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沖縄県医師協同組合第17回通常総代会

沖縄県医師協同組合専務理事 真栄田 篤彦

日頃の医師協同組合の各種事業へのご参加とご利用、誠にありがとうございます。 去った5 月29 日(木)に平成19 年度の決算と平成20 年度の事業計画に関する総代 会をロワジールホテル那覇において開催し、ご承認を賜りましたので報告致します。

開催にあたり、宮城信雄沖縄県医師協同組合理事長(代読:安里哲好理事)よ り、現在の厳しい医療環境における医師協同組合の役割・意義は非常に大きなもの があり、今後とも先生方の医師協同組合事業に対する理解と協力をお願いしたいと の挨拶がありました。

総代会の議事は那覇市選出の友寄英毅総代に議長役を受託いただき、進行してい ただきました。

以下に報告致します。

第1 号議案

平成19 年度決算書類承認の件

T.事業報告概略

1.平成19 年度における主要な事業内容・事業 の経過及びその成果

(1)組合及び組合員をめぐる経済・経営状況

 平成19 年度前半の我が国の経済動向は失業 率の改善、所得の持ち直しを背景に、個人消費 は増し、輸出が再び伸びに転じるなど景気は回 復局面に入ったとの政府見解が出されました。

 しかし、後半に入ると、米国のサブプライ ム住宅ローン問題、原油価格の急激な高騰等 を要因に景気の先行きは楽観視出来ない状況 となりました。

 この様な厳しい環境と経済情勢の下、沖縄 県医師協同組合は医師協同組合の存在の必要 性を大いに自覚し、九州医師協同組合連合会 及び全国医師協同組合連合会との更なる連 携、取り組みの強化を図り、購買、保険の各 種事業において一定の効果を上げることが出 来ました。

(2)共同事業の実施状況

 平成19 年度における主な事業はカルテ・レセプト用紙の販売を中心とした共同購買事 業と九州医師協同組合連合会、全国医師協同 組合連合会の各種キャンペーン、村中医療器 の医療用品カタログ通販、OA 機器消耗品の 斡旋等による受取購買事業がある。平成19 年度は特にカタログ通販事業に力を入れ、組 合員への案内を積極的に行ない、ご利用件数 及び額は前年度を40 %上回り、今後の購買 事業の核となる事業に発展、拡大した。

 その他、生命保険、損害保険の各種商品の 案内、保険料の引去りを代行する受取事務代 行事業、ヤクルト自動販売機の紹介斡旋事 業、協同組合カード手数料事業等の受取斡旋 事業についても新規開業、新規組合加入者を 中心に営業活動を推進した。

2.業務提携等重要事項の概要

(1)大手書籍販売会社とのWEB による書籍 発注、配送システムの構築。

 平成19 年9 月、全国医師協同組合連合会 から大手書籍販売会社とのWEB による書籍 注文、配送のシステム提供を受け、組合員へ 案内し受注を開始した。

3.直前3 事業年度の財産及び損益の状況 (当該事業年度は含まない)

4.対処すべき重要事項・組合の現況に関する 重要な事項

 (1)医師協同組合への新規加入を促進し、運 営基盤をより強固にする。

 (2)九州医師協同組合連合会及び全国医師 協同組合連合会との連携をより強化すると ともに、組合員への商品供給・情報伝達を よりスピードアップさせる。

U.運営組織の状況に関する事項

1.前事業年度における総会の開催状況

(1)第16 回通常総代会

  • 開催日時 平成19 年5 月31 日 木曜日
            午後7 時30 分
  • 開催場所 ロワジールホテルナハ「南殿の間」沖縄県那覇市西3-2-1
  • 出席した組合員の数 46 人
  • 出席した理事の数  10 人
  • 出席した監事の数  2 人
  • 出席方法 本人出席 19 人
  • 委任状出席     27 人
  •  
  • 重要な事項の議決状況
    • 第1 号議案 平成18 年度決算書類承 認の件(原案どおり承認)
    • 第2 号議案 平成19 年度事業計画・ 収支予算承認の件 (原案どおり承認)
    • 第3 号議案 平成19 年度における借 入金の最高限度額決の件 (原案どおり決定)
    • 第4 号議案 役員報酬決定の件 (原案どおり決定)
    • 第5 号議案 平成19 年度における収 支予算の事業計画の範囲 内における補正ならびに 流用についての権限を理 事会に委任する件 (原案どおり承認)

2.理事会の開催状況

3.組合員数及び出資口数の増減

(以上、第1 号議案承認)

第2 号議案

平成20 年度事業計画・収支予算承認の件

T.事業計画

1.共同・受取購買事業

本年度は共同・受取購買事業の目標を 13,988,000 円に設定。

2.受取事務代行事業

本年度は、集金事務代行業務の収入を 19,641,000 円に設定。

・生命保険・・・各種生命保険の案内及び保険 料引き去り(10 社)

・損害保険・・・医師賠償責任保険、所得補償 保険、火災保険、自動車保険 等の保険料引き去り(3 社)

3.受取斡旋事業

本年度の目標は5,221,000 円に設定。

4.教育及び情報の提供事業

経営管理及び医療技術の向上を図るための 研修会(講習会・講演会)を開催し、組合員 に対し、情報提供に資するよう企画開催する。

1)講習会・研修会の開催

 組合員の事業に関する講習会に専門家を 招聘し、年1 回開催する。

2)情報の提供事業

 沖縄県医師会報等を通じ、組合の取扱商 品の市況情報等を組合員に提供する。(平成20 年度沖縄県医師協同組合収支予算 一覧表掲載。)

(以上、第2 号議案承認)

第3 号議案

平成20 年度における借入金の最高限度額決定 の件

今年度も例年のとおり900 万円とする。 (実際は予算内で執行しており、借入したこと はない。)

(以上、第3 号議案承認)

第4 号議案

役員報酬決定の件

年間414 万円以内とする。

(以上、第4 号議案承認)

第5 号議案

役員改選の件

本日(5 月29 日)をもって沖縄県医師協同 組合の役員の任期が満了し、次期新役員(理事 13 名、監事2 名)が選出された。

(以上、第5 号議案承認)

第6 号議案

平成20 年度における収支予算の事業計画の 範囲内における補正並びに流用についての権限 を理事会に委任する件

事業を拡大することにより経費需要が旺盛 になる事が予想され、当初予算での適正執行 が困難な場合、予算を効果的に運用するため 流用または補正の必要が生じてくることも考え られる。 (今日まで流用の執行をしたことはない。)

(以上、第6 号議案承認)

第7 号議案

定款変更の件

平成19 年4 月1 日に「中小企業等協同組合 法等の一部を改正する法律」(平成18 年6 月15 日、平成18 年法律第75 号)が施行されたので 定款の一部を変更する。

(以上、第7 号議案承認)

印象記

真栄田篤彦

沖縄県医師協同組合専務理事
真栄田 篤彦

沖縄県医師協同組合は昭和62 年の創立以来、多くの先生方に各種事業をご利用・ご愛顧い ただき、組合員数も540 名を超える大きな組織になりました。

平成19 年度は医療環境が厳しさを増す中、協同組合の原点、存在の必要性を大いに自覚 し、九州医師協同組合連合会及び全国医師協同組合連合会と更なる連携・取り組みの強化を 図り、先生方への購買、保険の各種事業において一定の効果、利益を上げる事が出来ました。

平成20 年度も引き続き、会員の先生方の経済基盤と福祉の向上を図る事を目標に更なる努 力をしてまいりたいと思いますので、ご協力の程宜しくお願い致します。