会長 宮城 信雄
去る9 月25 日(土)、城山観光ホテルでみだ し常任委員会が開催された。当日は、九州医師 会連合会第1 回各種協議会として医療保険対策 協議会、介護保険対策協議会、地域医療対策協 議会が別室で併行して開催され、日本医師会か ら鈴木邦彦常任理事(医療保険)、三上祐司常 任理事(介護保険)、高杉敬久常任委員(地域 医療)が出席した。
常任委員会は午後4 時から開催され、はじめ に池田哉九州医師会連合会長(鹿児島県医 師会長)より挨拶があり報告・協議等が行われ たので、概要について報告する。
報 告
1)第110 回九州医師会医学会分科会の出題並 びに記念行事参加状況について(鹿児島)
来る11 月13 日(土)、14 日(日)の両日に 開催される第110 回九州医師会総会における、 医学会分科会の演題並びに記念行事の申し込み 状況について報告があった。
協 議
1)厚生労働省「政策コンテスト」について (宮崎)
提案要旨について説明があり協議した。
<提案要旨>
厚労省で、実施された「政策コンテスト」で は、2 次選考の対象となった2 件は保険医療指 導監査に関するものである。
1 件は「対医療機関等に対する指導監査部門 の統合等」で、厚労大臣優秀賞を受賞し、もう 1 件は、「保険医療指導監査部門の充実強化」 となっている。この2 つの提案は、指導・監査 を受ける医師・歯科医師・薬剤師への対応の仕 方に問題があることから、九医連の今後の行動 について協議した。
本件についてはこの後予定されている日医鈴 木常任理事の報告も聞いた上で、改めて検討す ることにした。
2)第123 回日本医師会臨時代議員会(10 月 24 日(日)日医)における代表・個人質問 について(鹿児島)
第123 回日医臨時代議員会へ提出する質問 事項について、九州各県から提出された質問内 容について協議を行い、代表・個人質問を決定 した。
代表質問(1 題)
・日本医師会による医療連携推進のための方策
について(福岡県・合馬 紘)
個人質問
・診療報酬点数表(体系)の簡素化について(佐賀県・横須賀巖)
・危惧される医師はずしの介護保険制度改正について(鹿児島県・八木幸夫)
※日医代議員会における九州ブロック代表関係委員は次のとおり。
議事運営委員 蒔本 恭(長崎県)
財務委員 横須賀 巖(佐賀県)、
松田峻一良(福岡県)
3)第314 回常任委員会並びに第100 回臨時委 員総会(11 月12 日(金)鹿児島市)の開催 について(鹿児島)
来る11 月12 日(金)に開催するみだし常任 委員会、臨時委員総会の開催日程並びに会次第 等について説明があり、下記のとおり開催する ことに決定した。
4)九州医師会連合会委員・九州各県医師会役 員合同協議会(11 月13 日(土)鹿児島市) における日本医師会 原中会長講演「中央情 勢報告」への要望事項等について(鹿児島)
来る11 月13 日(土)、午前10 時から開催す る原中会長講演の中央情勢報告への要望事項に ついて、5 県より提案された下記7 題を提出す ることに決定した。
(1)特定看護師(仮称)に対する対応について(宮崎県)
(2)来年度の医療・介護保険同時改定に向けて(大分県)
(3)医師会推薦候補に関して(長崎県)
1)複数候補擁立について
2)勤務医会員へのアプローチ
(4)介護型療養病床の全廃法案は、いつ法的廃止は決定されるのか(熊本県)
(5)療養病床再編について(熊本県)
(6)有床診療所の行方(熊本県)
(7) 日本医師会の組織力について(福岡県)
5)第110 回九州医師会連合会総会における宣 言・決議(案)について(鹿児島)
第110 回九州医師会連合会総会(11/13)に おける宣言・決議(案)について、各県から出 された修正意見等をもとに協議を行い、一部追 加、修正等を行い承認された。
その他
1)医師の職場環境改善ワークショップ研修会 の開催について(熊本)
熊本県医師会では日本医師会からの委託を受 け、「医師の職場環境改善ワークショップ研修 会」(日本医師会認定産業医制度生涯研修)を 開催する。
本ワークショップでは、医療機関の産業医等 を対象にグループワークによるケーススタディ を通して、医療機関における産業保健の役割、 医師のメンタルヘルス支援等について研修を行 う。九州での開催は熊本県のみであり、各県に は改めて案内の文書をお送りする。
2)「九州国際重粒子線がん治療センター」設 立について
当日は、公益財団法人佐賀国際重粒子線がん 治療財団の十時忠秀理事長と佐賀県健康福祉本 部粒子線治療普及グループの落合康宣主査が当 常任委員会へ出席され、十時理事長より九州国 際重粒子線がん治療センターの概要、プロジェ クト並びに財団について説明があり、今後の事 業推進に向けて協力依頼があった。
九州国際重粒子線がん治療センター (平成25 年春オープン予定)