理事 稲田 隆司
医事紛争・医療安全並びに会員の倫理向上に 関する講演会が平成19年11月5日(月)、午後 7時30分からロワジールホテル那覇(天妃の間) に於いて行なわれた。医事紛争処理委員会と会 員の倫理向上委員会の共催によるもので、 NPO法人ささえあい医療人権センターCOML 理事長の辻本好子さんを講師にお招きした。
当日は医師75名、医療機関従事者188名、一 般17名、マスコミ1名の計281名の参加で盛況 であった。非常に示唆に富む内容であったの で、辻本氏の許可をいただき、スライド内容を ご紹介したい。
患者、医療者双方が納得出来る医療を協同し て築いていければという熱意のこもった講演で あった。現場で過重労働に耐え、疲労している 医療者からすれば、『そういわれてもなぁ〜』 という溜息にも似た感想もあったと思う。
しかし、それを上回り『何とかせねばならな い』という勇気と元気を会場に与えたのは、自 らも癌を体験し歩み続ける辻本さんの真摯なお 気持ちと明るいお人柄の賜物だと感銘を受けた。
今、講演を振り返り、中川米造先生の『自然 科学者と違って医師が問題にするのは一個の生 命体。すなわち逆境の中で自己のアイデンティ ティを守り抜こうとする個人としての人間であ る。』という言葉を考えている。
この言葉に立ち還れば、困難な医療状況を引 き受け、納得の医療を目指して歩んでいけるの ではなかろうか。願望ともつかぬ感想だがその 様に感じられた。
NPO法人ささえあい医療人権センターCOML 辻本 好子
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