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医師会親睦囲碁大会の報告
〜医師会本因坊の復活に向けて〜

村田謙二

理事 村田 謙二

前列左より知念義和先生、仲本政雄先生、大見洋二先生、下地武義先生、宮里達也先生、筆者(村田謙二)、
後列左より平良厚徳氏、照屋勉先生、知念信雄先生、仲村永徳先生、嶺井進先生、山内昌紀先生、
源河茂先生、平良恵貴氏、岸本幸治先生

3月18日那覇市医師会館において平成18年度 県医師会親睦囲碁大会が開催されました。参加 者は初段から八段格までの総勢20名、午前10 時より6時間余の熱戦が繰り広げられた結果、 勝率第1位の大見洋二五段(那覇市医師会:大 見医院)、勝数第1位の下地武義五段(公務員 医師会:県立南部医療センター・こども医療セ ンター)、最多試合数賞(最も楽しんだで賞) 仲本政雄初段(南部地区医師会:博愛病院)、 宮里達也三段(公務員医師会:南部福祉保健 所、中央保健所)が決定し家路に着きました。

ところで県医師会には伝統ある沖縄県医師会 本因坊の称号がありました。かつては年一回そ のための碁会がありました。それがいつの間に か消滅してしまい、数年前まであった囲碁月例 会も集まりが悪く2ヶ月に一回となり、それも 自然消滅してしまいました。

囲碁人口が減った訳ではないのです。世話す る人がいなくなったのです。現に南部地区医師 会では会長の永山孝先生が囲碁愛好者であるこ ともあって、毎年成人の日に親睦囲碁大会が催 され十数名の参加者でにぎわっています。今年 のその大会の席上もっと碁を打つ機会を増やし たいとの気持ちで全員が一致しました。幸いに も現医師会執行部には常任理事の嶺井先生、大 山先生と私の三人の囲碁好きがいるので、三日 会(さんにち会)なるものを立ち上げました。 この会は偶数月の第3日曜日に新都心にある喫 茶店「ベルヴィ」(Tel.862−7966)で碁会を催 しています。

囲碁は別名「手談」とも言われます。ひとた び盤を向かい合って対局すれば初めての人とで も十年の知己のごとく親しくなれることが、こ の名の由来です。現在三日会のメンバーは全員が有段者ですが、級位者の方も大歓迎いたしま す。私の周りにも有名な漫画「ヒカルの碁」を 読んで碁を覚えたいと感じた30代、40代の方 が何人かいます。そのような方々にも門戸を開 こうと考えています。碁を覚えることは人生を 豊かにします。読者の方で碁を始めてみたいと 思われる方は是非私にご一報を。

今回の大会は沖医商事の強力なバックアップ で実現しました。裏方として支えて下さった事 務局の方々にこの紙面を借りてお礼申し上げま す。この会が発展して「県医師会本因坊戦」に なることを切に希望してやみません。

会場風景