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平成19年度沖縄県医師会 親睦囲碁大会について

村田謙二

理事 村田 謙二

今年3月18日に行われた平成18年度沖縄県医師会親睦囲碁大会は20名もの参加がありおおいに盛り上がりました。「次回は冷えたビールでも飲みながら囲碁を楽しめたら最高!!」という声にお応えして、19年度の親睦囲碁大会は7月15日に納涼碁会と銘打って南風原町新川の寛味「んかっか」を半日貸し切って行いました。連休の中日にもかかわらず総勢15名の方々がご参集下さいました。

大会は午後2時より開始して6時過ぎには一応対局を終え成績を決めました。勝率第1位はサマリヤ人病院の砂川恵徹先生でした。過去に医師会本因坊も獲得された先生は八段格での出場でしたが5戦全勝、ハンディ戦でこの成績ですからその強さ恐るべし、誰か対抗馬がほしいところです。勝数最多は5勝1敗で県立南部医療センター・こども医療センターの下地武義五段、最多試合数賞(最も楽しんだで賞)は南部福祉保健所、中央保健所の宮里達也三段でした。ご両人は前回も同じ賞を取得されているので昇段が必要かもしれません。

午後6時過ぎからは懇親会に移りお互いの囲碁人生を酒のさかなにして大いに親交を深め合いました。印象的だったのは懇親会の終了後もなお数人の方がまた碁に興じられたことです。囲碁好きでは人に負けないと自負している私ですが、同じくらい囲碁好きな方々が身近にいてうれしい限りでした。

さて今回の大会で特筆すべきは級位者の方が2名も参加されたことです。私にも覚えがありますが級位者が大会に参加するのは勇気がいります。他の参加者に迷惑をかけるのではと気兼ねしたり、どうせ勝てないからと気後れしたりするのです。私事になりますが私は大学2年でルールを覚え卒業のころにやっと初段になりました。先輩や同級生に強い人は数人いましたが自分が弱い間はなかなか打って貰うことを言い出せずにもっぱら盤側で見て局後の検討を聞いたりして勉強しました。我々の大会の目的はあくまで親睦にあります。賞品はありますが、成績のために熱くなる方はほとんど無く皆さん和気藹々と対局を楽しんでおられます。

若かりし日に碁を覚えたにもかかわらずその後の仕事の忙しさで継続できず機会があれば再開したいと思われている方はいませんか?ルールはおぼろげながら理解しているが実戦不足でまだまだ弱くて強い人達が楽しそうに対局しているのをうらやましく眺めている方はいませんか?今はルールも解からないが何年か先の定年後の楽しみに機会があったら碁を覚えたいと願っている方はおられませんか?私はそのような方々の味方をしたいのです。碁は頭脳のスポーツです。オリンピックの種目として採用してもらおうという運動が起こっているぐらいです。脳の前頭前野を使う囲碁はボケ防止にも最適と言われています。私たちと一緒に碁を楽しみませんか。

最後になりましたが、お店が休みの日曜日にもかかわらず快く場所を提供して下さった「んかっか」様に深謝します。また毎回裏方として支えて下さっている沖医商事、県医師協同組合の職員の方々にも謝意を表します。