前理事 村田 謙二
このたび県より公立久米島病院へ出向するた め、理事を離任することになりました。広報担 当理事としての業務にも慣れ精神的にもゆとり ができて、また会史編纂の仕事も道半ばなの で、次期も続けたいと思っていた矢先だけに残 念です。会報編集の仕事は、毎月の締め切りに 追われる大変さはありましたが、会報を作って いる充実感はありました。それも有能で献身的 に支えてくださった事務局の方々のおかげです が。ここに紙面をお借りして事務局の方々にお 礼を申し上げます。
医師会史編纂の仕事は、編纂委員会委員長の 友寄英毅先生の秀逸な行動力と統率力を間近で ただ感嘆していた私としてはことの成否は全く 心配していません。また友寄先生と副委員長の 中村義清先生の同級生同士のコンビの良さも頼 もしい限りで、両先生お体ご自愛くださいとだ け申し上げたいと思います。
副担当の医事紛争処理の仕事は、経験豊富な 稲田先生の傍らでお手伝い程度のことしかでき ませんでしたが、すべてのケースが新鮮な学び の場でした。私自身は幸いにもこれまで紛争に 至ったことはありませんが、これから管理職を する身として貴重な経験を積むことができたと 感謝しています。
多忙な業務の合間を縫って毎週火曜日の理事 会に通うのは大変でした。しかし、医療全般に かかわる様々な討議事項を通して私の視野は随 分広がりました。2 年間という短い期間でした が本当に良い勉強をさせて頂いたと感謝してい ます。また医師会長の宮城信雄先生をはじめ執 行部、理事の先生方との交流は私のこれからの 財産になりました。
この先は小さな病院ながらも院長という管理 職を務めねばなりません。2 年間理事として学 んだことが大きな力になってくれそうな予感が しています。会館建設という一大事業にもわず かながらも関わることができ、良き思い出にな りそうです。
最後になりましたが、会報をご愛読下さった 諸氏、投稿下さった諸先生方に深謝いたします。 今後は一読者として、しかし熱烈なる愛読者と なることを誓って、筆を置きたいと思います。