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九州ブロック学校保健・学校医大会関連行事

理事 宮里 善次

去る8 月8 日(日)、城山観光ホテル(鹿児島)にて、第54 回九州ブロック学校保 健・学校医大会並びに平成22 年度九州学校検診協議会が開催されたので報告する。

また7 日(土)は、関連の諸会議として九州学校検診協議会幹事会、九州各県医 師会学校保健担当理事者会が開催されたので併せて報告する。

T.平成22 年度九州学校検診協議会幹事会

九州医師会連合会の池田哉会長より挨拶 があった後、福岡県医師会の原口理事より「平 成21 年度九州学校検診協議会の事業報告並び に決算について」、「平成22 年度九州学校検診 協議会の事業計画並びに予算について」の報告 があり、特に異議なく承認された。

また、福岡県医師会学校保健委員会委員の石 川先生より「九州各県における学校管理下の心 臓性突然死(平成21 年度)について」の報告 があり、平成21 年4 月1 日から平成22 年度3 月31 日の期間において、学校における心臓性 突然死の発生状況は0 件であったとの報告であ った。

その後、連絡協議事項として、以下の3 題に ついて報告があった。

1) 九州学校腎臓病検診マニュアルの改訂について(鹿児島県)

鹿児島県医師会学校保健委員会委員の二宮 先生より、九州学校腎臓病検診マニュアル改訂 の進捗状況として。九州学校腎臓病検診マニュ アルの第2 版に、「Q&A 保護者用」、「Q&A 検 診担当者向け」、「検診判定資料」、「検尿以上早 見表」を新に加えたと説明があり、この点につ いては、腎臓専門委員会の合意をいただいてい ると報告された。


2) CKD(Chronic Kidney Disease)対策としての学校検尿(福岡県)

福岡県医師会学校保健委員会委員長の伊藤 先生より、CKD 対策としての学校検尿につい て、現在腎臓部門では、日本慢性腎臓病対策協 議会(CKD 対策協議会)が設置され、『ストッ プ・ザ・腎不全』という、医学的のみならず社 会的な意味も含めたキャンペーンが行われてお り、小児腎臓病学会もその一翼を担う取り組み を行っていると報告があった。


3) 暫定診断名ウェブ登録のマニュアル配布について(福岡県)

福岡県医師会学校保健委員会委員の伊藤先 生より、暫定診断名ウェブ登録のマニュアルに ついて、学校検尿の情報をデータベース化した いということで、昨年11 月の専門委員会で意 見の統一を得たところであり、今回WEB 登録 用のマニュアルを作成したと報告があった。本 マニュアルは県医師会用に作成されているが、 その運用については各県医師会にお任せし、マ ニュアルに不備な点等があれば11 月の専門委 員会の場で指摘頂きその修正を行っていきたい と意見された。