はえばる耳鼻咽喉科 江洲 浩明
最近、特に夢中になるものは無いが(
飛行機は、子供の頃、両親が月一で本土に所 用で出掛けていたので、那覇空港によく送迎に 行っていたので、よく見ていた。
当時まだ、あまり知られていなかったと思う が、空港内に航空博物館があり、飛行機の模型 も飾ってあったが、人影も少なく、そこは僕一 人の自由の空間だった。
初めて飛行機に乗ったのは、小学校の低学年 の頃で、全日空のフレンドシップF−27次に乗 ったのは、よど号事件の翌日、ノースウェスト のボーイング707で、乗っているのは小学生の 僕と弟のみだったので、スチュワーデスにコッ クピットを見せてくれと言ったら、機長に断ら れた。(子供にハイジャックなど出来るはずも 無いのに)もっとも今より12年程前には、飛行 中にダグラスDC−10のコックピットを見せて もらいフライトシュミレーター話で盛り上が り、とても嬉しかったが、
以来、乗った飛行機は定期便だけで、YS− 11、ボーイング727、737、*757、767、777、 747シリーズ、コンベア880、ダグラスDC−8、 DC−9、エアバスA320、A321、A340、等など。
また、ニューヨークには、3つの飛行場(ニ ューワーク、ラガーディア、ジョンFケネディ) があると聞き、ニューヨークに行くたびに着陸 地を変え制覇した。
昨年は、ウィーンから14時間で沖縄に帰って きたが、機下より見る風景は、緑に富むヨーロ ッパの景色から、荒涼とした人もいそうも無い ところに、人の営みが見え、人間の凄さと、22 年前、冬季オリンピックも開かれた旧ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)、イラ ク、イランと激乱と紛争のある上空を飛び、何 千年前からの戦争という不幸の繰り返しで我々 は、いったい何を学んだのかという人間の愚か しさを感じ、無用な戦争を防止する為には、民 族の習慣や風習、常識で形成し受け継いで出来 上がった間違った観念をお互い捨て去り、物の 真理を学び、乗り越えなければならない。それ を実現するためには、相手を理解し寛大な姿勢 でお互いの威厳と尊厳を尊重すべきなのだ。そ れが出来ないから世界に差別と対立をもたらし ているのだという思いを新たにし、インドのエ ネルギッシュ、中国の激変を眼下にした時は、 それでも難苦を乗り越えていく人間のたくまし さを感じた。
最近は、自宅では飛行機の模型が掃除で壊さ れる危険があり、目の届く院内に複数の模型を 持ってきて置いてあるが、患者さんに見透かさ れたか、時折飛行機の模型をもらうこともある し、また他の患者さんからの電話があり、症状 が、悪くなったのかなと思いつつ話を聞いてみ ると、最新のニュースでチョコエッグの飛行機 シリーズ第六弾が出るとの情報をくれ、確保し ておきますとの事でほっとするやら感謝するや ら。ここ2、3ヶ月は、インターネットオークシ ョンで007シリーズによく出てくるオークショ ンシーンさながらにスリルを感じつつ模型を競 り落とそうとしているが、嫁さんが私がお金を 出すから、さっと競り落としたら、と言うのを 聞き流しつつ、横目で落札終了時間をにらみ売 り出し価格の2、3倍になると経済観念に反する と思いやめてしまいそれで良かったかと自問自 答している。
将来の期望は、家の設計も凝りすぎたら大変 だから?、ジョディーフォスター主演のフライ トプランに出てくるエアバス380や、ハリソン フォード主演のエアフォース・ワンに出てくる 大統領専用機内部断面を切りとった様な家を造 り、嫁さんにもスチュワーデスのエプロンを着 させ、ボタンを押せば、笑顔で来て答えてくれ るような事を夢見ている今日この頃である。もっとも、日頃、耐えに耐えている嫁さんが、爆 発した際には、エアフォース・ワンの後部に備 えてある緊急脱出用のカプセルも必要となるか も?????
★リレー状況
−平成14 年以前掲載省略−
17.西平守樹先生(西平医院)Vol. 39 No. 2
18.澤口昭一先生(琉球大学医学部眼科学講座)Vol. 39 No. 3
19.安里良盛先生(安里眼科)Vol. 39 No. 5
20.照屋 勉先生(てるや整形外科)Vol. 39 No. 6
21.国吉 毅先生(南部徳洲会病院)Vol. 39 No. 9
22.吉川朝昭先生(西崎病院)Vol. 39 No. 11
23.濱崎直人先生(沖縄リハビリテーションセンター病院)
Vol. 40 No. 1
24.永山盛隆先生(豊見城中央病院整形外科)
Vol. 40 No. 2
25.武内正典先生(武内整形外科)Vol. 40 No. 5
26.長嶺功一先生(前県立那覇病院長)
Vol. 40 No. 7
27.奥島憲彦先生(ハートライフ病院)
Vol. 40 No. 10
28.豊見山直樹先生(那覇市立病院)Vol. 40 No. 12
29.仲間 司先生(県立那覇病院)Vol. 41 No.5
30.新里 讓先生(沖縄赤十字病院)
Vol. 41 No.11
31.友利正行先生(ともり内科循環器科)
Vol. 42 No.2
32.具志一男先生(ぐしこどもクリニック)
Vol. 42 No.4
33.神谷鏡子先生(かみや母と子のクリニック)
Vol. 42 No.6
34.呉屋良信先生(わんぱくクリニック)
Vol. 42 No.9