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第10回県民公開講座Q&A

〜 こころのかぜ 〜(うつと不安)
 
Q.1 うつ病・統合失調症で投薬が必要な場合、薬を飲めば完治するのか?
また、治っても薬をやめてしまうとぶりかえしてしまうのか?
A うつ病は完治しますが、再発をくりかえす病気ですので、再発予防のための服薬が当分必要です。統合失調症の薬は、今のところ症状をコントロールする対症療法のクスリなので、症状がおさまって社会生活ができるようになっても服薬を続ける必要があります。
Q.2 身内に統合失調症の症状の方がいるが、この病気はうつが原因なのか?だれでもかかる病気なのか教えていただきたい。(ちなみにこの身内の方は自分が病気だと思ってはおらず、通院もしていません。)
A うつが原因で統合失調症を発症することは一般的にはありません。両者は別の病気です。統合失調症のはじまりの時期に、うつに似た症状がでることはたまにみられます。統合失調症は誰でも容易になる病気ではありません。また自分が病気だという意識に欠けるのが統合失調症の特徴なので、一度病院へ受診するよう、皆さんで努力してみることが大切です。
Q.3 時々、気がおちこむ(うつ)ことがあるのですが、心療内科で抗うつ剤を飲んだ方がよいのか? それとも、産婦人科で更年期障害の治療をしたほうがよろしいのでしょうか? アドバイスをお願いします。
A まず閉経にともなう更年期症状なのか、産婦人科で診断してもらってください。婦人科的治療が必要でないといわれたら、心療内科やかかりつけの内科医で治療を受けるようにしてください。
Q.4 知人が入院しているのですが、半年近くになるのですがなかなか回復しないので薬の服用などの相談をしたいのですが、よろしくお願いします。現在テシプールという薬を長期服用しています。副作用がまともに出ているので心配です。
A テシプールは四環系抗うつ薬といって、比較的副作用の少ない第2世代とよばれる薬です。どのような副作用が出ているのか分かりませんが、他の病気を併発していて、そちらの薬は服用していませんか。
Q.5 精神科、クリニックに通院している患者さんの中で思春期の子供のしめる割合はどれくらいでしょうか?
親として子供が身体症状を出した時、早めに先生にたよったほうがいいのか?学校のカウンセラーにまかせ、判断にまかせたほうがいいのでしょうか?
A 精神科に通院する思春期の患者さんの数は、その精神科医が思春期を専門とするか否かで違うと思います。児童精神科医なら当然高くなるはずですが一般精神科では思春期の子を積極的に受け入れているか否かで違うと思います。
私のクリニックでは、約1ヶ月の予約待ちの状態であり、思春期のお子さんと抱えてお困りの親御さんは相当多いものと思われます。
子どもが心身症状を出したとき、とりあえず学校担任や学校カウンセラーに相談した方がいいと思います。それでも症状や問題の解決にメドが立たなければ学校側と相談の上、受診を考えたらどうでしょう。
Q.6 高1の息子が過食、おう吐を3ヶ月前から発症し、登校も出来ません。以前は過食した後に指を口へつっこんで吐いていたのが、1週間前から、最近はそれほど食べなくても少しずつ常に吐き続けているようです。
吐くのをかくしていたのですが、1週間前からは、親の前で吐くようになりました。これは良い事なのか、悪い事なのか判断できず、とまどっています。
本人は口では学校に戻ると言いますが、吐くのが治ってから行きたいので今すぐは学校に行けないとも言います。親としてはどう対処していいかわかりません。アドバイスをお願いします。
A 過食後に指を入れて吐くのは過食症で見られます。普通は女性に見られるのですが男の方というのが気になります。本人が何で困っているのか、どうしたいのか、どうしてほしいのかを見極め、思春期専門の精神科やクリニックへの受診をお勧めします。
Q.7 現在、うつ病の治療をしています。将来、妊娠を希望しています。内服をしながら妊娠や出産は可能ですか?
現在内服中の薬→ドグマチール、パキシル、ワイパックス、アモバンを使用中。
A できたら病気が治ったのちに妊娠するのが望ましいことです。主治医とよく相談して、状況を適切に判断されることをおすすめします。
Q.8 うつ病が神経伝達物質に原因があるということは、精神病に分類することは間違いと思いますがどうでしょうか?
A 間違いとはいえません。統合失調症も脳の神経伝達物質の機能障害と考えられています。
Q.9 精神分裂病が統合失調症に名称変更したように、うつ病も変えた方がいいと思います。
うつという言葉は非常に暗くて重いイメージがある。
A うつ病は最近では、気分障害 mood disorder とよばれています。
Q.10 うつ病になるとなぜ自殺を考える人が出てくるのですか?
A うつ病の症状は、抑うつ気分、思考の抑制、意欲低下、行動の抑制などが主なものですが、劣等感や罪悪感、イライラして焦燥が強く、しかも被害妄想や厭世観が出てくるような場合に自殺を考えるようになります。自殺念慮(死にたくなること)は、うつ病が本来もっている症状の中の一つです。
Q.11 うつとスピリチュアリティの関連について。沖縄県内または県外で、研究に取り組んでいる方はいるのか?
A うつとスピリチュアリティそのものではありませんが、シャーマニズム(ユタや信仰職能者の活動)とメンタルヘルス(心の健康)に関する論文は私(名嘉)自身も書いています。主に英文の論文ですがご興味があればご紹介致します。
Q.12 単身赴任中の思春期の子供への対応について
(1)実家の長野に中学2年の長男が居ます。月に1回は帰省していますが、普段家庭に居ないため、子供の日頃の様子がわかりません。
(2)努めてコミュニケーションをとるようにしていますが、中々会話もすすみません。 (3)普段接していない思春期の息子に対して、具体的にどの様に接したらよいか教えて下さい。(現在、反抗期の真最中です。)
A 仕事の関係で家を留守にしがちな家庭の場合、たまにお父さんが帰宅して、「さぁ〜、話し合おうか」と思っても思春期の子はなかなか乗ってくれないものです。要点を列記します。
1.帰宅したらゆっくりくつろぎ趣味や関心のある話題などを通して自然に話が弾むような交流を考える。あくまで自然体で意図的でない会話を楽しむ姿勢が大事だと思います。
2.正面から向き合って話すよりたとえばドライブの車の中のような狭い空間の中で互いに顔を合わせず車外を眺めながら話すと意外に話は弾むものです。
3.ときおり、手紙を書いて送ってはどうでしょう。手紙は意外に本音を書いても通ずるものです。ただし、本人からの相談や申し出ない出がない限り、理詰めの話や説得調にならない工夫が必要です。
4.お子さんの先の心配をして先回りしていろいろ意見を持ち出すと反発される可能性があります。お子さんの先を走るのではなくて少し遅れて走る伴走感覚がいいかもしれません。
5.意見や注意したいことがあっても先走りせず、その場にふさわしい状況を待って、タイミングよくさりげない助言が有効かも知れません。
Q.13 心と魂(スピリット)は違うのか?
A 「心と魂(スピリット)は違いがあるのか」というご質問ですが、WHOでスピリチュアリティという提案が出たのは従来の健康の定義「肉体的(身体的)にも精神的(心理的)にも社会的にも良好な状態」としただけでは不十分である、すなわち心(=心理的・精神的)とは別に魂や霊的存在としての人間、信仰心や崇高な心など、聖なる存在、超自然的存在との関係など、人間が有する神秘性や霊性までも考慮に入れなければ本当の意味でのトータルな健康は考えられないといったところから出た発想ではないかと思います。すなわち魂(スピリチュアル)とは人の心の中に潜在する他界観、神々や自然との調和までも想定した観念ではないかと思われます。
Q.14 うつと内科の病気の関係について具体的に話してほしい。
A うつを来たしやすい内科疾患には、癌、脳卒中、高血圧、心疾患、リウマチ、慢性腎炎、透析患者、パーキンソン症状群、甲状腺疾患、過敏性腸症候群、消化性潰瘍、C型肝炎、片頭痛などがあげられます。また降圧剤や糖尿病治療薬、ステロイド剤などの服用でもうつがあらわれることが知られています。認知症の老人にうつが併発することもしばしばあります。
Q.15 娘(中2の時)にうつ症状がみられ、ある心療内科を受診しました。いろいろ漢方のお薬を出してもらったのですが、かえって体調が悪くなり(涙が止まらなくなったり、情緒不安定になった)先生に相談した所、すぐに止めて下さいと言われ、又、新しい薬を処方してくれました。2回目に頂いた薬もあわず、飲むのをやめました。
先生が看立てて出したお薬がまちがっていたのに、高いお金を払わされ、又、新たに代金を支払いとても不条理を感じました。
予約しても長い待ち時間にくたびれ、何回も通わないといけなのかと暗たんたる思いでとても疲れて5回ほどで行くのを止めました。
A 医者と患者さんの関係で大事なのは信頼関係と相性です。お互いに相性が悪いと診療がスムーズに行かないことがよくあるものです。
先生と話しやすい、診察が終わると何かほっとして安心した気分になれる、薬の説明も納得できる、次回の受診も楽しみという関係がとれれば信頼関係はOKです。ぜひ、そういうドクターとの出会いを心がけてください。
Q.16 私は、おさないころいじめにあい、ようちえん〜15才までありました。
だんせいきょうふしょうになったり、後、小さなころから、つらい時はかぞくには少しだけうちあけて、あとはずっとがまんしていました。今では小さな事でもこわくなったり、体のあっちこっちかゆくなったり、こったり、あと一日じゅうぶんにすいみんをとっても、またねむけがあったり、あと、思ったいけんとぎゃくの事を言ってしまったりでこまっています。
A これまでいろいろ苦労してこられてきたのですね。ひたすら耐えてこらえてこられたのですね。でも、こうして勇気を出して質問すること自体あなたの中に変化が起こっているのです。一人で内にひめ我慢するのではなく、自分のつらさや思いを人に打ち明けることであなたの中に変化が起こると思います。人に話すことでご自分の思いや考えが頭の中で整理され、先が見えてくるものです。
そのためには、あなたが安心して固くならずに話せる場所が必要です。その機関としては沖縄県立総合精神保健福祉センター(Tel:098-888-1443)や当院に事務局のあるNPO団体「ほのぼのスペース」(思春期青年期心理サポートセンターTel:080-3121-5289)などの相談機関に相談されたらどうでしょう。
Q.17 うつ病は思春期以下の子供でも発病するのでしょうか?
A 思春期以下のお子さんのうつについては、多くはないがあると思います。私の所でも小学高学年でたまに抗うつ薬を使うことがあります。でも、思春期を含めてうつ病の問診票(うつ病自己評価尺度)で高い点数(うつ病)をとっていても薬を使わなくてもまわりの環境調整や理解や協力でよくなるケースが結構あります。
思春期のお子さんではうつ病より人間関係に起因する不安症状(対人恐怖、パニック障害、強迫障害、社会不安障害)を呈するケースの方が多いように思います。
また、うつと思われるケースでも慢性の寝不足(深夜放送やインターネットによる生活習慣の乱れ)、部活による過労蓄積、起立性調節障害による朝の低血圧、冷えによる体調不良など身体的な要因に起因している場合もあるので身体疾患の除外も必要です。
Q.18 私の周りではアルコール中毒やゲーム(パチンコ・スロット)中毒による借金苦の自殺者も多いように思うが、どうか?
A おっしゃるようにアルコール依存症やギャンブル依存症は心の病であり、これはいずれ自己破壊的方向へ当人を追い詰めます。その挙句借金苦に陥ったり、人との関係を破綻させたり、そして終いには自殺へと追い込まれることもあると思います。
Q.19 うつ状態にある人に、どのようにすれば病院に行ってくれるのでしょうか?
A 身内の方が自殺なさったということ、大変残念に思います。おっしゃるように病院受診を勧めてもなかなかそれに従わない方はかなりおられます。そのような時にはとりあえず家族や周囲の方々だけでも相談機関(保健所や精神保健福祉センターなど)へ出向いて相談することが大切です。そこでは専門の職員が本人への対応について一緒に考えてくれると思います。いきなり精神神経科へかかるのに抵抗があるという方の場合、石津先生もいわれたようにまずは心療内科系のクリニックを訪ねられるのも良いと思います。
Q.20 女性より男性の自殺者が多いのは、どういう原因が多いのでしょうか?
A 一言でいえは、男性の「もろさ」と関係しているともいえますが、他方女性に比べて男性は職場や社会的場面でストレスにさらされる場合が多いともいえます。一方「男らしさ」にこだわり、女性ほど気軽に友人や知人、専門家などに相談しないといった「他人に弱みを見せない」といった男性の特性とも関係あるようです。
Q.21 26歳の息子、パニック障害治療中。自殺をしようとする時の様子などの具体的な見分け方。
A 自殺の予徴としては、不眠に悩みつづけ、睡眠障害を強く訴える時や、イライラ、焦燥感の強い時などに、「生きていても意味がない」、「死にたい」などと厭世的な言葉を口にすることがあります。このような時には要注意です。不眠、不安、焦燥、苦悶が続く時には、一人ぼっちにさせないように気をつけること。また、いつでも心の支えになってあげるように心がけてください。
Q.22 私の子供(現在20才)が2年前高校を卒業して大学受験中に突然軽い「うつ病」にかかり、この間心療内科を2度かえて今3番目の病院で治療中です。この間薬物療法を行っていたが、きかないので現在カウンセリング中。以下質問致します。
(1)中学生の頃から「だるい」というが2年前にうつ病が発症してからわかり「だるいので何もできない」といつもいう。「だるい」の治療方法はありますか?
(2)もう2年になりますが何年で治るということがいえますか?
(3)薬物療法以外の治療法について。社会的団体他について。
A だるさもうつ病の症状の一つですが、だるさを主訴とする病気にはそのほかにいろいろあります。主治医の先生によく相談することです。
なお、原因不明の疲れやすさの中には漢方薬が効くケースがあります。
うつ病には長い経過をとるケースもあります。主治医の先生とよくご相談下さい。医師は患者さんから何も質問されないと、「何も問題はない、順調に経過している」と勘違いされることがあります。疑問があったらどんどん聞いて下さい。
うつ病以外の治療については認知行動療法というのがあります。沖縄県立総合精神保健福祉センター(Tel:098-888-1443)では慢性うつ病を対象にうつ病ディケアーをやっていると思います。主治医の先生と相談の上問い合わせてみてはどうでしょう。
Q.23 弟のことです。(30代です)
小学校の頃、イジメにあっていた様です。中学校の頃はずっとビクビクしていました。高校の頃はとてもイキイキしていました。20代なかばごろより、何もしなくなってしまいました。仕事にもつかず、食べて寝て、TVをみて高校時代の友人らとは、交流少しあるようですが・・・。
どんな風に接したらいいのでしょうか?(弟とか両親と)父はとてもむずかし人です。自分かってな感じです。母はとても弟をあまやかしています。お金あげてどこか行くといえば送ったりして・・・。
A 弟さんは小さい頃からつらい体験をしてこられましたが、高校時代は何とかそれから抜け出そうとして頑張られたと思います。しかし、社会に出て何らの人間関係のつまずきで自信をなくし、なかば引きこもりがちな生活になったのでしょうか。
沖縄県立総合精神保健福祉センター(Tel:098-888-1443)や保健所などに相談なさってはどうでしょう。当院に事務局のあるNPO団体「ほのぼのスペース」(思春期青年期心理サポートセンターTel:080-3121-5289)でも相談可能かと思います。
Q.24 うつ病と高血圧の関係はどうなっていますか?
A 高血圧患者にうつが併発することはわりによくみられます。また一方、うつ病の身体症状として高血圧がみられるのは30〜35%といわれています。血圧コントロールのために降圧剤を飲んでいる人にも、うつがおこることがあります。とくにレセルピン系、β遮断薬、メチルドパ、クロニジンなどでうつの併発の報告がみられます。
Q.25 父と叔父がうつ病でした。私の性格は父に似ていると言われます。見栄っ張りな所。私もなる可能性が高いのでしょうか? 予防できますか?
A 一般的にうつ病と関連の深い性格としては、執着気質、メランコリー型などがあげられています。執着気質とはものにこだわりやすく、いつまでもくよくよ悩む性格傾向で、メランコリー型というのは、いつも秩序を重んじてきちんきちんと仕事をこなす責任感の強い几帳面な人です。見栄っ張りとうつとは直接的な関係はありません。
Q.26 同じような強いストレスを受けても「うつ病」にかかる人とかからない人がいますが、その違いとは?
(1)遺伝的要素?
(2)本人が生まれ持った「強さ」or「弱さ」?それとも性格でしょうか?
A 遺伝的要素、体質、素質、性格などが関連します。しかしその詳細については、まだ解明がされていません。
Q.27 うつ病は「心のカゼ」と言われていますが、長年(10年以上)投薬&通院しても治りません。これは、本人の心がけが悪いのでしょうか?
実際に20年〜30年通院の人はいるのでしょうか?
A 一般的にいって、更年期に発病するうつは遷延型が多く長引くのが特徴とされていますが、20年以上つづくのは気分変調障害など、別の疾患を考えなければなりません。
Q.28 女性より男性の自殺者が多いのは、どういう原因が多いのでしょうか?
A 一言でいえは、男性の「もろさ」と関係しているともいえますが、他方女性に比べて男性は職場や社会的場面でストレスにさらされる場合が多いともいえます。一方「男らしさ」にこだわり、女性ほど気軽に友人や知人、専門家などに相談しないといった「他人に弱みを見せない」といった男性の特性とも関係あるようです。
Q.29 セロトニンやノルアドレナリンの分泌が低下するのは主に何が原因か?ストレスですか?
また、抗うつとして処方される薬はこの物質の分泌を促すものなのでしょうか?他の神経に作用するのですか?
A セロトニンやノルアドレナリンの分泌が低下する詳しいメカニズムは、現在まだはっきりとはわかっていませんが、ストレスが関連することは確かめられています。抗うつ薬は、これらの化学物質が再吸収されるのを抑える作用があると考えられています。
Q.30 SNRIを服用していますが、どのくらいの期間服用すれば改善が見られるのでしょうか?
A 最低3ヵ月から、場合によっては数年の服用が必要となる人もあります。ケースバイケースです。
Q.31 (1)アルコールを飲むことでストレスを軽減させていて、うつの予防、治療になるのか?
(2)薬物はいつまで飲めばよいのか?
(3)なぜ秋田県の自殺率が高いのか?
A (1)うつ状態になってからアルコールを飲むことは、飲んで酔っている時は多少気分は紛れますが、翌日朝起きる時はうつ状態がさらにひどくなっている場合が多いものです。従ってアルコールは一時しのぎにはなりますが、本質的な解決にはなりません。不眠をアルコールで解消しようとするのも同じです。
(2)薬物は主治医がよいというまでは続けるべきだと思います。止める時機、タイミングは主治医と相談の上で。
(3)なぜ秋田県の自殺率が高いのかの説明は難しいのですが、生物学的には日照時間の短さや長く厳しい冬場の生活などとの関係で、北の方にうつや自殺が多いという説もあります。高齢者自殺の多さに関する心理(社会的)説明としては、大家族の中の孤独や「役立たずは生きている甲斐がない」等といった東北地方に昔からあるとされる「姥捨て山」的雰囲気を是認肯定するような風潮などが影響しているのではないかといった社会学者の指摘などがあります。
Q.32 うつ病とパニック障害がある方にはどう言う心理療法が良いか?
A 認知行動療法がよいと思われます。
Q.33 家族の対応の仕方を教えてください?
A 睡眠をきちんととれるような環境づくりをして、規則正しい生活リズムを整えることが大切です。また、心の支えになれるように相談しやすい関係を日頃からつくっておくことが大切です。服薬もきちんとすすめてください。ただ、いたずらに叱ったり、励ましたりはしないように気をつけてください。