沖縄県医師会 > 沖縄県医師会の活動 > 医師会報 > 7月号

中部地区医師会 会長 中田 安彦 先生

中田安彦先生

楽しい明るい嬉しいことがいっぱいある、皆が幸せになれる医師会にしたい。

Q1.中部地区医師会会長ご就任おめでとうご ざいます。中田会長は、平成10 年から14 年間にわたり理事、副会長として中部地区医 師会活動に携わってこられ、この度医師会長 に就任されましたが、これまでの活動を振り 返っての感想と今後の抱負をお聞かせください。

金城元会長、安里前会長の下で7 期14 年間 執行部の一員として会務に携わってきました が、気がつけば会長就任となりました。また 地区医師会の中では若輩者ではありますが、会 員の皆さんが安心して業務に専念することがで き、地域住民の皆さんが満足できる医療を受け ることができるゆとりある街造りに貢献できる 医師会−地域に貢献できる医師会−を目指して いきたいと思っています。

Q2.貴会では、学校保健事業、予防接種事業 等の他に、成人病検診センター並びにぐしか わ看護専門学校、訪問看護ステーションの運 営等幅広く事業を展開され、地域住民の医療 ニーズにこたえるべくご尽力されております が、今特に力を入れて取り組まれる事業がご ざいましたら、お聞かせください。

会員の負担の公平化と班会議の活性化、看護 専門学校の経営の安定化、予防接種の公費化の 拡充、成人病検診センターの更なる充実、一般公益法人化と課題は多数ありますが、短期目標 としては平成25 年4 月1 日の一般公益法人移 行、会員の負担公平化推進、班会議の活性化。 中期目標としては看護専門学校の経営の安定 化、予防接種の拡充、成人病検診センターの更 なる充実、長期目標としては次代の地区医師会 執行部の育成、県医師会の屋台骨の1 つとして 地区医師会の強化があげられると思います。

Q3.中部地区医師会の会員数が550 名と、本 会の地区医師会の中で一番の大所帯ですが、 舵取り役としてご苦労等はございませんか。

中部地区は沖縄本島中央に位置し、県内で最 大の人口をほこる地域でありながら必ずしもゆ とりのある地区ではありません。管内には9 市 町村があり都市部と農村部が混在し、医師の過 密地域と医療アクセスの悪い地域が併存してい ます。保健所も中部・南部とも重なり、また、 選挙区も2 区・3 区と重なり隣接医師会も7 医 師会(北部、公務員、国療、琉大、浦添、那覇、 南部)と複雑な要素を多数かかえています。

さらに大所帯であるゆえに多様な考えの方々 も多く、医師会事業も多種にわたっているため に会務運営に神経を使っています。しかし、皆 様のおかげで現在、会務運営は比較的安定して おりますが、安定化した結果、一部の会員がお 客様化していますのでそのような方々を含めて医師会会員に改めて医師会の原点をともに確認 して一緒になって医師会を発展させていきたい と考えています。

Q4.県医師会に対するご要望がございましたらお聞かせください。

現執行部は、医師会のみならず沖縄県全体を 考えて活動していると思います。中部地区医師 会もそのような県医師会を支えていきたいと考 えています。

Q5.最後に日頃の健康法、ご趣味、座右の銘 等がございましたらお聞かせ下さい。

毎朝体重を測って過食にならないようにチェックしています。

歴史書を読むこと、家族と映画を観たり旅行すること。

特に座右の銘はありませんが、現在の心境と しては

  • 「少年老い易く学成りがたし」
  • 「今日できることは明日に延ばすな。全力を尽くせ」で表せると思います。

この度はインタビューへご回答頂き、誠に有難うございました。

インタビューアー:広報委員 冨名腰 義裕