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九州医師会連合会第317回 常任委員会

宮城信雄

会長 宮城 信雄

みだし常任委員会が、4 月16 日(土)午後4 時から佐賀県嬉野市で開催された。本年度九州 医師会連合会は佐賀県医師会が担当することに なり、池田秀夫佐賀県医師会長より開会の辞が あり会次第に沿って進められた。

挨拶では、昨年担当した池田哉鹿児島県医師 会長より、各県のご協力のお蔭で無事終了するこ とができたことに対しお礼の言葉が述べられた。

引き続き担当県の佐賀県の池田会長から、前 任の鹿児島県の池田哉会長をはじめ次期担 当県の稲倉宮崎県医師会長のご指導を仰ぎなが ら精一杯お世話させて頂きたいとの挨拶が述べ られた後、協議・報告に移った。

協 議

1)九州医師会連合会長・同副会長の互選について(佐賀)

九州医師会連合会長並びに同副会長の選出 は、会則で「常任委員の互選」となっている。 慣例により連合会長は、本年度九州医師会連合 会担当の佐賀県医師会池田秀夫会長、同副会 長には次年度担当県となる宮崎県医師会の稲倉 正孝会長を選出した。

任期は平成23 年4 月1 日より平成24 年3 月 31 日まで。

2)九州医師会連合会監事の選定について(佐賀)

九州医師会連合会の監事の選出は、会則で 「委員総会において委員のうちから選定する」 ことになっている。慣例により担当県の隣接県 から選定することとし、長崎県と福岡県から監 事候補者を推薦することに決定した。

来る5 月21 日に開催する定例委員総会で承 認を得るため、監事候補者は4 月末日までに選 出し佐賀県医師会へ報告することになった。

任期は平成23 年4 月1 日より平成24 年3 月31 日まで。

3)第318 回常任委員会並びに第101 回定例委員総会(5 月21 日(土)佐賀市)の開催について(佐賀)

みだし常任委員会並びに定例委員総会の開催 について、日時、議事内容等について下記のと おり決定した。又、来賓は日本医師会より原中 長並びに横倉副会長、藤川常任理事の出席をお 願いすることになった。

  • 期日 平成23 年5 月21 日(土)
  • 場所 ホテルニューオータニ佐賀
  • 会議 1)九州医師会連合会第318 回常任委員会(16:00 〜 16:50)
       2)九州医師会連合会第101 回定例委員総会(17:00 〜 18:10)
       3)九州医連連絡会第12 回執行委員会(18:20 〜 18:50)
       4)懇親会(19:00 〜)

4)第319 回常任委員会(6 月3 日(金)佐賀 市)の開催について(佐賀)

第319 回常任委員会を、来る6 月3 日(金) 佐賀市で開催される「九州各県保健医療福祉主 管部長並びに九州各県医師会長との合同会議」 に併せて下記のとおり開催することに決定した。

  • 日時 平成23 年6 月3 日(土)16:00 〜 16:50
  • 場所 ホテルニューオータニ佐賀

5)九州各県保健医療福祉主管部長・九州各県 医師会長合同会議(6 月3 日(金)佐賀市) について(佐賀)

行政側と医師会側との標記合同会議を下記の とおり開催することを了承した。なお、今回は 行政(佐賀県)の担当となる。

  • 日時 平成23 年6 月3 日(土)17:00 〜 18:15
  • 場所 ホテルニューオータニ佐賀

6)東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)について(佐賀)

日本医師会のJMAT の活動については、九 州各県においても独自で活動を続けている県と 日医からの指示で待機している県がある。この 度、日医より再活動の依頼があることから、九 州ブロックの対応を協議した。

現在、九州ブロックのJMAT の対応をされ ている鹿児島県医師会池田会長(地震発生時の 担当県)から、日医より九州ブロックに対し、 宮城県の気仙沼と石巻に5 チームの派遣要請が ある旨説明があり、九州ブロックの対応につい て協議した結果、以下のとおり決まった。

○現在独自で活動している福岡県(茨城県・宮 城県石巻地区2 チーム)、長崎県(福島県南 相馬市)、宮崎県(宮城県七ヶ浜町)、沖縄県 (岩手県大槌町)は同じ場所で継続して活動 を行うこととする。

○日医から要請のある気仙沼には、佐賀県、熊 本県、鹿児島県のチーム、石巻には福岡県、 大分県のチームを派遣することになった。な お、来週早々に各県と調整し、活動は翌週の 日医代議員会終了後から5 月一杯を目途と し、6 月以降の活動は現地の様子を見て判断 することになった。

○九州ブロックの活動のまとめ役は5 月迄は鹿 児島県医師会にお願いすることとし、6 月以 降も継続して活動を行う場合は、佐賀県医師 会に引き継ぐことになった。

各県の医療支援活動状況について

その他、各県の医療支援チームに関する状況 について以下のとおり報告があった。

1)派遣費用について

○現在独自に活動をしている福岡、長崎、宮 崎、沖縄は概ね5 月末まではチーム編成が済 んでいる。他の県についてもチーム編成を終 え待機状態であり、いつでも対応は可能であ るとのことであった。

○医療支援チーム派遣に際に際する費用につい ては、日医から各都道府県に100 万円が支給 されることになっているが、派遣にはかなり の費用が要するとして各県とも捻出に苦慮し ている。JMAT の航空券の無料措置は4 月15 日迄となっているが延長して欲しい。また、 現在募っている義援金を医療支援の活動費用 に活用できないものか等の意見があがった。 本県は、当面会員から募った支援金と一般会 計の予算から捻出することになっていることを報告した。

2)その他

○宮崎

日医から依頼のあった義援金については控除 の対象にならないことから、代議員会の決議 を経て、A 会員一人当たり2 万円を特別会費 の名目で徴収し、経費で落とせるようにした。

○鹿児島(池田会長)

自分自身も3 月22 日から医療班として参加 したが、水、ガス、電気のライフライが遮断 され、また、交通手段が悪い中、通常2 時間 で行ける場所に6 〜 7 時間かけて現地入りし た。また、全て自前で準備して行った。現在 は、ライフラインや交通手段も大部改善され ていると思う。

報 告

1)平成23 年度九州医師会連合会行事予定について(佐賀)

九州医師会連合会行事予定表について確認並 びに協力依頼があった。

2)その他

九州医師会連合会の弔意規定に基づいて、下 記先生のご逝去に際し、弔意を表した旨の報告 があった。

  • 1)實藤政理先生(元九州医師会連合会委員・元長崎県医師会代議員会議長)
  • 2)吉原正智先生(元九州医師会連合会常任委員・元佐賀県医師会長)

その他

1)第56 回九州ブロック学校保健・学校医大会(平成24 年度)の取り扱いについて(熊本県)

平成24 年度の九州ブロック学校保健・学校 医大会は本来福岡県が担当し開催することにな っているが、24 年度は熊本県において全国学 校保健・学校医大会が開催されることから、九 州ブロック学校保健・学校医大会も担当県を交 代し熊本県医師会が全国大会と九州大会会を同 時に開催してはどうかとの提案があり、その対 応は熊本県医師会と福岡県医師会が調整して決 める事になっていた。

このことに対し、熊本県医師会の福田会長よ り種々検討した結果、従来通りの開催を望む声 が多いことから、九州大会については、当初の 予定どおり24 年度は福岡県、28 年度は熊本県 医師会が担当し開催することになった旨報告が あった。