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第15回県民公開講座Q&A

メタボリックシンドローム〜なぜ肥る?どうやせる? 〜
 
Q.1 来年度からスタートする特定健診について、少し具体的に教えてほしいです。また、その健診でメタボリックシンドロームの予防や指導なども行うのでしょうか。お願いします。
A 平成20年度から、健診の実施主体が保険者(国民健康保険、社会保険、組合保険、共済保険、船員保険等)になり、それぞれの保険者が健診を実施することになります。働いている方は、職場健診を受けます。それぞれの保険者がどこで健診を実施するかまだ決まってないと思いますが20年までには決まると思います。特定健診には、メタボリックに関する健診項目が入ります。(腹囲、身長、体重、肥満度、診察、血圧、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、GOT,GPT,γGTP、空腹時血糖又はヘモグロビンA1C、尿糖・尿タンパク)等の検査でメタボリックの判定がなされます。メタボリックシンドロームや、予備軍の判定が出た方は、特定保健指導の対象となります。対象者には、保健指導の階層化をおこない、積極的支援や動機づけ支援に分け保健指導を受けることになります。積極的は,6ヵ月をめどとし、動機づけは3ヵ月をめどとして支援が受けられます。詳しくは、市町村の担当課へお問い合わせください。
Q.2 一日一食3年間続けています。168�p 65�s ずっと維持しています。 続けてもよいですか。
A 「1日3回、なるべく決まった時間に食事をとりましょう」と言われますが、これにはきちんとした理由があります。まず、必要な栄養素を満たすためには1日3回の食事が必要だということ、さらに、朝・昼・夕それぞれの食事には決められた役割があります。
●朝食・昼食・夕食の役割 『朝食』は、寝ている間に消費された栄養を補給するために欠かせません。朝食をしっかり食べないと、脳がエネルギー不足となり、午前中の仕事や学習の能率が低下してしまいます。朝食を食べると交感神経が刺激され、脳と体が活動的になり、スムーズに1日の行動を始めることが出来ます。
『昼食』は、午後の活動に向けてのエネルギー補給の役割があります。夕食までの時間は少し長くなるので、3時くらいに間食やコーヒー、紅茶などをとって休憩をとると、リフレッシュできて作業の効率も高くなります。
『夕食』は7時くらいにとるのが理想ですが、現実には難しいこともあるでしょう。遅くなりそうなときには、夕方におにぎりやパンなどをとって、夕食はあっさりしたおかず中心の食事にします。 体温を一定に保ったり、心臓を動かしたり、呼吸したりするのに欠かせないエネルギーを毎日の食事から摂取します。脳のエネルギー源として使われるブドウ糖は体に溜めておける時間が限られており、まとめてとっても効果はありません。
食事を抜くと食事と食事の間が長くなって体がエネルギーを蓄えようとするので、食べた物が脂肪になりやすくなります。また、長時間摂食がない場合脳のエネルギーが不足したまま働かなくなり、イライラしたり、頭がボーっとしたり無気力になったりします。筋肉疲労、骨の発育障害、貧血、頭痛、食欲不振、肩こりなどの原因にもなります。 1日1食だと体内リズムが狂い、新しい細胞を作り変えることが出来ません。 細胞は体を構成するもっとも基本となる単位です。細胞が集まって組織をつくり、組織が組み合わされて器官(内臓や骨、関節など)をつくっています。この細胞の原料として利用されるのが毎日の食事に含まれる栄養素です。 年齢や職業(生活強度)等が不明ですので詳しくは分かりませんが、30〜70才代の男性で1日に1700〜2000kcalのエネルギーが必要です。 3年間、1日1食を継続し、体重を維持しているとの事ですが、血液データを見て体に影響が出ていないか確認することが必要だと思います。また、自分に必要なエネルギー量を知り、現在の食事内容でバランスがとれているのか調べる事も大切ではないでしょうか。
Q.3 �@食事をカロリー計算して3食定時に食べるのですが、痩せない場合は食事の量をへらしてよいですか?必ず体重は何キロと決められた体重にしなければいけないのか? �A食事に関して  肉や魚は1週間に何日摂ればよいか。  塩分を含む味噌は一日どのくらいの量をとってよいのか?
A カロリー計算をして3食定時に食べているのに痩せないとの事ですが、まずは「どのくらい減量をしなければいけないのか」をチェックしましょう。 肥満は糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化の原因になります。生活習慣病を予防するためには、食事と運動で体重をコントロールすることが重要です。(健診を受け、血糖値、中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール、を確認することも大事です。私達の食べた食事内容が、血液検査の結果になります。)
標準体重=身長(m)×身長(m)×22
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
BMI 25以上を肥満、BMI 18.5未満をやせと判定
BMI 25以上30未満の人は、まず現体重の5%減らしましょう。
BMI 30以上の人は現在の体重の10%減らしましょう。
・目標達成までの期間は3〜6ヶ月と考えます。
・1�sの体脂肪を減らすには7000kcalの消費が必要です。7000kcal÷30日≒233kcal
1日あたり233kcal分のエネルギーを減らせばいいことになります。 標準体重を求める計算式にある「22」はBMI指数で、最も病気になりにくいとされる値ですので、これを目標とした体重に近づけたほうがよいと思います。 上記のように自分の適性体重を確認し、年齢、性別、1日の生活活動強度に合わせたカロリーをもう1度計算してみましょう。 痩せるために食事の量を減らすだけでなく、健康を保つためにはバランスも考えなければなりません。肉や魚は体や筋肉・血液をつくる食品群なので、たん白質・脂質・鉄・ビタミン類が豊富です。1日1回ずつ食べるのが基本ですが、肉の部位や魚の種類によって、1回量は異なりますので、目安量を覚えるとよいと思います。 また、缶詰や加工食品は塩分や脂肪分が多いので、食べすぎに気をつけましょう。 1日に摂取してもよい塩分の量は健康な成人で10g以下、高血圧の方は6g以下です。 味噌の塩分量は種類によって違いますが、味噌汁1杯分(約8g)に0.9g程度の塩分が含まれます。塩分は味噌だけでなく、いろいろな食品や化学調味料、ドレッシングにも入っていますので、使いすぎないよう注意しましょう。