不足し、一時はど うなる事かと気をもんだが、直に予備の指示棒 が調達され事無きを得た。裏方の苦労の一端が 伺える貴重な経験であった。
1 時間の一般講演の後、特別講演が行われ た。3 階のホールは、人で埋め尽くされ、特別 講演への熱い期待が感じられた。座長は、今回 は沖縄プライマリ・ケア学会代表世話人の、稲 福全三先生が務められた。稲福先生は演者の永 井友二郎先生とは御昵懇の間柄で、今回の講演 実現のためにわざわざ東京まで出かけ、永井先 生に強力に働きかけて下さったという。熱い心 をお持ちの先輩方に深く感謝申し上げたい。さ て、永井友二郎先生の特別講演「人間的な良い 医療を目指して−プライマリ・ケアこそ医学の 本道−」は、太平洋戦争中の先生の貴重なご経 験の紹介に始まった。臨床経験を重ねながら、 「医療は病人のため、病人中心でなければなら ない」と確信され、実地医家のための会、日本 プライマリ・ケア学会、日本プライマリ・ケア 連合学会と、着実な成果を上げられ、更に医学 会の中心にプライマリ・ケア連合学会が存在す るという理想の実現に今も努力されている先生 の熱意に終始圧倒された。92 歳とは思えぬ先 生の力強いお声、お姿は、サクセスフル・エイ ジングのお手本であり、ますますのご活躍が期 待できると感じさせた。
ミニレクチャーが始まる前に、来春完成予定 のおきなわクリニカルシミュレーションセンタ ーに関するプロジェクトの進行状況の報告が、 琉球大学地域医療教育開発講座阿部幸恵准教 授より行われた。「All 沖縄」を目指し、全ての 医療人が利用できる教育施設として多彩なプロ グラムを用意して着々と準備が進められている という。展示ブースには、最新のシミュレーシ ョン機器が展示され、心肺蘇生のモデル人形し か知らない著者には隔世の感があり、センター への期待感がいやがうえにも膨らんだ。
ミニレクチャー2 題は、どちらも実地医家の 関心事が取り上げられた。タイムリーな演題を 両演者とも大変わかりやすく講演され、フロア からも活発な質疑応答が行われた(詳細は割愛 する)。この後再び一般講演が行われ、最後に 分科会長会議が開かれ全ての日程が終了した。
大変充実した内容の学会であり、タイトな時 間割の中、司会の須加原先生のスムースな進行 が目を引いたが、各セクション間の移行が10 分というのは少し慌しく感じた。医学会総会の 今後の更なる進歩を期待したい。
※永井友二郎先生の特別講演の内容について は、本会会報10 月号へ掲載致します。
第112 回沖縄県医師会医学会総会日程
会 期:平成23 年6 月12 日(日)
会 場:沖縄県医師会館1 08:00〜08:30 ポスター掲示、準備、閲覧
2 08:30〜08:40 医学会長挨拶・会頭挨拶
3 08:50〜09:50 一般講演1) 発表・討論
4 10:00〜11:00 特別講演「人間的な良い医療を目指して
−プライマリ・ケアこそ医学の本道−」
永井医院 院長 永井 友二郎5 11:10 〜 12:10 ミニレクチャー(ランチョンセミナー)
1)「心房細動に対するカテーテルアブレーション
−どのような心房細動症例がアブレーションの適応か−」
翔南病院循環器内科部長 大城 力
2)「緑内障の疫学と他科処方における留意点」
琉球大学医学部附属病院眼科講師 酒井 寛6 12:20〜13:30 一般講演2) 発表・討論
7 13:40〜14:20 分科会長会議
第112 回沖縄県医師会医学会総会会頭
平安山 英達
名嘉村博医学会長から会頭の依頼があり、本 日の第112 回沖縄県医師会医学会総会の会頭挨 拶を申し上げることになりました。誠に恐縮で 身に余る光栄でございます。
ご存知のとおり、3 月11 日、東日本で未曾 有の、甚大な被害をもたらした大震災、大津 波、それに続く原発事故と、かつて日本が経験 したことのない災害がおこりました。多くの尊 い命が失われ、まことに残念無念、言葉もな く、ただただ涙の連日でございます。
震災により不幸にも亡くなられた方のご冥福 を謹んでお祈り申し上げるとともに、被災され た方々に心よりお見舞い申し上げます。
震災後、被災地へは、国内はもとより、130 を超える国・地域より多くの温かい人々の物 的、精神的支援がありました。地域復興に向け た医療支援も本格化してくる中、県医師会もこ れまで多数の医療STAFF を派遣されておりま すが、三ヶ月たった今日、まだ復旧復興は緒に 就いたばかりです。
各地で予定されていた多くの文化、学術、ス ポーツ等のイベントが自粛する動きが広がって います。行き過ぎた自粛は、国民の消費活動が 停滞し、日本経済や被災地の復興にもマイナス になりかねないという主催者のご意向もあり、 今回の開催に至ったと理解しております。
多くの尊い命を奪い、甚大な災害をもたらし た東日本大震災からの復興は長期を要する様相 になってきましたが、被災された方たちが、ご く当たり前の日常生活を取り戻す日々が1 日も 早く来ることをお祈り致します。
さて、本会の開催も112 回を数えることにな りました。私が初めて参加したのは1969 年ご ろだったと思います。当時は原稿を書き、写真 にとって、スライドを作るのに一苦労でした。 発表はプロジェクターにスライドを入れて一枚 一枚投影していました。あれから40 年余、パ ソコンを駆使しての現在のスライドは、発表者 の意図する情報データを緻密でありながらも鮮 明でわかりやすく迅速に伝達可能なものにして います。
パソコンに未熟なわれわれの時代は過ぎた感 があります。
この40 年間、医療も大きな変化を遂げまし た。特に超音波エコー、CT、MRI による診断 技術の進歩は目を見張るものがあり、隔世の感 があります。当時は診断に難渋していた疾患 が、いとも簡単に、しかも非侵襲的に診断がつ くようになりました。非常にありがたいことで す。治療の面でも、分子、遺伝子を標的にした 治療が始まっています。
他方、診断技術、治療の発展のかげで失われ たものもあるような気がします。それは、患者 や家族との人間関係が希薄化したことではない でしょうか。
かつては、病歴や理学的所見を駆使しない と、診断できなかった疾病が、画像診断の発達 で簡単に診断できるようになり、言葉による communication や、触診による非言動的communication が薄くなってきているように思えて なりません。いくら医学が進歩しても、臨床医 の基本たるものは、懇切丁寧に問診をとり、診 察する姿勢であると信じています。それが患者 とのcommunication をより良くし、好ましい Doctor-patient relationship の構築に不可欠 の要素であると思います。これは今も昔も変わりないと思っています。
今後も医学の進歩は止まる事はないし、医者 と患者間にある目に見えない垣根は高くなるば かりであろう。如何にそれと対峙して解決して いくかは、医療の最前線である臨床医の原点に 立ち返るしかないと思われます。
40 年余にわたっての臨床医として勤務し、 若い医者の研修に携わってきた者の率直な感想 をのべてきましたが、これからの自分を律する 意味をこめての自戒の念でもあります。
今日は、特別講演として【人間的な良い医療 を目指して−プライマリ・ケアこそ医学の本 道−】と題しまして、永井友二郎先生の貴重な ご講演を拝聴することができますことはこの上 ない喜びであります。私たち会員にも多くの示 唆に富んだお話が聞けるものと喜んでいます。
また、演題を発表される先生方の実践の成果 を発表、討議することにより、ご出席の皆様に はさらなる知識と技術の研鑽を深められ、臨床 の現場でご活用くださいますようお願い申し上 げます。
最後に、本会の発展にご尽力くださいました、 多くの諸先輩方、先生方に衷心より敬意を表す るとともに、医学会の開催に大変ご苦労くださ いました医師会関係者の皆さんにも心から感謝 を申し上げ私の挨拶とさせていただきます。
翔南病院循環器内科部長 大城 力
心房細動は我々臨床家が日常もっとも遭遇す る機会の多い不整脈である。心房細動になると 心房は単に痙攣状態となり、収縮機能がなくな るため25 %心拍出量が低下する。さらに、頻 脈や全く不規則な心室拍動により心不全の原因 となる。また心房収縮の欠如により心房内で血 栓が形成され重篤な脳血栓塞栓症の原因とな る。これまでは根治が困難な不整脈と思われ薬 物療法が一般的であった。薬物療法は、抗血栓 療法、発作回数を少なくするための抗不整脈療法と発作時の心拍数を抑えるレートコントロー ルが行われてきた。しかし、心房細動は進行性 の疾患であり、薬物療法ではその進行を抑制す ることは出来ず、常に脳梗塞や心不全のリスク と隣り合わせである。ところが心臓電気整理検 査の目覚ましい発展により、カテーテルアブレ ーションで高い根治率が得られるようになっ た。発作性心房細動の約90 %が根治可能とな った。現在の心房細動に対するガイドラインで は、自覚症状が強く、薬剤抵抗性の発作性心房 細動がクラスII の適応となっている。しかし、 自覚症状がなくとも脳梗塞の原因となりえ、進 行性疾患であるが故、いずれ薬物も無効となり 年間5.5 %で発作性心房細動は慢性化する。し たがって、アブレーションは心房細動歴ができ るだけ短い心筋の変性が少ないうちに行ったほ うが望ましいと考える。心房細動と一生付き合 っていくか、あるいは根治させるかは大きな違 いである。そこで現段階でどのような症例がア ブレーションの良い適応か当院での知見を報告 する。
琉球大学医学部附属病院眼科講師 酒井 寛
緑内障は本邦における失明原因の第一位であ り、疫学的に重要な疾患である。日本における 緑内障疫学調査としては、多治見市で行われた 多治見スタディと、それと同じプロトコールを 用いて本県久米島町で行われた久米島スタディ がある。以前から沖縄県においては患者数が多 いことが知られていたが、やはり沖縄県におけ る閉塞隅角緑内障の有病率が高いこと、失明原 因としても重要であることがが示された。閉塞 隅角緑内障は自然または薬物による散瞳が急性型の発症の引き金となることが知られている。 抗コリン作用のある多くの薬物の禁忌、注意に 緑内障が含まれる理由である。眼科において高 周波超音波検査、隅角鏡検査などの精密検査を 行うことが確実であるが、霧視、眼痛、頭痛、 嘔吐等の急性症状をあらかじめ患者に説明する こと、遠視、高齢、女性などの疫学的バックグ ラウンドを知っておくことも有用である。逆 に、特に小児に対するステロイド投与は自覚症 状なく著しい眼圧上昇と不可逆的な視力低下の 原因ともなる。この症状の有無は、眼圧上昇が 急性であるか亜急性または慢性であるかの違い により生じる。
講演項目はおおよそ以下の通りである。
1.緑内障の疫学(世界、日本、沖縄)
2.緑内障の分類と解剖学的特徴
3.抗コリン作用薬剤による閉塞隅角緑内障の誘発
ステロイド投与による眼圧上昇の特徴
1.白血病治療中に併発した肺アスペルギルス症の1 切除例
琉球大学大学院 胸部心臓血管外科学講座 古堅 智則
2.気管気管支、静脈還流異常を伴う症例に対し胸腔鏡下手術を施行した2 例
中頭病院 外科 嘉数 修
3.他疾患治療中に発見された縦隔原発静脈性血管腫の1 例
中頭病院 外科 矢田 圭吾
4.導入化学療法にて完全切除し得た進行胸腺癌(正岡III 期)の1 例
国立病院機構 沖縄病院 外科 饒平名 知史
5.酸化セルロースによる被覆後に気胸を再発した2 例
中頭病院 外科 小渡 稚子
6.横隔膜腫瘍との鑑別を要したsolitary fibrous tumorの1 切除例
中頭病院 外科 日高 竜太
7.単孔式内視鏡下手術を施行した呼吸器外科手術症例の検討
中頭病院 外科 大田 守雄
8.当院で行っているシリコンインプラントによる乳房再建(その2)皮膚拡張器挿入の注意点
クリニカいなみ 伊波 博雄
9.脱毛レーザー後、埋没毛と似た症状を呈した色素斑
当山美容形成外科 當山 護
10.下腹部正中切開術後の患者における、腹部皮弁による乳房再建について
県立南部医療センター・こども医療センター形成外科 東恩納 邦子
11.小児85 % 3 度熱傷症例における、自家培養表皮(ジェイス®)の使用経験
県立南部医療センター・こども医療センター形成外科 西関 修
12.上腕骨近位骨端線離開(little leaguer`s shoulder)の治療経験
与那原中央病院 大城 朋之
13.スポーツ選手における肩Bennett 病変
与那原中央病院 高江洲 美香
14.スポーツ選手における肩関節脱臼に対する治療
はえばる北クリニック 安里 英樹
15.第5/6 頸椎片側椎間関節脱臼と第6 頸椎椎弓骨折を合併した1 例
南部徳洲会病院 整形外科 宮崎 洋介
16.特発性脊髄硬膜外血腫症例の臨床的検討
沖縄協同病院 津田 智弘
17.バルーン椎体形成術
大浜第一病院 整形外科 宮里 剛成
18.診断に苦慮した肺塊状陰影の1 例
浦添総合病院呼吸器センター 前住 忠秀
19.当院で経験したデング熱の一例
ハートライフ病院 新垣 珠代
20.前立腺癌に対するMaximum Androgen Blockade 療法施行中に発症した間質性肺炎の一剖検例
中頭病院 病理科 青山 肇
21.喀血で来院した気管原発のcapillary hemangiomaの1 例
豊見城中央病院 小林 剛大
22.劇症型A 群連鎖球菌性肺炎で死に至った一例
豊見城中央病院 内科 高橋 伸幸
23.Klebsiella 菌による敗血症性肺塞栓と腎膿瘍を合併した一例
豊見城中央病院 新垣 桂
24.ステロイド減量中に再発を繰り返した特発性器質化肺炎の1 例
中頭病院 名嘉村 敬
25.アミオダロンが原因薬剤と考えられる薬剤性間質性肺炎の一例
中頭病院 小倉 加奈子
26.胸水貯留をきたしたIgG4 関連疾患の1 例
国立病院機構沖縄病院 呼吸器内科 那覇 唯
27.当院における結核性リンパ節炎症例の検討
国立病院機構沖縄病院 原 真紀子
28.肺扁平上皮癌の治療中に悪性線維性組織球腫を合併した1 例
那覇市立病院 上間 貴仁
29.Phase-contrast MRI による肺血流評価と肺動脈圧の関連性
琉球大学医学部 放射線科 土屋 奈々絵
30.中年女性に発症したA 群溶連菌による急性腹膜炎の一例
豊見城中央病院 腎臓膠原病内科 村山 知生
31.当院で経験したデング熱の一例
沖縄赤十字病院 内科 儀間 清悟
32.多剤耐性肺炎球菌による髄膜炎の1 症例
中頭病院 内科 河野 圭
33.神経梅毒の再燃に対し、再度PCG 大量療法を実施した1 例
浦添総合病院 総合内科 橋本 成司
34.インフルエンザ桿菌による血栓性内頚静脈炎の1 例
中頭病院 内科 仲村 尚司
35.早期診断し、長期間の集中治療管理を必要とした破傷風の一例
中頭病院 岩田 はるか
36.腹腔鏡下胃全摘後のPetersen's defect に生じた内ヘルニアに対し腹腔鏡下に整復しえた1 例
中頭病院 外科 卸川 智文
37.胃軸捻転症を伴い、胃前庭部がかんとんした食道裂孔ヘルニアの1 例
大浜第一病院 外科 高江洲 享
38.術前診断の可能であった左傍十二指腸ヘルニアの一例
県立中部病院 外科 菊川 元博
39.CT 検査にて早期診断に至った子宮広間膜ヘルニアの1 症例
那覇市立病院 外科 林 裕樹
40.緊急開腹手術となった出血性胆嚢炎の一例
豊見城中央病院外科 島袋 伸洋
41.胆石イレウスの2 例
那覇市立病院 外科 知花 朝史
42.コイル塞栓術が有用であった胃大網動脈瘤破裂の一例
県立中部病院 伊志嶺 徹
43.特発性気腹症の一例
豊見城中央病院 外科 大宜見 由奈
44.膵混合型IPMN に対して腹腔鏡補助下脾温存膵全摘術を施行した1 症例
琉球大学大学院医学研究科消化器・腫瘍外科学講座 赤松 道成
45.追加切除を行った腹腔鏡下直腸切除2 症例の検討
沖縄赤十字病院 外科 安藤 美月
46.腹腔鏡下嚢胞開窓術および大網被覆術を施行した巨大肝嚢胞の1 例
県立中部病院 外科 井上 学
47.腹腔鏡下リンパ節生検が有用であった悪性リンパ腫の2 症例
与那原中央病院 外科 平良 一雄
48.家族集積性を認めた異時性重複癌の1 例
那覇市立病院 上江洌 一平
49.直腸内分泌細胞癌に対しCDDP+etoposide 併用療法が奏効した一例
県立八重山病院 外科 神田 幸洋
50.治療に難渋した胃全摘術後重症逆流性食道炎の1 例
県立中部病院 外科 村上 隆啓
51.成人腸重積症の2 例(大人は子供とは違う)
県立中部病院 外科 別城 悠樹
52.当院における閉経前ホルモン受容体陽性乳癌における術後内分泌療法の検討
那覇西クリニック 上原 協
53.乳癌に対するラジオ波焼灼術の成績
那覇西クリニック まかび 玉城 信光
54.当院におけるバセドウ病に対するヨード内用療法の効果と安全性の検討
那覇市立病院外科 玉城 昭彦
55.新生児下咽頭梨状窩瘻孔の1 例
県立中部病院 外科 島垣 智成
56.非外傷性腹壁血腫の2 例
中頭病院 外科 間山 泰晃
57.当院で経験した鼠径ヘルニア再発例3 例
豊見城中央病院 外科 仲地 厚
58.尿路結石様症状で来院した後腹膜神経鞘腫の一例
県立中部病院 外科 藤居 勇貴
59.粗大結節肝を呈した原因不明の重症急性肝炎の1 例
ハートライフ病院 富里 孔太
60.超高齢者の慢性C 型肝炎患者(2b 型高ウイルス量)に対しペグインターフェロンα 2a 単独投与が著効した1 例
大浜第一病院 消化器内科 山城 惟欣
61.EUS ガイド下嚢胞ドレナージ術が奏功した膵仮性嚢胞の4 症例
県立中部病院 消化器内科 吉田 幸生
62.膵癌十二指腸ステント留置後、ステントエッジにより潰瘍形成されたが、ステントを湾曲させ穿孔を回避しえた一例
県立中部病院 消化器内科 久保田 富秋
63.胃悪性狭窄に対するステント治療の検討
浦添総合病院消化器病センター 内科 仲村 将泉
64.小腸内視鏡にて整復しえた小腸捻転の一例
県立中部病院 消化器内科 松本 理沙
65.気管支拡張症を伴う非結核性抗酸菌症に生じた難治性下痢の1 症例
国立病院機構沖縄病院 消化器内科 樋口 大介
66.門脈血栓症にK.pneumoniae 敗血症を合併した一例
沖縄協同病院 高嶺 光
67.子宮鏡により診断に至った早期子宮体癌の一例
豊見城中央病院 産婦人科 濱川 伯楽
68.卵巣腫瘍との鑑別を要した小腸由来のGastrointestinal Stromal Tumor(GIST)の二例
琉球大学医学部附属病院 産婦人科 金城 淑乃
69.骨盤臓器脱に対するTVM(Tension-free Vaginal Mesh)手術の合併症の検討
沖縄協同病院 泌尿器科 嘉手川 豪心
70.当科における臍帯脱出症例の検討
県立中部病院総合周産期母子医療センター 産科 諸井 明仁
71.妊娠22 週で発症したHELLP 症候群の1 例
県立南部医療センター・こども医療センター 産婦人科 大原 康弘
72.当院で経験した子癇症例の検討
県立中部病院総合周産期母子医療センター 産科 高江洲 庸子
73.沖縄宮古島地区「子どもの健康と環境に関する全国調査」の進捗状況
琉球大学医学部産婦人科 佐久本 薫
74.当施設におけるClinical physiology of vital signs Simulation の実績
大浜第一病院 救急総合診療科 入江 聰五郎
75.脳卒中再発予防と地域連携に関するアンケート−県内かかりつけ医からの集計−
琉球大学医学研究科循環器・腎臓・神経内科学 伊佐 勝憲
76.未成年禁煙治療の現況
沖縄大学 山代 寛
77.双極性障害の抑うつに認知行動療法を行い再入院を回避した1 例意欲の図式化の試み
博愛病院 仲里 淳
78.当院で経験したEBV 抗体陰性のEB ウィルス関連血球貪食症候群の報告
豊見城中央病院 腎・リウマチ膠原病内科 西平 守邦
79.抗生剤使用後に発症した後天性血友病(複数凝固因子インヒビター高値)の1 例
沖縄協同病院 内科 澤紙 秀太
80.寒冷凝集素症の一例
沖縄赤十字病院 血液内科 中里 哲郎
81.ラスブリカーゼにより救命できた悪性リンパ腫に合併した腫瘍崩壊症候群の1 例
琉球大学卒後臨床研修センター 大山 泰司
82.骨粗鬆症による胸背部痛を主訴に受診し、Cushing症候群と診断された一例
県立南部医療センター・こども医療センター 外間 亮
83.意識障害と後頚部痛にて受診したCushing 病の一例
県立南部医療センター・こども医療センター内科 窪田 圭志
84.当初抑うつ症と診断されていた多腺性自己免疫症候群2 型(Schmidt 症候群)の一例
琉球大学医学部附属病院(第二内科) 砂川 澄人
85.シタグリプチンの使用経験: 6 ヶ月以上治療継続例における検討
かつれん内科クリニック 勝連 英雄
86.OKINAWA study <経口吸着炭素製剤(クレメジン)の2 型糖尿病性腎症早期腎不全に対する有効性についての研究>
名嘉村クリニック糖尿病甲状腺センター 幸喜 毅
87.当センターにおける初期研修医向け短期研修プログラムの有効性
大浜第一病院 糖尿病センター 谷川 幸洋
88.腎出血を契機にChurg-Strauss 症候群と診断された1 例
豊見城中央病院 腎臓内科 矢萩 浩一
89.全身性エリテマトーデス(SLE)に合併した線維筋痛症(FM)
おおうらクリニック 大浦 孝
90.不明熱と両側乳房の皮疹で発症した結節性多発動脈炎の一例
那覇市立病院 喜瀬 高庸
91.高カルシウム血症を機に発見されたサルコイドーシスの1 例
那覇市立病院 仲宗根 尚子
92.LOH 症候群に対するホルモン補充療法の経験
沖縄赤十字病院 泌尿器科 外間 実裕
93.腎血管筋脂肪腫の自然破裂に対して選択的動脈塞栓術を施行した1 例
県立中部病院 國崎 正造
94.気腫性腎盂腎炎の1 例
南部徳洲会病院 泌尿器科 仲宗根 啓
95.当院における腹水濾過濃縮再静注法の検討
沖縄赤十字病院外科 豊見山 健
96.ARDS 発症後、好酸菌増多症を来たし、呼吸器症状・心不全症状を繰り返した透析患者の症例
沖縄協同病院 内科・血液浄化 柏木 宏幸
97.診断に苦慮したMPGN の一例
豊見城中央病院 腎臓・リウマチ膠原病内科 永山 聖光
98.左内胸動脈(LITA)−左前下行枝(LAD)バイパス術後25 年後造影症例の検討
沖縄協同病院 心血管センター外科内科 當山 眞人
99.OPCAB とOn-pump beating CABG の比較検討
南部徳洲会病院 上江洲 徹
100.rt-PA 投与後緊急手術を施行した急性期脳梗塞を合併した急性大動脈解離症例
琉球大学 胸部心臓血管外科 神谷 知里
101.Bartonella henselae 感染性心内膜炎の一例
県立中部病院 心臓血管外科 谷口 直樹
102.嗄声にて発見された嚢状弓部大動脈瘤の1 手術例
牧港中央病院 心臓血管外科 達 和人
103.腹部大動脈瘤血栓閉塞症の1 手術例
琉球大学大学院医学研究科 胸部心臓血管外科学講座 新垣 涼子
104.3 度の大動脈瘤手術を要した1 例
南部徳洲会病院 心臓血管外科 樋口 さやか
105.2 度目の人工血管破綻をきたした大動脈炎症候群に伴う、非吻合部仮性動脈瘤に対するEVAR の1 例
琉球大学大学院医学研究科 胸部心臓血管外科学講座 戸塚 祐一
106.冠動脈ハイリスク症例における心血管代謝因子の管理状況
豊見城中央病院 嘉数 真教
107.造影CT により急性冠症候群と大動脈解離の鑑別が有効であった症例
豊見城中央病院 仲松 元二郎
108.当院の冠動脈CT における偽陽性例の検討
大浜第一病院 放射線科 新里 仁哲
109.僧帽弁の感染性心内膜炎から多発関節炎、脳塞栓を発症した一例
豊見城中央病院 林 健太郎
110.心筋梗塞を疑わせる心電図変化を呈した急性心筋炎の一例
那覇市立病院 川畑 有香
111.完全房室ブロックを起こした急性心筋炎の1 例
豊見城中央病院 循環器内科 日高 幸宏
112.慢性好酸球性肺炎の経過中に好酸球性心筋心膜炎を発症した一例
ハートライフ病院 下浦 広之
113.wide QRS tachycardia の初期診療におけるpitfall:硫酸マグネシウム投与により心室細動が誘発された一例
大浜第一病院循環器科 前田 武俊
114.当科における右室・左室流出路における高周波カテーテルアブレーション
豊見城中央病院 大庭 景介
115.心房細動のカテーテルアブレーションにおけるNavX システムの有用性
豊見城中央病院 内科 前田 峰孝
116.インスリン過分泌を伴わない低血糖発作を呈した巨大肝細胞癌の1 例
浦添総合病院 研修医 鈴木 志穂
117.肝内結石に合併した胆管細胞癌の1 例
沖縄県立中部病院 外科 田邊 太郎
118.切除不能悪性下部胆管狭窄に対しEUS-CDS にて減黄処置した1 例
沖縄県立中部病院 山田 航希
119.当院における腹腔鏡下肝切除術
中頭病院外科 砂川 宏樹
120.腹膜悪性中皮腫の強い腹痛に対し使用したフェンタニル注に耐性を示した1 例
浦添総合病院 新里 誠一郎
121.あなたの施設のがん患者の痛みは本当にとれているか?: Quality Indicator としての沖縄県内がん診療病院での疼痛除去率調査の始まり
南部病院 笹良 剛史
122.名嘉村クリニックの在宅医療における看取りの現状とその問題点について
名嘉村クリニック 在宅ケアセンター 大浜 篤
123.当院におけるgerminoma の治療戦略
琉球大学医学部附属病院 脳神経外科 長嶺 英樹
124.脳幹部病腫瘍の臨床的診断
琉球大学医学部 脳神経外科 外間 洋平
125.パーキンソン病にDBS 手術が有効であった症例の報告
沖縄セントラル病院脳神経外科 宮城 航一
126.脳腫瘍摘出術の術前検討において3 次元画像解析システムが有効であった一例
琉球大学医学部脳神経外科 宮城 智央
127.Vogt-小柳-原田病の1 例
沖縄赤十字病院 神経内科 嘉手川 淳
128.道順障害を生じた脳出血の一例
豊見城中央病院 神経内科 小居 浩之
129.脳底動脈閉塞症の臨床検討
県立南部医療センター・こども医療センター神経内科 神里 尚美