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平成20 年度沖縄県医師会親睦囲碁大会
〜平成20 年度沖縄県医師会親睦囲碁大会−参戦記−〜

照屋勉

てるや整形外科 照屋 勉

てるや整形外科の照屋勉と申します。恥ずか しながら、初段レベルの実力で、親睦囲碁大会 には毎回参加させてもらっております。今回 は、糸数敏江さん(3 段)、大城登喜さん(4 段)、石嶺知子さん(6 段)という高段位の女 流棋士の特別参加もあり、例年にない盛り上が りでした。小生的には、岸本幸治先生(5 段)・喜久村徳清先生(1 級)という那覇市医 師会代表の両先生になんとか勝たせて頂いたも のの、糸数敏江さんには、前半の見落としチョ ンボが響き、悔しい「8 目負け」…。南部地区 医師会の宿敵・仲本政雄先生には、序盤小生の 優勢を軽くさばかれ、ジワジワよせられ無念の 「7 目負け」…。2 勝2 敗という不本意な成績で した。

以前、この会報誌(沖縄医報.Vol.42.No.1. 2006)でもご紹介いたしました「碁」と「ゴル フ」の意外な共通点を復習しておきましょう。 まず、「碁」で言う“布石”は、「ゴルフ」の “ドライバーショット”…。ただ飛ばすだけで はダメなことは重々承知しているのですが、つ いつい力が入ってしまいます。定石どおりフェ アーウェイを狙ってみても、右へ左へ乱れ打ち …。飛ばして喜ぶ幼稚園児か小学生…。「碁」 で言う“中盤の攻防”は、「ゴルフ」の“アイ アンショット”・“アプローチショット”…。場 数(月2 〜 3 回)が少なく、生兵法で戦ってし まう小生にとってこの“中盤”のポカで、せっ かくの「碁」も、久しぶりの「ゴルフ」も、台 無しにしてしまうのです。あわてず騒がず、じ っと本手を打つ大切さを忘れるあさはかさでし ょうか。そして、「碁」で言う“ヨセ”が、「ゴ ルフ」の最大の難関である“パット”…。上手 (うわて)との対局では“ヨセ”の段階で軽く 10 目〜 20 目はヨセられてしまいますし、「ゴル フ」でも3 パットオンパレードの小生にとって、あっさり5 打〜 10 打の差が出てしまうのです。 いくら“ハンディー(数目or 数打)を頂いて も、終わってみたらいつもと同じ…。またして も、反省の日々が始まるのです…。

今回も、ご多分に漏れず、“布石”・“中盤”・ “ヨセ”のコンビネーションがいまひとつ…。 対局後の懇親会では、ほろ苦い泡盛を飲みなが ら、反省・反省・また反省…。

『上達の5K』(by 囲碁棋士 石倉昇九段) という名言があります。1)感動〜「なるほど!」 と思った時強くなる!2)好奇心〜「新しい手」 を知ったら使ってみる!3)形〜「いい形」を知 ったら強くなる!4)考え方〜「正しい考え方」 を知ると強くなる!5)繰り返し〜「繰り返し」 使えば自分の物になる!『上達の5K』を肝に 銘じつつ、さしあたりの目標である“3 段”を 目指して、精進していきたいと思っているので すが、高いハードル・厚い壁に阻まれ、なかな か昇段できません。あ〜、うちあたい、うちあ たい…。

『洗心』(by 女流棋士:小西和子7 段)…。 ナンクルナンクル、心を洗い、心を静めて、心 を磨いていきたいと思っている今日この頃であ ります。今後とも、ゆたしくゆたしくお願い申 し上げます。

【P.S.】毎年1 月の第2 月曜日〜「成人の日」 には、南部地区医師会主催の親睦囲碁大会も、 開催されております。県医師会主催の本大会同 様、多数の囲碁ファンの先生方のご参加をお待 ちしております。