副会長 玉城 信光
会場風景
去る平成18年5月20日福岡にて、九州医師 会連合会(大分県の担当)主催で新しい日医執 行部との懇談会が持たれた。唐澤会長は世界医 師会の会議でフランス出張とのことで竹嶋副会 長、宝住副会長、羽生田常任理事、今村常任理 事、石川代議員会議長、武見参議院議員、西島 参議院議員の出席を頂き九州各県から100名程 の出席のもと開催された。
司会は先日、九州医師会連合会の事務引継ぎ をした大分の近藤副会長である。最初に九医連 を代表して嶋津会長が歓迎の挨拶をした。九医 連が推薦した執行部が誕生し今後の活躍に期待 している旨が述べられた。
新執行部が発足し2ヶ月足らずで100名余の国 会議員に面会した。医師会の活動で国会議員や 行政とのかかわりは大変重要である。今後消費 税の増税が見込まれる中で医療税制検討委員会 の役割が重要になってくる。日医としてもよく 検討して、厚労省のみではなく税制関係の国会 議員との交渉も大切になってくると挨拶した。
懇親会の席では宮城会長から宝住副会長に紹 介して頂いた。私自身も全国有床診療所連絡協 議会の推薦で医療税制検討委員会の委員になっ ているので委員会活動の活性化をお願いしてお いた。
元の執行部からの返り咲きで今後自分の役割 が大切になるであろうと抱負を述べた。
九医連の力を結集して副会長にしていただき 感謝していると述べた。選挙の際にも話した が、現在日医総研の活性化に力を注いでいると の事である。
懇談会の前日にパリの唐澤会長から電話があ り、懇談会に出席できず申し訳ない、皆様によ ろしくとのメッセージが述べられた。
母子保健の担当をしている。少子化対策で大 臣ともお会いして医師会の考えを述べている。 また竹嶋副会長の下で日医総研の活性会に全力 を注いでいる。
先日、医療法が衆議院を通過した。しかし中 身はこれからなので、参議院の議論を通じて、 医師会の意見が反映されるように政省令の形で 対応していくつもりである。厚労省は急性期医 療を公的医療機関に任せようとしている。この ようなことがおこれば民間の医療機関の危機である。このような動きは絶対に阻止しなければ ならない。このようにあらゆる分野で法律が出 来上がる前に医師会との調整が重要になる。
今後ますます地方分権がすすめられていくで あろう。医療、福祉の分野でも地方の裁量権が 大きくなるので各地区医師会は行政との関係を 密にしていく必要がある。
参議院選挙への武見推薦の件は医師会長選挙 のしこりが薄れる頃にはっきりさせたいとのこ とである。
岩手県の石川先生は岩手医大の外科創設時に 九大の先生方を中心にして外科が作られ岩手の 医療に大変お世話になったと述べた。また先生 自身も九州で研修をして楽しい時期をすごした ことがあると披露した。日医の活躍と代議員会 活動の活発化を祈念して高らかに乾杯した。
その後、食事をしながら、九州の先生方と飲 み楽しいひと時を過ごした。私のテーブルでは 長崎、熊本、福岡、佐賀、大分の先生方と懇親 を深めることができた。このような会を通じで 九州の意見が集約されていくのであろうと思わ れた。