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東洋医学特に漢方の病態認識
−漢方的治療の有効例を中心に−

仲原漢方クリニック 仲原 靖夫

【要 旨】

日本漢方の基礎となっている傷寒論は、生体が寒冷刺激により体温調節機能を傷 害された過程における病期別の症状や処方、あるいは治療によって変化した症状お よびその対応について記載し、結果的に漢方的病態生理の全体が読み取れるように 表現している。漢方の陰陽の概念において熱産生(陽)と体液(陰)のバランスが 特に重要で、その治療は水の排泄即熱の排泄により体温が自動的に調節される生理 学的仕組みに基づいてなされる。生体は熱産生能の低下、水の不足、体の内外から の冷え等により調節機能が損なわれる結果、西洋医学的に理解しにくい病状を呈す るが、漢方的病態認識では比較的容易に診断し治療できる。特に慢性の寒冷刺激は 微妙に生体の調節機能を損ない深刻な症状を引き起こすため、その評価には漢方的 診断と治療が不可欠である。

1.はじめに

現代医学になじみの薄い漢方医学体系を大ま かに紹介し、西洋医学的には問題解決の糸口が 見つかりにくいが、漢方では病態が理解しやす い症例を提示し、東洋医学的病態認識が現代医 学的にも理解可能で、有用であることを示した。

2.東洋医学の仕組み

日本における漢方治療の基礎は、後漢の時代 に張仲景によって書かれた『傷寒論』によって いる。『傷寒論』とは字が示すとおり寒によっ て傷害された生体反応を論じている。すなわち 寒冷刺激によって引き起こされた生体反応すな わち病気に対して臨床所見により病期、病位を 決め、処方を指示し、治癒機転を促す。その治 療で治らない場合、あるいは誤った治療により 悪化する場合の生体反応及び治療から漢方的病 態生理が読み取れるように著されている。今回 は『傷寒論』の内容の結論のみを述べ、漢方医 学の構造の理解を容易にするため西洋医学的な 私見を加えた。

図1.

図1.東洋哲学における陰陽の概念

1)陰陽の概念

漢方において陰陽は対立する事物に対して多 様な使われ方をする。(図1,2)寒熱では寒を 陰とし、熱を陽とする。身体に対して上、外を 陽とし、下、内を陰とする。また内蔵では五臓 を陰とし、管空臓器の腑を陽とする。それらの 中で漢方生理学的に重要な陰陽の考え方は陽を 熱産生能、陰を水(体液)と考えていることで ある。すなわち生体において熱産生能(陽)に 見合った体液(陰)が確保されている場合、い いかえると陰陽のバランスが取れている場合、 生体は発汗、排尿、排便による水の自動制御に より体温を一定に維持している、すなわち健康 である。ところが何らかの原因により陰陽のバ ランスがくずれると全身、或は後に述べる局所 に寒熱、水(体液)、気(機能)血(末梢循環 不全)の異常を生じてくる。この陰陽の概念に ついて『黄帝内経素問』では『陽は外に在って 陰の使い也、陰は内に在って陽の守りとなる』 と表現している。すなわち現実の陰陽は不即不 離、一体となって機能している。

図2.

図2.陰陽太極図

2)漢方的に見た生体の構造(図3)

漢方では身体消化吸収機能を上中下の三焦に 分け、異なる働きをする。発生学的に前腸、中 腸、後腸に相当すると考える。焦は鳥を火で焼 いている象形文字で、食物が消化される過程を 鳥が焼けて灰になる現象に例えたのではないか と思われる。さらに部位の深さを表、半表半裏、 裏に分けている。発生学的には外胚葉、中胚葉、 内胚葉に相当すると考えた。そしてそれぞれの 部位は異なる水の排泄形式は、すなわち不感蒸 泄を含む発汗、呼気、排尿、排便による。表す なわち外胚葉は発汗、裏すなわち内胚葉の前腸 部分は呼気または治療的には嘔吐、裏の中焦、 半表半裏すなわち中胚葉は排尿により、裏すな わち内胚葉の後腸部は排便により余分な熱を排 泄している。一方、現代生理学的には発汗、排 便は自律神経により調節され、尿量は内分泌に より調節されることを考えれば漢方と生理学と の接点が見えてくる。しかも異化同化という点 で考えると、交感神経、甲状腺ホルモン、副腎 皮質のグルココルチコイド、副腎髄質ホルモン が異化作用で、副交感神経、成長ホルモン、性 ホルモンなどが同化作用に属する。しかも異化 は水の排泄、同化は水分の保持にかかわる。こ こに生理学における漢方の陰陽の概念との接点 を見ることもできる。

図3.

図3.人体の恒常性維持の熱媒体は水

3)三陰三陽の概念(図4)

寒冷刺激によって生体調整機能が失調すると き、先ず体表の症状に始まり徐々に内臓の症状 に移行していくことは上気道炎がこじれて気管 支炎、肺炎へと進行していく臨床経過から理解 できる。

傷寒論では寒冷刺激で惹き起こされた病態を 六病位にわけている。体の熱産生が旺盛な病的 状態を陽病期とし、衰弱して熱産生能が低下 し、身体が冷えて機能低下に陥った状態を陰病 期とする。さらにそれぞれを三病期に分けて六 病期になる。すなわち熱性疾患のモデルで頭 痛、発熱、悪寒の初期を太陽病、さらに進んで 食欲が落ちて口が苦く吐き気がする弛張熱の時 期(漢方では往来寒熱)の時期を少陽病、さら に進行して脱水が進み、稽留熱(漢方では潮熱) で便秘してうわ言をいう時期を陽明病とする。 これは陽病の極期で、治療を誤ると死に至る。 現代医学では補液という強力な陰(水)を補う 治療により、陽明病をほとんど見ることはな い。三陽病は何れも熱産生が旺盛なため発熱が 主症状となる。以上の経過で病気がなおらない 場合、生体反応は陰病へと進む。三陰病とは太 陰、少陰、厥陰病を指し、闘病で反応力が低下 し、熱産生能が低く、体温維持に支障をきた し、全身倦怠感、悪寒が主症状となる。細胞の 代謝が低下しているため能動輸送による再吸収 が低下し、希釈尿で量が増え、不消化の水様便 を漏らす。不思議なことに自覚的には激しい悪 寒を訴えるのに体温計では39〜40℃の高温を 示すことがある。これを漢方では真寒仮熱とよ ぶ。これは高熱を出すことでコアの体温を保 ち、生き延びようとする生体反応ではないかと 筆者は考える。この病態を見出しているところ に古典医学の優れた臨床眼を見るが、現代医学 では認識されていないので治療法もない。

4)漢方の治療原則(図4、5)

漢方の治療は生理的な水の排泄機構を通して 行われる。その前提となるのは陰陽のバランス が取れていることである。すなわち熱産生能が 低下し体温維持ができない状態(陰証、陽虚) では代謝を高める附子(トリカブト)や乾姜 (蒸して乾燥した生姜)を使って熱の産生を促 す。逆に陰虚(脱水)の状態では陰を補うすな わち水分を補給することで陰陽のバランスを保 つ。とはいっても経静脈的補液の手段を持たな い古代においては薬物により代謝すなわち熱産 生を抑制することで陰陽のバランスをとった。 そのうえで汗吐下和(利尿)という水の排泄機構 を駆使して恒常性維持機能を回復しようとする。

すなわち太陽病で表が冷えた場合には桂枝や 麻黄の入った葛根湯や麻黄湯などで表を温め、 汗を出せば治る。治らないで少陽病で半表半裏 に症状が進み、往来寒熱を呈する場合は和解剤 で炎症を中和する(筆者は利尿により熱を排除 して炎症を除くと考えたほうがわかりやすいと いう見解を持っている)。代表的な処方は小柴 胡湯である。さらに陽明病で高熱が続く場合、 おそらくは熱産生が亢進し脱水が高度で水の排 泄による体温調整が失われ、便秘して意識がも うろうとしている状態で、下剤により排便と同 時に熱産生を抑える大黄の入った大承気湯など の処方を使う。

さらに陰病は太陰少陰厥陰の三陰病にわけ る。熱産生が低下して体温がさがり冷えに対応 できないため、見かけ上高熱が出ていても解熱 剤を使用して身体を冷やすことは禁忌となる。 附子(トリカブト)の入った四逆湯や真武湯な どの附子剤で代謝活性を高め、温めるのが原則 である。この病態認識が漢方独特のもので重症 例を取り扱う場合、現代医学で是非取り入れる べき病態であると考える。

図4.

図4.傷寒論の発熱モデル

図5.

図5.東洋医学の治療原則

5)病因論特に冷えについて

漢方では病因を大きく内因、外因、不内外因 にわける。内因は七情すなわち喜怒悲思憂驚恐 の感情の偏り、外因は風寒暑燥湿熱すなわち外 部環境の変化、不内外因は飲食、労倦、金獣創 すなわち食害、過労、外傷である。特に外界の 相対的低温に抗して体温を維持しなければなら ない人体は常にエネルギーを熱に換え円滑な熱 交換を維持しなければならない。冷えが病因と して最も重要な所以である。

注目すべきことは、内因は大脳辺縁系から視床 下部を経て内分泌系、外因は自律神経系に関連し ている。このことから漢方治療は原理的に自律神 経系や内分泌系の調節と関連していることが病 因論から理解される。さらに現在では自律神経 系のバランスと免疫系、特に末梢血における好 中球やリンパ球の数と交感神経、副交感神経の 連動が明らかにされている。生理学において人 体の調節機構が神経、免疫、内分泌の連動で捉 えられているにもかかわらず、現代の臨床医学 はその調節機構の失調状態を調整する治療学を もっていないところに問題を抱えている。(図6)

図6.

図6.人体の恒常性(現代生理学)

6)西洋医学との接点を桂枝湯にみる

桂枝湯は傷寒論に出てくる最初の処方で漢方 処方の基本とされている。風邪の初期で頭痛、 発熱、悪寒があり軽い自然発汗をともない、橈 骨動脈の皮膚面近くに触れ、緊張していないと いう所見の組み合わせで処方される。いわば風 邪薬の一種で、桂枝、芍薬、甘草、大棗、生姜 五つの生薬の組み合わせで成り立っている。そ のうち桂枝と甘草の組み合わせは桂枝甘草湯と 呼ばれ、発汗過多で動悸が激しい時に使用され る。芍薬甘草大棗生姜は胃腸の働きを正常にす る。現代生理学的に闘争、逃走反応では交感神 経の興奮により、心臓は興奮し、消化機能は抑 制される。桂枝湯は交感神経興奮の状態をバラ ンスの取れた状態に復元するような構造になっ ている。すなわち漢方処方は神経・免疫・内分 泌のバランスが不安定なシステムの変調を全体 的に調整する仕組みになっていることに注目し たい。

3.漢方的治験例

1)胃全摘術後の発熱

83歳、女性。噴門癌のため胃全摘術を施行し 術後一週間を過ぎて微熱が出てきた。肺の所見 に問題はなかった。術後10日目を過ぎると38〜 39℃の高熱となった。縫合不全を疑い、造影に より吻合部を観察したが漏れは見られない。次 に腹腔内膿瘍を疑いエコーにより腹部をくまな く観察したが膿の貯留を思わせる異常なスペー スは見つからない。ただ右肝下面に狭い液の貯 留らしきスペースがあったので小切開で排膿を 試みたが漿液が少量出たのみであった。抗生物 質も多剤使用したが解熱しなかった。漢方の勉 強を始めたばかりの頃で、ふと少陰病の真寒仮 熱ではないかと考え、患者さんを診ると手足は 冷たく橈骨動脈は触れにくく、目を瞑って呼び かけに返事もしなかった。紙おむつに水様便を 漏らしているという。そこで附子の入った四逆 湯を処方したところ翌日より解熱し、眼を開け て返事をするようになり、下痢も止まった。

2)ポリサージェリーの一例

34歳、看護師。16歳で虫垂切除術を受けて いる。六年前より年二回、二月と九月に悪寒、 発熱、右下腹痛発作を繰り返していた。最初は 子宮内膜症の診断で子宮摘出、さらに痛みが起 こるため卵巣を摘出した。それでも痛みが起こ るので腸閉塞の診断で癒着剥離術を施行した。 その後も痛みが起こるので当方へ紹介された。 色白で小柄な女性。東洋医学的診察で手の脈が 触れにくいし、腹を触ってみると冷たいので冷 えが原因であると考えた。そこで腹にお灸を据 えたら痛みが楽になったので、腹を温める目的 で漢方薬の真武湯を処方して痛みから解放され た。夏の発作はクーラーで外から冷え、その上 冷たいものを摂った時に腹が特に冷えたため、 冬は気温の低下による腹の冷えで発作が誘発さ れたと考えた。

3)乳がん術後のリンパ浮腫、リンパ管炎

61歳、女性。両側乳がん手術のあと乳房が腫 れ上がって痛くて眠れないという。乳房は両側 とも温存され、緊満、発赤しており外側から腋 窩にかけて手術創があった。リンパ浮腫でリン パ管炎を起こしている所見であった。主治医は 解熱鎮痛剤、抗生剤を使用し、熱感があるので 冷やすように指示したが、さらにひどくなった。 リンパ節郭清のためリンパ管から静脈にもどる ルートが遮断されていた。すると毛細血管、静 脈ルートで浮腫を除かなければならないが、そ れでは充分でないことを示している。漢方では 発汗により浮種を排除するという発想がある。 ところがこの症例では表面を冷やすことにより 汗腺が閉じて発汗ルートがブロックされてい る。そこで浴槽に入って温まること、乳房を温 罨法することを指示し、発汗の目的で葛根湯を 処方し、炎症の熱を取るために黄連解毒湯等を 併用したところ諸症状はすみやかに改善した。

4)原因不明の腹痛

59歳、女性。原因不明の腹痛を訴えた。閉経 後3ヶ月ごとに腹痛発作(刺すような痛み)が あり、他院であらゆる検査をしたが原因がわか らなかった。米軍基地で清掃の仕事をしてい る。一週間クーラーで冷えると腹が痛むとのこ とであった。身長144cm、体重53kg、小柄小 太り、血圧120/72mmHg。腸雑音正常、血色 良好、脈沈虚細。脈が触れにくいこと、職場の クーラーが17℃に設定されていることから腹が 冷えたことによる痛みと考え、腹を温める大建 中湯を処方し、防寒対策徹底させたところ腹痛 は次第に軽快消失した。

5)アトピー、伝染性膿痂疹の乳児

8ヶ月の男児。母親がRA(関節リウマチ)で 通院中に子どもの皮膚症状がよくならないと連 れてきた。皮膚科で飛び火といわれアトピーも 合併しているようだという。青白い顔をして手 足は冷たく皮膚がカサカサして掻破痕があっ た。冷えの原因について確認したところ、冷た いものを欲しがるのでスポーツドリンクを欲し がるだけ飲ませ、その上暑がるのでクーラーを 強に設定していた。最近食欲が落ちてきて、喘 鳴が聞こえることがあるという。冷たい飲み物 で腹を冷やし続けると、反作用で上部消化管に 熱を発生して、口喝が起こり、さらに冷たいも のを欲しがる。また汗をかかないから体表面が 熱くなりクーラーを要求する。ところが汗腺は 閉じて皮下の熱は発散されないので痒みにかわ るという悪循環を説明した。さらには胃が冷え て食欲がなくなり、気道の加温機能が落ちて、 肺が冷え、喘息になりかねないと注意した。ま ず温かい飲みものに変えて、暖かい風呂に入れ ること、クーラーの設定温度を上げることを指 示した。薬は皮膚や肺を温める麻黄附子細辛湯 を処方し、皮下の熱をとる白虎加人参湯を併用 したら皮膚症状は短期間に改善し、食欲も出て きた。

6)脳性麻痺女性の多彩な症状

26歳、女性。食欲不振、微熱、胸痛、呼吸 困難、息切れ全身倦怠感、動悸など多彩な症状 を訴え入院した。既往歴で脳性麻痺のため3回 の脳外科手術をうけている。胸部レ線写真、 ECG(心電図)、血液、尿検査に異常を認めな い。小柄痩せ型の女性で、両下肢に装具をつけ て松葉杖で移動する。舌、皮膚は乾燥気味であ る。漢方的には陰虚すなわち脱水があり、その 結果末梢循環が悪くなって微熱も出ると考え て、微熱をとり、組織に潤いを与える漢方薬を 処方したがよくならない。ある日入院記録で尿 回数が極端に少ないことに気がついた。慢性の 脱水は身体が不自由なため、面倒な排尿の回数 を減らそうと無意識に極端な水分制限をしたた めではないか考えた。そこで、せめて一日に4、 5回は尿が出るほどに水を飲むようにと指示し たら諸症状は軽快し、退院した。

4.症例の考察

症例1は高齢者の大きな手術で起こった全身 の冷えによる陰病で、代謝を賦活する附子の入 った処方が奏効した。症例2はもともと冷えか ら起こったと思われる腹痛に対し、手術を重 ね、さらに腹が冷えて腹痛発作を起こした症 例。症例3は発汗が浮腫の治療に有効であるこ とを示した。症例4は冷えによって起こった腹 痛の症例で生活環境確認が重要であることを示 している。症例5は外と内から身体を冷やした ときの生体反応を示している。症例6は身体の 調節機能に脱水が微妙に影響していることを示 している。

5.結語

漢方は陰陽、虚実、気血水などの概念を見ると 異次元の医学で理解困難にみえる。しかし病態 認識を現代医学に翻訳すると、現代生理学の最 も新しい概念、神経・免疫・内分泌システムに 対応できる実践的治療学であることを紹介した。

参考文献

1) 張仲景、傷寒雑病論『傷寒論』『金匱要略』:日本漢 方協会学術部篇

2) 柴崎保三、鍼灸医学体系A黄帝内径素問、陰陽応象大 論、p708:雄渾社刊

著 者 紹 介

仲原靖夫

仲原漢方クリニック 仲原 靖夫

生年月日:昭和25年5月23日

出身地:石垣市

出身大学:広島大学 昭和51年卒

専攻・診療領域

 一般外科・東洋医学

 漢方で整形外科、不定愁訴、アトピー、RA、喘息等が多い

その他・趣味等

 読書、音楽鑑賞、園芸、エッセイを書くこと

Q U E S T I O N !

次の問題に対し、ハガキ(本巻末綴じ)でご回答いただいた方に、日医生涯教育講座 5 単位を付与いたします。

問題:漢方における陰陽の意味で病体生理を理解するのに有用なものを選んで下さい。

  • 上下
  • 男女
  • 表裏
  • 体液と熱産生能

CORRECT ANSWER! 3月号(vol.42)の正解

論文:マハイム束の特徴で正しいのはどれか、一つ選んでください。

  • WPW 症候群のように特徴的心電図所見 (PQ短縮、デルタ波)を呈する事が多い。
  • マハイム束は心房と左脚枝を連結する副 伝導路である。
  • マハイム束は順行性伝導より逆向性伝導 が良好である。
  • 頻拍は房室結節を順行性に副伝導路を逆行 性に旋回する順方向性AVRTが多い。
  • マハイム束は房室結節のように心拍数上昇 により伝導遅延(減衰伝導)する。

正解 5

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