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九州医師会連合会第321回常任委員会

宮城信雄

会長 宮城 信雄

去る9 月17 日(土)、午後4 時30 分からホ テルニューオータニ佐賀でみだし常任委員会が 開催された。当日は、九州医師会連合会第1 回 各種協議会として医療保険対策協議会、介護保 険対策協議会、医療安全対策協議会が別室で併 行して開催された。

常任委員会の会議の概要は下記のとおり。

報 告

1)第111 回九州医師会医学会分科会の出題並 びに記念行事の参加状況について(佐賀)

来る11 月19 日(土)・20 日(日)開催さ れる標記医学会の分科会の一般演題並びに記念 行事の参加状況について、資料に基づき報告が あった。

その中で、一般演題、記念行事とも申込みが 少ないことから、申込み締切期日を1 ヶ月延ば し9 月末日迄とする旨説明があった。(テニス については10/11 迄)

2)集中豪雨被災見舞いへの御礼について(佐賀)

本年7 月26 日〜 30 日に発生した「新潟・福 島豪雨」に際し、両県医師会へ九医連として見 舞金をお送りしたところ、新潟県医師会の渡辺 透会長、福島県医師会の高谷雄三会長よりお礼 状が届いた旨紹介があった。

協 議

1)日医臨時代議員会(10 月23 日(日))における代表・個人質問について(佐賀)

1)日医代議員会における九ブロ選出の各種委員 について、下記代議員が当たることが確認さ れた。

  • 議事運営委員:蒔本  恭 代議員(長崎)
  • 財務委員:松田峻一良 代議員(福岡)
  • 財務委員:横須賀 巖 代議員(佐賀)

2)九州ブロック代表・個人質問について

各県から提案された下記6 題の質問事項の採 否について協議した結果、「次期診療報酬・介 護報酬同時改定」に関する質問が3 題(福岡2 題、長崎1 題)提案されていることから、質問 要旨を一つに取り纏めいただき、長崎県医師会 の野田剛稔代議員より九ブロ代表の質問として 行って頂くことになった。

個人質問は2 題提案することとし、福岡の野 田健一代議員より、「新公益法人制度下における 医師会立共同利用施設の在り方」について、鹿 児島県の八木幸夫代議員より、「在宅医療をかか りつけ医でしっかりと実施できる体制作りを」 についてそれぞれ質問して頂くことに決定した。

*各県からの質問事項

(1)在宅医療をかかりつけ医でしっかりと実施 できる体制作りを(鹿児島)
(2)新公益法人制度下における医師会立共同利 用施設の在り方について(福岡)
(3)同時改定について(福岡)
(4)次期診療報酬・介護報酬同時改定の対応 と有床診療所の今後の展望について(福岡)
(5)日医発「医療事故調査制度の創設に向けた 基本提言」について(長崎)
(6)もう一度問う! 医療・介護報酬同時改定 について(長崎)

2)九州ブロック日医代議員連絡会議の開催 (10 月23 日(日))について(佐賀)

来る10 月23 日(日)の日医代議員会に併 せ、午前9 時より、日本医師会館の九州ブロッ ク控室で開催することに決定した。

3)第322 回常任委員会並びに第102 回臨時委 員総会の開催(11 月18 日(金)佐賀市)に ついて(佐賀)

標記常任委員会並びに委員総会について、下 記のとおり開催することに決定した。

  • 期 日 平成23 年11 月18 日(金)
  • 場 所 ホテルニューオータニ佐賀

1)第322回常任委員会(16 : 00 〜 16 : 50)
2)第102回臨時委員総会(17 : 00 〜 17 : 50)

*九ブロ選出の日医横倉副会長、今村・藤川 常任理事もご案内する。

4)九州医師会連合会委員・九州各県医師会役 員合同協議会(11 月19 日(土)佐賀市)に ついて(佐賀)

来る11 月19 日(土)、九州医師会総会・医 学会の関連行事として開催される標記合同会議 については、日医原中会長より中央情勢報告と してご講演頂くことになっていることから、従 来通り各県から日医への意見・要望等を提出 し、原中会長のご講演に盛り込んで頂くことと し、各県から概ね1 題の意見・要望を10 月末 日までに提案することになった。

5)第111 回九州医師会連合会総会における宣 言・決議(案)について(佐賀)

来る11 月19 日(土)の第111 回九州医師会 連合会総会(11/13)における宣言・決議(案) について協議したところ、宣言(案)は原案ど おり、決議(案)は一部追加・修正を行うこと で承認された。

なお、当該宣言・決議は、来る18 日(金) の臨時委員総会の議を経て、翌日の総会に上程 する事になっている。

6)第323 回常任委員会並びに第2 回各種協議会 の開催(1 月28 日(土)佐賀市)について(佐賀)

標記常任委員会並びに各種協議会について、 下記の通り開催することに決定した。

  • 期 日:平成24 年1 月28 日(土)
  • 場 所:ホテルニューオータニ佐賀
        ・常任委員会(16 : 00 〜 18 : 00)
        ・各種協議会(16 : 00 〜 18 : 00)
        ・各種協議会報告会(18 : 10 〜 18 : 40)

7)日本医師・従業員国民年金基金第9 期代議 員候補の九州ブロックからの推薦について(佐賀)

標記国民年金基金の代議員が平成24 年3 月 で任期満了となることから、九州ブロック2 名 代議員の推薦について協議した結果、過去に推 薦実績のない宮崎県、佐賀県から推薦して頂く ことに決定した。

8)台風12 号による被災へのお見舞いについて(佐賀)

去る9 月2 日から5 日にかけて発生した台風 12 号により全国各地で大きな被害を受けたこ とから、九医連としての対応を協議した結果、 特に被害が大きかった和歌山県、奈良県、三重 県へお見舞いを送ることとし、各県より5 万 円、九医連より20 万円負担し、それを3 等分 して20 万円ずつ3 県医師会へお送りすること に決定した。

9)その他

1)日本プライマリ・ケア連合学会九州ブロック講習会について(鹿児島)

標記講習会が九州各県持ち回りで開催されて いる標記講習会が平成25 年度は鹿児島県で開 催されるとして、九州支部長の秦先生(宮崎 県)より、鹿児島より理事1 名を出して欲しい との要請があるが、各県医師会ではどのように 対応しているのかご意見をお伺いしたいご提案 があった。

既に開催した各県においては、いずれの県も 主催ではなく、補助金助成や会場提供等可能な 範囲での協力に留めたとのことであった。基本 的には通常の学会として取り扱って良いのでは ないかとの意見があり、今後は各県医師会の実 情に応じ可能な範囲で協力していくことを確認 した。

なお、宮崎県は医師会が全面的に協力してお り、また、次年度開催する大分県では、副会長 と常任理事が主体的なって開催に関与すること になっているとの報告があった。

2)医師会立共同利用施設について(鹿児島県)

鹿児島の池田会長より、先程の議事で、日医 代議員会で新公益法人制度下における医師会立 共同利用施設の在り方についての質問していた だくことになったが、特に九州は医師会立病院 が多いことから、医師会病院を公的病院として 位置づけるよう要望を含めた質問にして欲しい との要望があった。

これに対し、日医の医師会立共同利用施設委 員会の委員である佐賀の池田会長より、ご指摘 の件は日医でもホットな話題となっており、島 根県の委員からも公的位置づけをするよう要望 があり、日医総研が全国の医師会病院に調査を 行った。その結果は公的病院の位置づけを希望 しているのは約半数であった。経営困難な地域 では公的位置づけを望むが、経営が順調な病院 はそうでもない。ただ、公的位置づけにするに は法律に書き込む必要があり、日医は住民の意 識調査を行いその結果をもって臨むとの見解を 示している。また、日医として問題視している のは、本来は医師会立病院が地域医療支援病院 として指定を受けるべきだが、あまり実績もな い市民病院等が指定を受け大きな恩恵に預かっ ていることであるとの説明があった。

これに対し、各県の会長より、地域医療支援 病院指定の基準となる紹介率や逆紹介率等の基 準を下げたことや、門前診療所を認めたことに 大きな問題がある。本当に地域医療を支えてい る病院を指定すべきであり、日医から厚労省へ 本来の姿に戻すよう働きかけるべきとの意見が 相次いだ。

3)診療報酬適正化連絡協議会について(鹿児島)

本日の各種協議会の医療保険協議会の議題に もなっているが、各県で地方厚生局、県の主管 部、支払基金、国保連合会の4 者で診療報酬適 正化連絡協議会を設置している。本来なら医師 会も参画すべきであるが、医師会ははずされ内 容が伝わってこない。各県の状況が分かればお 聞きしたいとの提案があった。

福岡県より、協議会の設置の情報を入手し、 厚生局に申し入れを行い、保険担当理事がオブ ザーバーとして参加しているとの報告があった。

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