会長 宮城 信雄
みだし常任委員会が、4 月16 日(土)午後4 時から佐賀県嬉野市で開催された。本年度九州 医師会連合会は佐賀県医師会が担当することに なり、池田秀夫佐賀県医師会長より開会の辞が あり会次第に沿って進められた。
挨拶では、昨年担当した池田哉鹿児島県医師 会長より、各県のご協力のお蔭で無事終了するこ とができたことに対しお礼の言葉が述べられた。
引き続き担当県の佐賀県の池田会長から、前 任の鹿児島県の池田哉会長をはじめ次期担 当県の稲倉宮崎県医師会長のご指導を仰ぎなが ら精一杯お世話させて頂きたいとの挨拶が述べ られた後、協議・報告に移った。
協 議
1)九州医師会連合会長・同副会長の互選について(佐賀)
九州医師会連合会長並びに同副会長の選出 は、会則で「常任委員の互選」となっている。 慣例により連合会長は、本年度九州医師会連合 会担当の佐賀県医師会池田秀夫会長、同副会 長には次年度担当県となる宮崎県医師会の稲倉 正孝会長を選出した。
任期は平成23 年4 月1 日より平成24 年3 月 31 日まで。
2)九州医師会連合会監事の選定について(佐賀)
九州医師会連合会の監事の選出は、会則で 「委員総会において委員のうちから選定する」 ことになっている。慣例により担当県の隣接県 から選定することとし、長崎県と福岡県から監 事候補者を推薦することに決定した。
来る5 月21 日に開催する定例委員総会で承 認を得るため、監事候補者は4 月末日までに選 出し佐賀県医師会へ報告することになった。
任期は平成23 年4 月1 日より平成24 年3 月31 日まで。
3)第318 回常任委員会並びに第101 回定例委員総会(5 月21 日(土)佐賀市)の開催について(佐賀)
みだし常任委員会並びに定例委員総会の開催 について、日時、議事内容等について下記のと おり決定した。又、来賓は日本医師会より原中 長並びに横倉副会長、藤川常任理事の出席をお 願いすることになった。
4)第319 回常任委員会(6 月3 日(金)佐賀 市)の開催について(佐賀)
第319 回常任委員会を、来る6 月3 日(金) 佐賀市で開催される「九州各県保健医療福祉主 管部長並びに九州各県医師会長との合同会議」 に併せて下記のとおり開催することに決定した。
5)九州各県保健医療福祉主管部長・九州各県 医師会長合同会議(6 月3 日(金)佐賀市) について(佐賀)
行政側と医師会側との標記合同会議を下記の とおり開催することを了承した。なお、今回は 行政(佐賀県)の担当となる。
6)東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)について(佐賀)
日本医師会のJMAT の活動については、九 州各県においても独自で活動を続けている県と 日医からの指示で待機している県がある。この 度、日医より再活動の依頼があることから、九 州ブロックの対応を協議した。
現在、九州ブロックのJMAT の対応をされ ている鹿児島県医師会池田会長(地震発生時の 担当県)から、日医より九州ブロックに対し、 宮城県の気仙沼と石巻に5 チームの派遣要請が ある旨説明があり、九州ブロックの対応につい て協議した結果、以下のとおり決まった。
○現在独自で活動している福岡県(茨城県・宮 城県石巻地区2 チーム)、長崎県(福島県南 相馬市)、宮崎県(宮城県七ヶ浜町)、沖縄県 (岩手県大槌町)は同じ場所で継続して活動 を行うこととする。
○日医から要請のある気仙沼には、佐賀県、熊 本県、鹿児島県のチーム、石巻には福岡県、 大分県のチームを派遣することになった。な お、来週早々に各県と調整し、活動は翌週の 日医代議員会終了後から5 月一杯を目途と し、6 月以降の活動は現地の様子を見て判断 することになった。
○九州ブロックの活動のまとめ役は5 月迄は鹿 児島県医師会にお願いすることとし、6 月以 降も継続して活動を行う場合は、佐賀県医師 会に引き継ぐことになった。
各県の医療支援活動状況について
その他、各県の医療支援チームに関する状況 について以下のとおり報告があった。
1)派遣費用について
○現在独自に活動をしている福岡、長崎、宮 崎、沖縄は概ね5 月末まではチーム編成が済 んでいる。他の県についてもチーム編成を終 え待機状態であり、いつでも対応は可能であ るとのことであった。
○医療支援チーム派遣に際に際する費用につい ては、日医から各都道府県に100 万円が支給 されることになっているが、派遣にはかなり の費用が要するとして各県とも捻出に苦慮し ている。JMAT の航空券の無料措置は4 月15 日迄となっているが延長して欲しい。また、 現在募っている義援金を医療支援の活動費用 に活用できないものか等の意見があがった。 本県は、当面会員から募った支援金と一般会 計の予算から捻出することになっていることを報告した。
2)その他
○宮崎
日医から依頼のあった義援金については控除 の対象にならないことから、代議員会の決議 を経て、A 会員一人当たり2 万円を特別会費 の名目で徴収し、経費で落とせるようにした。
○鹿児島(池田会長)
自分自身も3 月22 日から医療班として参加 したが、水、ガス、電気のライフライが遮断 され、また、交通手段が悪い中、通常2 時間 で行ける場所に6 〜 7 時間かけて現地入りし た。また、全て自前で準備して行った。現在 は、ライフラインや交通手段も大部改善され ていると思う。
報 告
1)平成23 年度九州医師会連合会行事予定について(佐賀)
九州医師会連合会行事予定表について確認並 びに協力依頼があった。
2)その他
九州医師会連合会の弔意規定に基づいて、下 記先生のご逝去に際し、弔意を表した旨の報告 があった。
その他
1)第56 回九州ブロック学校保健・学校医大会(平成24 年度)の取り扱いについて(熊本県)
平成24 年度の九州ブロック学校保健・学校 医大会は本来福岡県が担当し開催することにな っているが、24 年度は熊本県において全国学 校保健・学校医大会が開催されることから、九 州ブロック学校保健・学校医大会も担当県を交 代し熊本県医師会が全国大会と九州大会会を同 時に開催してはどうかとの提案があり、その対 応は熊本県医師会と福岡県医師会が調整して決 める事になっていた。
このことに対し、熊本県医師会の福田会長よ り種々検討した結果、従来通りの開催を望む声 が多いことから、九州大会については、当初の 予定どおり24 年度は福岡県、28 年度は熊本県 医師会が担当し開催することになった旨報告が あった。