会長 宮城 信雄
みだし常任委員会が、去る11 月16日(金) 午後4時からホテルニュー長崎(真鶴の間)で 開催された。当常任委員会は翌17日(土)に開 催される第107回九州医師会総会・医学会に合 わせて前日諸会議として開催され、常任委員会 に引き続き第94回臨時委員総会並びに懇親会が 開催された。
常任委員会では報告事項が5題、協議事項は 第107 回九州医師会連合会総会の宣言・決議 (案)に関する事項等が協議された。
始めに井石哲哉九州医師会連合会長より、遠 路ご出席いただいたことに対しお礼が述べられ 第107回九州医師会総会・医学会並びに関連諸 行事について、各県よりご協力をいただいたこ とに対し感謝の意が表された。又、常任委員会 における報告事項説明のため出席した長崎県の 粟津委員(事業現況説明)と福島委員(会計報 告)の紹介があり、報告・協議が進められたの で、概要について報告する。
報 告
1)九州医師会連合会事業現況について(長崎)
粟津委員より、平成19年4月1日から10月31 日までの九州医師会連合会諸会議の事業現況に ついて資料に基づき説明があり、事業計画に基 づいて順調に進められているとの報告があった。
2)九州医師会連合会歳入歳出現計について (長崎)
福島委員より、平成19年10月31日現在にお ける予算に対する歳入・歳出の状況について説 明があり、歳入合計65,787,437円に対し歳出合 計が14,600,578円で差引残高が51,186,859円、 歳出総額は予算に対して22.1%の執行率である との報告があった。
3)第107回九州医師会医学会及び関連行事に ついて(長崎)
井石会長より、11月16日から18日に亘って 開催される第107回九州医師会総会・医学会及 び関連諸行事の概要について、資料に基づき説 明があった。
4)第60回日本医師会設立記念医学大会におけ る各種表彰者に対する祝意(祝電)について (長崎)
井石会長より、みだし各種受賞者に対し九州 医師会連合会役員等慶弔規程に則り、祝電を送 り慶祝の意を表した旨報告があった。
【日本医師会最高優功賞】
・在任10年都道府県医師会長 秦 喜八郎先生(宮崎県医師会長)
・医学、医術の研究により医学、医療の発展又 は社会福祉の向上に貢献し、特に功績顕著な る功労者(都道府県医師会推薦)
個人の部
【日本医師会優功賞】
・在任10年日本医師会代議員
5)秋の叙勲等受章者に対する祝意(祝電)に ついて(長崎)
井石会長より、九州医師会連合会役員等慶弔 規程に則り、旭日双光章を受章された佐賀県の 美川隆三先生(日医有床診療所検討委員会委 員)へ祝電を送り慶祝の意を表したとの報告が あった。
協 議
1)第107回九州医師会連合会総会の宣言・決 議(案)について(長崎)
井石会長より、去る9月15日に開催された第 291回常任委員会で承認されたみだし宣言・決 議(案)を、本日の臨時委員総会へ上程したい との提案があり承認された。
2)その他
1)医療廃棄物の取り扱いについて(米盛会長提案)
鹿児島県では、医療廃棄物の処理場がなく宮 崎県に運んでいる状況である。医療廃棄物の取 り扱いについては業者よって運賃、料金等にバ ラツキがあり、1 月26日(土)に開催される各 種協議会で各県の状況も確認したいとの提案が あった。
本件については、1月26日に開催する第2回 各種協議会では地域医療対策協議会の中で協議 することとし、鹿児島県で調査項目並びに調査 様式等を作成して提案することになった。
2)医療を守る国民運動の各県医師会の取組み状 況について(横倉会長提案)
日本医師会では「国民医療を守る決起大会」 を12月5日(水)に開催することにしており、 各県でも各都道府県医療推進協議会において県 民集会等を開催してもらいたいとの依頼がある ことから、各県の取組み状況について提案があ った。
本会の対応について、11月28日(水)に28 団体で組織する沖縄県医療推進協議会を開催 し、12月20日(木)に医療を守る県民集会を 開催することについて説明した。その他各県の 状況として、大分県では映画「シッコ」を上映 し、その前に日医の窮状を理解した方(医師以 外)に講演してもらう。宮崎県は、映画「シッ コ」を上映しその後知事との対談方式を考えて いる。佐賀県は、既に医療を守ることについて 決議を採択し、厚生労働大臣等関係機関に要請 を行っていることから、新聞での意見広告を予 定している。又、福岡県もすでに決議文は採択 し国への要請を行っているが、今回は県民公開 講座を県民集会に切り替えて開催する予定にし ている。
その他、鹿児島県では医師がこういう運動を 行うと逆にとられるので、県民と語る会という 形で「すこやか医療タウントーク」を開催して いる。メディアと一緒になって国民、県民運動 としてやっていくことにしており、特に県民集会 は開催しないことにしている等の説明があった。