那覇市立病院 島袋 洋
新臨床研修医制度発足から6 年が経過した昨 今、臨床研修期間の短縮などが厚生労働省では 取り沙汰されています。4 年前より後期研修医 (専修医)として全国各地の臨床研修医指定病 院から、既に各地の医療機関に巣立っていま す。各先輩の先生方にも思うところは多々ある と思いますが、当院では今年は後期研修医(専 修医)、いわゆる専門医を目指す一人の医師と しての5 名が臨床研修の全てを終了し、第1 回 後期臨床研修終了式も3 月27 日(金)に執り 行われました。また、同日4 期生11 名の前期臨 床研修を無事修了し、平成20 年度、当院から は11 名の前期臨床研修修了医が巣立ちました。
今年も例年同様全員が沖縄県に留まる訳では 有りませんが、ささやかながら沖縄県の医療界 に貢献しているのではないかと自負していま す。指導医の先生方や看護師さん達をはじめ多 くの医療スタッフや事務職員の支援・協力無し には達成できません。また、近隣の開業医、医 療機関の先生方の温かいご支援・ご協力のもと に、研修医の地域医療研修を受け入れて下さい ましたことに、改めて感謝申し上げます。
現在、那覇市立病院の研修医は後期臨床研修 医の2 期生2 名、3 期生6 名、4 期生6 名、5 期 生の12 名に6 期生の12 名が加わり38 名が院内 を蠢いております。その他にも琉大附属病院か ら短期研修で救急科をローテーションしており ます。研修医の初々しく活気のある溌剌とした 行動、患者さん達への真剣な眼差しを身近で観 ていますと、私達も身が引き締まる思いです。 病院全体が若いパワーの息吹を受けて活気があ ります。同時に研修医への取り組みを一層充実 させなければならないと意を強くしています。
新入研修医は初期臨床研修を堅実に修得し、 周囲の方々との協調性を大切に、そして何より も患者さんへの心配りができる人間味豊かな、 温かみのある医師に育って欲しいと願っていま す。また、周囲の方々の更なる御支援、御鞭撻 をよろしくお願い申し上げます。
第1 回 那覇市立病院後期臨床研修終了式
向かって左から、平山良道(鳥取大学附属病院小児科)、知念
順樹(九州がんセンター外科)、與儀實津夫院長、金城譲(那
覇市立病院消化器内科)、
伊禮聡子(千葉がんセンター外科)、
新垣洋平(那覇市立病院小児科); 敬称略、( )内は赴任先
平成21 年3 月27 日(金)
第4 回 前期臨床研修修了証交付式
向かって前列左から、中澤明里(東京大学附属病院産婦人科)、
親川真帆(琉球大学附属病院産婦人科)、與儀實津夫院長、今給黎亮(那覇市立病院小児科)、佐久間淳(国境なき医師
団)、佐々木高信(南部徳洲会病院外科)、後列左から、仲西
由希子(琉球大学附属病院眼科)、古波蔵都秋(那覇市立病院
小児科)、座間味亮(那覇市立病院内科)、喜瀬高庸(那覇市
立病院内科)、大平哲也(那覇市立病院内科)、上里迅(りん
くう総合医療センター耳鼻咽喉科);敬称略、( )内は赴任先
平成21 年3 月27 日(金)
第6 回 臨床研修医採用者(6 期生)辞令交付
前列左から東江ゆりか(琉大医)、與儀實津夫院長、上間美
起子(琉大医)、中段左から伊佐鮎美(琉大医)、赤嶺有衣子
(琉大医)、城間裕子(弘前大医)、丹波和奈(琉大医)、後列
左から知花朝史(琉大医)、玉城昭彦(山口大医)、金城典人
(長崎大医)、與那嶺圭輔(琉大医)、徳永孝史(琉大医)、平
良祐介(琉大医);敬称略、( )内は出身大学
平成21 年4 月1 日(水)