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編集後記

「後期高齢者医療制度」・「特定健診・特定保 健指導」・「総合医制度」・「レセプトオンライン 化」などの諸問題、「慢性的な医師・看護師不 足」・「医療費抑制」・「大学医局の崩壊」・「離 島医療の崩壊」・「救急医療の崩壊」などな ど・・・春めいてきた明るい新年度の始まりです が、まだまだ暗い話題が多いように感じます。

さて、県医会報: 4 月号・・・如何でしたでし ょうか?まず、【表紙】〜石川秀夫先生の「ハナ ミズキ(花水木)」:花言葉が〔返礼〕、花の先端 のくびれが本来の姿だという話・・・いい勉強に なりました。春らしい美しい写真をご投稿頂き、 本当にありがとうございました。【理事席】〜 「レセプトオンライン請求の義務化!(by 幸地賢 治先生)」、「介護保険主治医意見書について! (by 小渡敬先生)」:いろいろな問題が絡んでいま すが、とても重要な事項ですので、是非ご一読く ださい。【報告】〜いくつかの連絡会議・協議 会・委員会からの報告がありました。執行部の先 生方、本当にお疲れ様でございます。「メディカ ルコントロール体制の充実(by 安里哲好先生)」、 「消防と医療の連携」、「医師確保対策」、「次期医 療法改正」、「次期診療報酬改定に対する13 項目 の要望事項(by 平安明先生)」、「外来管理加算算 定要件」、「レセプトオンライン化」、「医療機関の 指導・監査」、「介護報酬改定」、「臨床研修制度の 見直し(by 玉城信光先生)」、「各種健診の受診率 向上対策」、「うちなぁ医療ネットの現状」などな ど最新情報が満載ですので、「印象記」を含め、 是非ご一読ください。

「第18 回沖縄県医師会県民公開講座」〜〔特 定健診でメタボ対策!〕:玉井修先生にご報告頂 きました。「県民公開講座」のような地道な広報 活動が、特定健診(メタボ健診)の受診率アップ に結びつき、『脱メタボ』のきっかけになる事を 切に願っております。「日本食文化の最大の遺産 “HARA − HATIBU”(腹八分)を全世界へ発 信!(座長の労をお取り頂いた久田友一郎先生)」、 「沖縄県は早世率全国一!(田仲秀明先生)」、「腹 八分ならぬ腹九分でも効果あり!(崎原永辰先 生)」、「100Kcal の戦略!(田場美智子先生)」、 「慢性腎臓病(CKD)〜早期発見で予防可能! (井上優子先生)」、「診療所回りするなら、院長よ り受付!(高江洲統括監)」、「個人負担を増やす と受診率が下がる・・・ということは無い!(宮 城信雄先生)」etc、とても参考になりました。【生 涯教育】〜琉球大学医学部医学科衛生学・公衆衛 生学分野准教授;等々力英美先生に『栄養疫学に おける交絡性をどのように考えるか〜食事介入研 究の事例から〜』というタイトルでご投稿頂きま した。エビデンスを得ることの難しさを改めて再 認識いたしました。“ブロッコリー〜マヨネーズ 〜高脂血症”の仮想モデルは、「交絡因子」を理 解するのにわかりやすい例えだと思いました。

【プライマリ・ケアコーナー】〜うえはら小児科 医院の上原弘行先生に、『新しいワクチン〜ヒブ (Hib)ワクチン〜』というタイトルでご投稿頂き ました。現在でも、日本全国で年間約600 人の髄 膜炎の患者が発生しているという事実には、驚か されました。やはり、任意接種ではなく定期接種 が重要という事を再認識いたしました。

【インタビューコーナー】〜宮古地区医師会 長;池村眞先生。「一人はみんなのために、みん なは一人のために!(One for all !〜 All for one!)」、「技をもって病を癒し、心をもって心を癒 す!」、「Next is best!」〜いずれも、素晴らしい “座右の銘”だと感じました。【月間(週間)行事 お知らせ】〜沖縄県南部福祉保健所長;譜久山民 子先生。2009 年の「世界保健デー」〜今年のテ ーマは「安全な構造の病院で、災害時に命を救お う!」とのことです。「標語の歴史」、「WHO のメ ッセージ」をご教授頂きました。久しぶりに、 「耐震構造偽装問題」を思い出しました。【若手コ ーナー】〜ましどり整形外科;真志取浩貴先生。 『開業顛末記』〜「まだまだ父から学ぶことはい っぱい残っています!」と、息子に言わしめるお 父様は幸せだと思いました。「父からの贈り物」 を大切にすべきだったと、少しウチアタイいたし ました。【随筆】〜嶺井医院;嶺井定一先生。『遥 かなるロサリオへの郷愁』〜 FERNANDO 先生に アルゼンチンの歴史・近況などをご教授頂きまし た。アルゼンチンの日系人の苦悩・悲痛な叫びが 心に響きました。

先日、大阪の道頓堀川から「カーネル・サンダ ース」の人形が24 年ぶりに引き上げられました。 これで、阪神ファンの言う「カーネルサンダース の呪い!」が解けるかもしれません。医療界にお いても、早々に「xxx 総理大臣の呪い!」が解か れ、“骨太の方針”に基づく医療費抑制という大 問題が解決できる日が来ることを、心から待ちわ びている今日この頃です。まだまだ、先の見えな い新年度・・・ナンクルナンクル、元気を出して まいりましょう!。

広報委員 照屋勉

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