琉球大学医学部附属病院 安全管理対策室
久田 友治
医療安全全国共同行動(http://kyodokodo. jp/index.html)は、医療の質・安全学会や 日本医師会などが呼びかけ団体となり、医療の 質・安全の向上を目指す取り組みを普及させ、 その成果を可視化し、また、医療に対する患 者・市民の信頼の向上を図ることを目的として いる。この共同行動を支援するセミナーを、2 月20 日に沖縄県医師会館で開催したので報告 する。参加者は看護師105 名、臨床工学技師20 名、医師15 名、薬剤師12 名、その他、放 射線技師、臨床検査技師、理学療法士、栄養 士、事務等の多職種で合計172 名であった。
一般演題では、質疑応答が活発に行われ、医 療安全を担う県内医療従事者の情報交換ができ た。特別講演では、上原鳴夫先生の経験に根ざ した行動と社会を動かす情熱に参加者の間に感 動が広がった。終了後の参加者からのアンケー トで“参考になり自施設で取り組みたい”“セ ミナーで情報の共有化ができ企画に感謝する” “今後も実施して欲しい”との声が聞かれた。
なお、上記のホームページでは、医療の質・ 安全の向上を目指す取り組みについての有用な 情報が得られるので是非、訪れていただきた い。最後になったが、共催と後援をいただいた 下記の団体へ感謝の意を表する。
後援:県医師会、県薬剤師会、県病院薬剤師会、県看護協会、県臨床工学技士会
共催:テルモ株式会社・日本光電九州株式会社