就学相談
勝連啓介・育ちのクリニック(2018年10月17日掲載)
親子で入学前訪問を
「今日、学校楽しかった?」となぜ親は子どもに聞くのでしょう。「うん!楽しかったよ。運動会の練習いっぱいしたよ。早く明日にならないかな」。そんな言葉を聞いて安心したいからでしょうか。それゆえに、「楽しくない」とか「さあ…別に…」とか言われようものなら、つい問い詰めてみたり叱ったり。子どもは質問にちゃんと答えただけなのに。
ちょうど今の時期、教育委員会では次年度に向けて就学相談が行われます。クリニックでも相談が増えます。子どもが期待をもって入学できるように、親はどう準備すればよいでしょうか。
親も多少の不安があるでしょうから「○○ができないと1年生になれないよ」と、おどしてしまいがちです。入学までに基本的な生活習慣が身に付くのが理想ですが「できた、できない」の二極で子どもを評価するよりも、できるように歩んでいる姿を認めてあげたいですね。
通常学級か特別支援学級か、それとも特別支援学校かを迷い悩む親御さんもいるでしょう。迷い悩めるのも親心があるからです。そこでお勧めしたいことがあります。子どもが通う学校の支援の仕組みを知り、親子で心の準備をするために、学校見学と先生(特別支援教育コーディネーターの先生、1年生担当の先生や校長先生)との面談をお願いしてみましょう。園の先生に希望を伝え、日程調整してもらうと良いです。
事前にランドセルを背負って「通学」してみましょう。見学と面談と「通学」をくりかえし、いよいよ「この教室で学びたい、また先生と話したい」と学びの意欲が育まれますように。きっとその先に楽しい学校生活が保障されていくことでしょう。
生活をふりかえると、時に子どもは「どうせ…できないし…」と言います。「本当は自分も今すぐにできるようになりたい」と願う気持ちの裏返しかもしれません。皆さんはよくすねますか。すねる感情が分かる大人には、子どもの心がよく分かるかもしれません。