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ごあいさつ 〜 2期目の県医師会活動に向けて〜

小渡敬

副会長 小渡 敬

去る2 月21 日の臨時代議員会において中部 地区医師会の推薦を受け県医師会の副会長に再 任されました。これまで2 年間宮城執行部のも とで、宮城会長が掲げた「地域に根ざした活力 ある医師会」づくりに向けて、微力ながら副会 長職を務めて参りました。今後も新執行部の先 生方とともに、医師会会員の便益を図ると同時 に、仲井眞県政および県行政機関と連携を図 り、本県の医療・保健・福祉の施策に関与し、 県民の健康長寿の向上に貢献したいと考えてお ります。

前回副会長就任の挨拶で述べたように、2 年 前の県医師会の懸案事項としては、「活力ある 長寿県の復活」、「離島・へき地医療の確保」、 「健康福祉立県構想の具体化」、「健康おきなわ 2010 の推進」、「介護保険制度改正後の対応」、 「県医師会館建設の推進」さらに県民の医療・ 保健・福祉の向上を図るために県保健福祉部と の連携を密にし、医政活動を通じて、「県行政 内での県福祉保健部の権限の向上を図る」等を あげました。その間、去った県知事選挙では仲 井眞候補の後援会長に宮城会長が就任し、会員 の先生方の絶大な協力を得て仲井眞県政を誕生 させることが出来ました。そして、公約どおり 県行政内に政策参与職が新たに設けられ、その 職に本会の玉城副会長が就任することが出来ま した。このことにより、我々の医療施策が県に 反映しやすくなったものと考えております。ま た、県医師会館については、開発申請や確認申 請等で手間取りましたが、着工にこぎつけ今秋 には竣工することが出来ると思います。また、 県の行革による県立浦添看護学校や沖縄県医療 事業団の廃止問題については、県医師会執行部 として強力に働きかけ、浦添看護学校は民間移 譲、医療事業団は存続が決まりました。そして 助産師養成の問題は、県立看護大学に助産学科 を併設する形で解決することができました。療 養病床の削減問題については、県内で医療難民 や介護難民がでない範囲の削減幅(約30 %) にとどめることが出来たと考えております。そ の他大きな問題としてメタボリック対策や自殺 対策、そして沖縄県の医療のグランドデザイン 等々、まだまだ解決できない問題も山積してお ります。

これから2 期目の2 年間も、宮城会長を中心 に「地域に根ざした活力ある医師会」づくりに 向けて取り組んで行きたいと考えております。 会員の皆様の県医師会に対するこれまで以上の ご協力と、ご教示、ご指導を宜しくお願い致し ます。