沖縄県歯科医師会会長 比嘉 良喬
歯の衛生週間の歴史をひもとくと、1920 年 12 月4 日に沖縄県歯科医師会が設立され、翌 年の1921 年那覇市市政施行祝賀行事とタイア ップして、初代会長である佐々本義一会長のも と10 月3 日「歯科衛生展覧会」を開催し「ム シ歯デー」を挙行された。
当時は宣伝車1 台に「ムシ歯デー」の旗をひ るがえし、那覇から首里へ向かい最後は奥武山 公園まで2 万枚のビラを配布した。
1922 年は8 月9 日から12 日まで那覇市衛生 展覧会で講演会を開催。
1928 年日本歯科医師会は口腔衛生思想を振 興するため、毎年6 月4 日をムシ歯予防デーと し啓蒙運動を展開してきました。
1939 年から国民精神総動員週間として5 月2 日から8 日までの1 週間に衛生行事を統一する 事になり、5 月4 日(ゴシ=護歯)をムシ歯予 防デーとすることになった。
その後、終戦後の混乱のなか、1947 年1 月 27 日に沖縄県歯科医会が設立され0(ゼロ)か らのスタートとなりました。
1977 年玉城信徳会長のもと、第1 回デンタ ルフェアーをリウボウで開催、歯ブラシコーナ ーはもとより、フッ素コーナー・顕微鏡による 細菌のチェックなど積極的な企画力と行動力で 多くの県民に歯科医療の啓蒙運動に大きな反響 を得ることが出来ました。
1985 年からは、中部地区、宮古地区。八重山 地区でもデンタルフェアーが開催され、1986 年 からは北部地区でも開催され、全県的な歯の健 康についての啓発運動が展開されてきました。
その後は南部地区においては、那覇・首里・ 浦添・糸満・豊見城等会場が増えより多くの県 民へ歯の健康についてデンタルフェアーを通し て展開されてきました。
今年でデンタルフェアーは第33 回を迎えま す。ムシ歯の洪水の時代から歯周病の時代へと 疾病構造は変化してきていますが、時代は変わ れども食することには変わりがありません。美 味しく食べ、楽しく会話ができる事が人間にと って最大の幸せではないでしょうか。
ムシ歯の治療・歯周病の治療だけでなく、良 く噛めて、飲み込める口の機能があってこそ本 来の「歯と口の健康」なのです。長寿復活の鍵 は、機能する歯と口を健康にする事が近道だと 考えます。是非歯科医院のドアをくぐって専門 的な口腔ケアを受けてみませんか。
そして今年も開催されます6 月4 日から10 日 までの歯の衛生週間で歯の大切さを感じて頂き たい。各地区で行われるデンタルフェアーにお 越し下さい。
第33 回デンタルフェア開催場所・日時
那覇会場 6 月 7 日(日)
am9 : 00 〜 pm4 : 45
サンエー那覇メインプレイス
小禄会場 6 月 7 日(日)
am10 : 00 〜 pm6 : 00
那覇市保健センター
豊見城会場 6 月 7 日(日)
am10 : 00 〜 pm6 : 00
JA とみえーる2 階
浦添会場 6 月 7 日(日)
am10 : 00 〜 pm3 : 30
浦添市保健健康センター2 階
糸満会場 6 月 7 日(日)
am10 : 00 〜 pm3 : 00
JA 糸満 糸満市農村環境改善センター
中部会場 6 月 6 日(土)
am10 : 00 〜 pm5 : 00
6 月 7 日(日)
am10 : 00 〜 pm4 : 00
沖縄市中央公民館
北部会場 6 月 7 日(日)
am12 : 00 〜 pm4 : 00
ジャスコ名護店イベント広場
宮古会場 6 月14 日(日)
(講演会) pm1 : 00 〜 pm3 : 00
ホテルアトールエメラルド宮古島
八重山会場 6 月 6 日(土)
pm1 : 00 〜 pm4 : 00
石垣市健康福祉センター
第1 回デンタルフェアポスター (昭和52 年度)
平成21 年度歯の衛生週間ポスター
今年度の標語「かみしめる 生きる喜び 歯とともに」