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琉球大学医学部第二内科 教授 益崎 裕章 先生

益崎裕章先生

琉球の地のエネルギー、パワー、あたたかさが大好きです。

末永くどうぞ宜しく御導き下さい。

Q1.この度は、琉球大学医学部器官病態医科 学講座内分泌代謝内科学分野教授ご就任お めでとうございます。ご感想と今後の抱負 をお聞かせいただきたいのですが。

2009 年10 月1 日付けで琉球大学第二内科 教授に着任致しました益崎裕章で御座います。 沖縄県医師会の諸先生方に謹んで御挨拶を申し 上げます。琉球大学医学部内科学教室は第二内 科がその礎を築き、のちに第一内科(現:藤田 次郎教授)と第三内科(現:大屋祐輔教授)が 枝分かれして立ちあげられたと伺っておりま す。沖縄県内外に数多くの優れた人材を輩出 し、沖縄県の医療に貢献してまいりました伝統 と歴史に育まれた名門教室を引き継がせて戴く 御縁に恵まれ、大きな責任と大きな未来を前 に、誠に身の引き締まる思いで御座います。着 任から3 カ月半が経過致しましたが、日々、沖 縄の人々の温かさ、純朴さ、優しさに癒され、 日本人が置き忘れてしまった大切なものが沖縄 の地にしっかりと残っていることに感激し、素 晴らしいところに赴任させて戴けたことを心か ら嬉しく思い、感謝、感謝の毎日を過ごしてお ります。

琉球大学第二内科は初代三村悟郎名誉教授、 第2 代高須信行名誉教授の卓越した御指導のも と、内分泌代謝内科、循環器内科、血液内科の 各分野にわたる臨床、教育、研究を担当し、沖 縄県の医療、医学教育、医学研究において重要 な役割を果たしてまいりました。第3 代教授を 担当させて戴く私の役目は権力ではなく“徳” で教室を纏め、教室に集う先生方を幸せにする こと、沖縄県医師会の諸先生方との親睦、融和 を深め、人材・医療・学術的交流を促進してい くこと、新時代の要請に応える質の高い医療と 医学教育を提供し、沖縄県の皆様に喜んで戴く こと、そして、沖縄の地でこそ実現できる独創 的研究を展開し、その成果を日本・世界に発信 していくことではないかと考えております。

私は平成元年に京都大学医学部を卒業し、平 成4 年に京都大学第二内科大学院博士課程に入 学(井村裕夫前京都大学総長、中尾一和京都大 学第二内科教授)、平成8 年に大学院を修了、 医学博士を取得しました。その後、平成12 年 からの3 年間、米国のハーバード大学医学部に 留学致しました(ジェフリー・フライヤー教 授;現ハーバード大学医学部長)。この間、一 貫して代謝・内分泌病学の臨床、教育、研究に 携わり、特に、脂肪細胞の機能調節や視床下部 のエネルギー代謝調節に関わる新規の分子メカ ニズムの解明、さらに、肥満症・メタボリック シンドロームに対する新しい診断法・治療法の 開発研究に従事致しました。大講座時代の京都大学第二内科には内分泌代謝内科のみならず動 脈硬化・高血圧グループ、循環器内科、腎臓内 科、血液腫瘍内科、膠原病内科の各グループが 互いに切磋琢磨しており、内科学全般を俯瞰す る多くの機会に恵まれたことは私にとりまして 誠に幸運でありました。日本内分泌学会を創始 した教室から着任致しました者として、沖縄県 における内分泌・代謝内科領域の医療、医学教 育、医学研究の発展と隆盛に貢献できればと願 っております。

琉球大学第二内科着任の年、2009 年は私に とりまして医学部卒業後20 年目の節目の年で あったと同時に、米国では史上初の黒人大統領 が誕生し、我が国では政権交代が現実のものと なるなど変革が地球規模で大きなうねりとなっ た年でもありました。激動する医療環境の中に あっても変化を恐れず、新しい海に漕ぎ出して 行く勇気を失わず、常に進化力とブランド力を 持ち続ける“輝く医師”、“人格・実力相まった 優れた医療人”を育ててまいりたいと念願して おります。第一内科の藤田教授、第三内科の大 屋教授、御二人の素晴らしい先輩教授の御指導 を戴きながら琉球大学の3 つの内科が仲良く力 を合わせ、和と懇親を重んじ、開かれた内科学 教室、アクセスしやすい内科学教室、親しみや すい内科学教室を創ってまいりたいと存じま す。沖縄県医師会の諸先生方におかれましては 新生琉球大学第二内科への変わらぬ御引き立て と倍旧の御鞭撻を心より御願い申し上げる次第 で御座います。

Q2.益崎教授が目指す講座運営の方針等につ いて差し支えない範囲でお聞かせください。

希望に溢れた未来を開拓し、内外に存在感を 示す教室を創っていくためには今後とも沖縄県 医師会の諸先生方の御指導と御鞭撻が不可欠で あります。新生琉球大学第二内科では“等し く、皆が幸せに!”をモットーとして、個性を 尊重し、ひとり、ひとりが望むキャリア・プラ ンを実現していく多彩な選択肢を用意しており ます。皆さんに高度医療人としての誇りと自信 を持って戴き、歓声がこだまし、ワクワク感の オーラが放射する温かい教室・輝く教室を創っ てまいります。意欲あふれる若き医師、若き医 学研究者、リサーチ・コーディネーターの皆様 の御参画を心より歓迎し、教室員一同、御待ち 申し上げております。沖縄県医師会の先生方に おかれましては、折にふれて周りに居られる若 き医師の皆さんに新生第二内科のコンセプトを 御話戴きまして、御関心のある皆様には是非、 気軽に教室まで御連絡を戴きたく、御紹介の 程、何卒宜しく御願い申し上げます(電子メール:ikyoku@ryudai2nai.com 電話: 098−895−1145)。

講座運営の要諦は人間磨きと人育てにあると 考えております。良い仕事を積み重ねていく根 本は“人間性の良さ”にあります。第二内科で は教室員のチームワーク、信頼、絆を重視し、 (1)良いことを想い、良いことを行う、(2)喜 ばれることを喜びとする、(3)互いの良い点を 褒めあう、(4)皆でちからを合わせて励ましあ い、助け合い、正しい目標に向かって進んでい くことで当初には予想も出来なかったような素 晴らしいことができるんだという“人生や世界 に対する信頼感”を高めてまいります。どんな 綺麗な花でも水を遣り、愛情いっぱいに可愛が って育てていかないとやがては枯れてしまいま す。人育てもまったく同じと考えます。

診療・教育領域と致しましては昨今、沖縄県 で特に増加が著しい糖尿病や肥満症をはじめ、 間脳下垂体疾患、甲状腺疾患、副腎疾患、骨カ ルシウム代謝異常、性腺疾患など、内分泌代謝 疾患のスペシャリストを養成する内分泌代謝内 科グループ、難治性不整脈に対する高度先進医 療を担当する循環器グループが活動しており、 加えて、つい最近、概算要求が承認された琉球 大学医学部骨髄移植センターの稼働に伴う血液 内科の再生を目指して鋭意、陣容を準備中であ ります。また、従来、琉球大学医学部附属病院 の3 つの内科学教室の中で担当科が空白となっ ておりました膠原病内科に関しましても今後、 第二内科で担当していきたいと考えており、構想を進めております。

琉球大学第二内科は日本内科学会、日本糖尿 病学会、日本内分泌学会、日本甲状腺学会、日 本循環器病学会、日本老年医学会の専門医、研 修指導医の養成・研修施設として認定されてお り、日本肥満学会の“肥満症専門診療施設”に も沖縄県で唯一、指定されております。また、 琉球大学第二内科では“女性が輝く教室”をキ ー・コンセプトとして、育児・家庭と女性医師 としてのキャリア・アップやブランディングを 両立させるため、“女性医師による女性外来” や“パート医員制度”などの斬新な仕組みを用 意し、志を持って医師になられた優れた女性医 師が生涯にわたって沖縄県民の皆さんに役立っ ていただけるシステムを構築してまいります。 琉球大学第二内科学教室が沖縄県医師会の諸先 生方、沖縄県民の皆様に愛され、心の拠り所と なる温かいプラットフォームであり続けられる よう誠心誠意、精進してまいります。

Q3.近年、メジャーといわれている内科や外 科を志向する若い医師が減少しているよう です。内科を専攻する者としても憂慮する ところですが、この事に対するいわゆる ‘対策’・‘御意見’をお伺いします。

医療の原点は“個々の病気を診るだけではな く、個体の中で生じている疾患を全身の中で捉 える、患者さんの背景因子を含めて病気を総合 的に診ることにある”という概念に大きな異論 はないと思いますが、若い医師を取り巻く現在 の環境は玉石混淆の情報過多に陥っており、と もすると自分の心の声に耳を澄ませ、自分で考 え、自分で意思決定していくという習慣が希薄 となり、激変を続ける医療環境の中でいたずら に先行きの不安を煽られ、小さく纏まってしま う傾向に席巻されているように見受けられます。 “メジャー離れ現象”の基本対策と致しまして は、まず、医学部教育の早い段階から“病気を 診るのではなく病めるひとを診るのが医師の本 分である”という基本姿勢を徹底して教育する こと、さらに、医師という職業が人生を賭ける に値する働き甲斐に溢れた素晴らしい職業であ るということを多様なチャネルを通して教えて いく、示していくことが重要であります。メジ ャー領域の先輩医師を見て、若い医師達が“私 も是非、先生方のようになりたい!”という憧 れを抱くかどうか…。そういう意味ではソクラ テスの時代から繰り返されてきた“今どきの若 い者は…”という嘆きに留まらず、“私達はどう なのか?後輩医師からの憧れの対象となるよう な魅力的な医療人たり得ているのか?“という 謙虚な自問、振り返りも不可欠でありましょ う。先輩医師が誇りと自信にあふれ、活き活き と輝いている姿を見せることは若手医師の進路 決定において極めて重要な鍵を握っております。

琉球大学第二内科が担当する内分泌・代謝領 域の疾患は元来、臓器間の機能連関や恒常性維 持のために備わっているホルモン(内分泌)、 神経、免疫というシステムが病的に破綻した状 態と考えることが出来ます。糖尿病も肥満も高 血圧症も皆、同様です。“全身を診ることを通 して個々の病気の本質に迫る”という姿勢を教 えるという意味において、例えば、内分泌代謝 病学の真髄や真骨頂を医学生や初期・後期研修 医の皆さんに未来展望を持って魅力的に、面白 く伝えることが出来れば状況はかなり好転する のではないでしょうか。世界屈指のパワー・ス ポットである沖縄の土地柄、風土、そして沖縄 の優れた研修システムの魅力に引き付けられ日 本各地から多くの初期・後期研修医が沖縄に集 まっていますが、研修後も沖縄県に残る方は残 念ながらそう多くはないと伺っております。内 科診療は医療の中核、基本であり、内科学は医 学の王道であります。若い医師をメジャー系へ と導く試みが実を挙げるには琉球大学医学部と 沖縄県医師会の効果的な連携が非常に重要な意 味を持っており、私も精一杯、汗をかきたいと 考えております。

Q4.沖縄県は、他府県に比し肥満・糖尿病が 多く、特に男性の平均寿命が25 位と低下し問題となっております。来県されて間もないところですが、これに対する御意見・御 提言をお伺いしたいのですが。

エイズや新興感染症と並び、糖尿病や肥満が 世界を巻き込むパンデミックとなりつつありま す。インスリンやレプチン、アンジオテンシン II などのホルモンは過酷な進化の過程で飢餓に 対する生体応答や旱魃に対抗する水分・電解質 の保持のためなくてはならないサバイバル・シ ステムとして機能してきましたが、高脂肪食、 塩分過剰、運動不足、過剰ストレスに曝される 現代社会にあっては肥満症の病態形成に関わる 悪役に豹変しています。フランス料理が始まっ て僅かに200 年、環境の変化に適応して遺伝子 が変容するには少なくとも10 万年かかること を考えると人類は当面、糖尿病・肥満症の災禍 に対峙せざるを得ないと言えます。アメリカ型 の食とライフスタイルが流入した結果、世界に 冠たる長寿の島、沖縄でも僅か一世代の間に平 均寿命が急落するという異変が生じております が、この“沖縄クライシス”を招いた複雑要因 を分子栄養学、統合生理学、分子疫学などの視 点から解き明かし、近未来の日本クライシス、 アジアクライシスをうまく回避させることがで きるかどうか?このテーマは琉球大学第二内科 に着任した私に課せられた“遣り甲斐に満ちた ミッション”であると直観しております。実に 壮大なプロジェクトであり、目的の達成のため には沖縄県医師会、行政、保健、栄養、教育現 場の諸先生方と琉球大学との効果的連携、タス クフォースの整備が不可欠であると考えており ます。

私は糖尿病・肥満症の病態解明と新規治療法 開発のヒントを長い間、受動的なエネルギー貯 蔵庫と考えられてきた脂肪組織の中に見出して まいりました。健康人の体脂肪率が20 〜 25 % であることを考えると、脳を含む全身に向けて 多彩なバイオシグナルを発信する脂肪組織は “生体最大の内分泌臓器”と考えることができ ます(Diabetes 1995, JCEM 1997, Nature Medicine 1997, Diabetes 1999, Diabetes 1999, J Clin Invest 2000, J Clin Invest 2000)。脂肪細胞ホルモン、レプチンを介して 脂肪組織が視床下部に伝える“あなたはこれ以 上食べなくても良い”という情報は人工的な高 脂肪食の前にはいとも簡単に撹乱されることが 明らかとなり、脳における摂食シグナルの全容 解明とレプチン抵抗性の解除法が次世代抗肥満 治療薬の標的となっております(Diabetes 2005, Cell Metabolism 2005, Cell Metabolism 2007)。また、過栄養やストレスは脂肪組織の コルチゾル代謝を活性化させ、内臓脂肪の増加 や異所性脂肪の蓄積を加速させることが明らか となっております(Science 2001, J Clin Invest 2003, Diabetes 2004, Endocrinology 2007, Am J Physiol 2009, Am J Hypertens 2010)。遺伝子操作動物における研究成果はヒ トの肥満脂肪組織でも既に検証されており、標 的となる酵素阻害剤の開発がメタボリックシン ドローム治療薬として世界規模で進められてい ます。私が今日まで取り組んでまいりました医 療・医学研究のあゆみが“沖縄クライシス”の 解決に向けた推進力のひとつとなるよう、誠心 誠意、精進してまいりたいと思います。

Q5.県医師会との連携等に対する御意見、ご 要望がございましたらお聞かせください。

“沖縄クライシス”をはじめ、沖縄県が直面 している深刻な医療問題の数々に対していかに して最適解を導き出すか、いかに沖縄県の医療 を向上させられるか、その成果をいかにしてオ ールジャパン、インターナショナルに発信でき るか?…今、内外から熱い視線と注目が寄せら れております。高邁な理想のもと、斬新な枠組 みで沖縄県医師会の先生方と琉球大学第二内科 の連携をスタートするとすればまさしく今がベ ストタイミングであり、周辺の諸状況も待った なしの緊急的事態と言えます。ピンチが最大の チャンスであることは歴史が教えるところであ ります。医療・学術の交流、意見交換の場を積 極的に設け、双方に益する“ウイン・ウインの 関係”を鋭意、構築してまいりたいと願ってお ります。

スーパーローテーション研修制度の“負の影 響”として、初期診療偏重や専門医の取得に過 剰な価値が置かれ、反面、学術的活動の軽視と いう風潮が広がっております。その結果、学会 や研究会の場で論理的に症例報告が出来ない若 い医師、論理的な議論や意思決定が出来ない若 手医師が急速に増えていることが憂慮されてお ります。今後、琉球大学第二内科と沖縄県医師 会の重要な連携のひとつは、一定の時期に若い 医師を大学で御預かりしてしっかりと教育し、 自分で考え、自分で問題解決する学術的トレー ニング(医学博士の取得を含む)を積んだの ち、再び、一線臨床の場に御返しするという好 循環を構築することであります。人材育成は 100 年の大計であり、琉球大学と沖縄県医師会 の連携によって臨床の各分野における優れたリ ーダーを着実に育てていく体制作りは急務の課 題と感じております。

診療におきましては大学病院での入院・診療 が望ましい患者さんの積極的な御紹介を何卒宜 しく御願い申し上げます。BMI が35 を超え、 減量困難性や種々の健康障害を併発されている 超肥満の患者さん、1 型糖尿病を含む血糖コン トロール不良の患者さん、女性医師の診察・診 療を御希望になる女性患者さん向けの女性医師 による女性外来への御紹介(骨粗しょう症、月 経不順、更年期症状、甲状腺疾患、動脈硬化性 疾患など)、成人成長ホルモン分泌不全症やク ッシング病、下垂体機能低下症、アクロメガリ ー、下垂体炎など種々の間脳下垂体疾患、種々 の甲状腺疾患、アルドステロン症やクッシング 症候群、褐色細胞腫、偶発腫瘍の精査など一連 の副腎疾患、原発性副甲状腺機能亢進症や低下 症などの骨カルシウム代謝異常、難治性不整脈 の患者さんなどを含め、是非、御紹介を賜りた いと存じます。先頃、琉球大学第二内科では沖 縄県で初めての持続血糖モニターシステム (CGMS)を導入し、看護師、栄養士、薬剤師 とのチーム医療体制のもと、糖尿病教育入院シ ステムや“ブリットル型糖尿病”の治療モード 最適化入院、超肥満患者に対する減量・教育入 院プログラムを充実させております。

Hospital という名前の通り、病める患者さん が過ごされる病院に最も必要なものは Hospitality、すなわち心が安らぐおもてなしの こころと快適性であります。琉球大学第二内科 病棟(9 階西病棟)には多和田久美子師長、山 川房江栄養管理室長、砂川智子病棟薬剤師をは じめ、誠に素晴らしいスタッフが勢揃いしてお り、チーム医療の実践を通して“患者さんに優 しく、こころがほのぼのと温かくなる居心地の 良い病棟”を目指して一同、心を合わせ、日々 の工夫と向上に励んでおります。守旧的、権威 主義的な従来の大学病院のイメージは現在の第 二内科病棟からは一掃されておりますので、是 非、御気軽に患者さんの御紹介を賜りたいと存 じます。必ずや、“変革の息吹”を感じ取って 戴けるものと自負致しております。近未来には 沖縄県の患者さんの調査等で沖縄県医師会の諸 先生方の御力添えや御助言を賜る機会が一層、 増えてくるものと考えております。沖縄県医師 会の諸先生方におかれましては新生琉球大学第 二内科への御支援と御引き立てを今一度、心よ り御願い申し上げる次第で御座います。

Q6.最後に、先生の座右の銘、日頃の健康法 やご趣味などをお聞かせください。

座右の銘:

生き残った種(しゅ)は強い種でも大きな種でもない。
(環境に適応して)変化(進化)を遂げた種だけだ。
(『種の起源』より。チャールズ・ダーウイン英国(1809年〜1882年))

日頃の健康法:

すべてに感謝。“有難う”という言葉を多用 する。イライラしない、慌てない。消化管に長 く留まる雑穀米や野菜繊維を多く摂るように、 また、身体を温めること、ゆっくり湯船に浸か る御風呂を心掛けています。沖縄の太陽エネル ギーを受け取る日光浴からもたくさんのパワーを戴いております。

趣味:

音楽と旅行。着任後の凄まじい忙しさから職 場と住まいの往復のみで沖縄の名所・旧跡を訪 れる時間が取れませんでした。これからはゆっ くりと沖縄の文化を味わっていきたいと楽しみ にしております。

この度は、インタビューへご回答いただき、 誠にありがとうございました。

インタビューアー:広報委員 久場睦夫