若者に流行する三大病
當山護・当山美容形成外科(2015年12月29日掲載)
合併症多いピアス
タイトルの三大疾患は現代病かもしれません。そして若者に多い特徴の困った流行病です。一つはピアス後のトラブルです。昨今の若い男女の多くが耳飾りのおしゃれをします。
おしゃれを悪いことだとは思いません。私も若い時にはそれなりのおしゃれをしました。しかし、耳たぶや軟骨にピアスをすると合併症が多いことを若い方々は認識があまりないようです。簡単にあけられる道具も売っています。
感染があるとピアスを除去しなければなりません。軟骨まで感染が及ぶと耳を失う方もいます。さらに、感染からケロイドになると難治です。ケロイドは外科的に除去しても耳が小さくなったり、再発をしたり、放射線療法もしばしばです。穴が裂けたりもします。ピアスの穴あけは慎重に経験深い医師にやってもらってください。
もう一つの若者のはやり病は刺青(いれずみ)です。歌手やスポーツ選手が入れているのを見ると、つい「自分もやってみようかなぁ~」と気が起こるのでしょう。沖縄にはたくさんの刺青師がおられるようです。でも、流行には必ずはやり廃りがあるものです。入れてしまって後悔し、除去したい若者を診る度にご両親の嘆きと共に「除去するのは困難ですよ!」と言う現実です。予防に勝るものはありませんので、社会的成熟度が大切だと思います。
アメリカでは刺青取りの新しいレーザーが開発されました。刺青の先進国でも反省期に入っているのです。「なぜ、沖縄の子は刺青が多いの?」と他国や他県から指摘されないようにしませんか!
最後は「ノモフォビア」病です。実は私もかかってしまいました。慢性病かもしれませんネ。この病、実は携帯電話を片時も話せない方々を指します。「フォビア」は恐怖症、アクロフォビアは高所恐怖症のことです。
これからもじって「ノー、モバイルフォン」すなわち「ノモフォビア」症と称します。携帯がないと不安になり、前をみないで歩いている若者たち、肌身離さず身につけ、結局、低温熱傷を起こした若者がいたのですよ。気を付けましょう!!