理事 村山 貞之
(琉球大学医学部附属病院長)
このたび、沖縄県医師会の理事を拝命いたし ました村山貞之と申します。須加原現琉球大学 医学部長の後を受けて琉大病院長に就任しまし た関係上、理事を仰せつかることになりました。
琉球大学に赴任しまして12 年になります。 県医師会のお仕事で、まず驚いたことは、県医 師会医学会が活発に行われ、県内医師の学術的 な活動を支えている点でした。島嶼県の沖縄 は、自己完結型医療を全うする必要があり、そ の情報収集の場としての役割も担っているのだ と合点したわけであります。その後、私の医師 会での業務としましては、琉大病院医師会の代 議員として11 年間努めて参りました。その他 には、放射線科医会会長として分科会長会議 に、一時期地域医療委員として委員会に出席し 意見を述べるなど行って参りました。昨年度か ら琉大病院医師会の副会長になりましたので、 会長代理としての会議出席もありました。
沖縄県医師会についての感想を述べさせてい ただくと、とにかくactivity が高いの一言に尽 きると思います。早速、数回理事会に出席させ ていただきましたが、議題、報告の内容で、重 要で勉強になることが多々あります。宮城信雄 会長を始め、副会長や常任理事の先生方のリーダーシップには敬服いたします。私の理事とし ての務めは、学術担当ということになると思い ます。出だしに書きました沖縄県医師会医学会 の学術担当も私の仕事になると思いますので、 身が引き締まる思いです。もう一つ大きな仕事 は、地域医療再生基金でオール沖縄のシミュレ ーションセンターが琉球大学医学部の敷地内に 設置されることが決まりましたが、この施設を 沖縄の医療の発展のために軌道に乗せていくこ とも役割と思っています。
私は放射線科医です。画像診断や放射線治療 は、現代医療において重要さを増してきてお り、琉球大学医学部内だけではなく、沖縄県に 先端医療を導入するべく頑張ってきておりま す。今年度には、へき地医療をサポートするた めの遠隔画像診断センターを設立する予定で す。また、琉大病院で安全管理対策室長や医療 福祉支援センター長などを歴任して参りました ので、現在の医療の難しさや、いかに医療連携 が重要であるかも勉強してきているつもりで す。これまでの経験が医師会のお役に立てるよ う頑張っていきたいと思いますので、よろしく お願いします。