メガネいつから

石川哲夫・那覇眼科医院(2015年8月11日掲載)

眼科でよく相談を

 多くの小中学校で健康診断の時期に視力検査も行われます。学校から紙をもらいドキリとする親御さんも多いかと思います。そして眼科で検査してみると健診のときより視力が良かったり、悪かったりするお子さんが多く親御さんは治ったのかと喜んだり、さらに悪くなったと悲しんだりします。


 もともと視力は、血圧や熱と同じように毎日測れば毎日違います。内科にいくと血圧や熱を測りますね。眼科で視力を測るのは、目を通じてその人の調子をみているという側面もあるのです。視力は目の病気だけでなく、近視だけでなく、体調や睡眠、ストレスやこころの調子まで反映するのですね。


 そしていろいろなレンズの組み合わせで最大どこまで見えるかという矯正視力が1.0以上出ているお子さんたちは視力の発達が完了していることを示しますので、今後も治療のためのメガネをかけることはありません。


 あとは、板書の字の大きさ、教室での座席の位置、スポーツ時に不便がないかどうか、目を細めてモノをみたりするか、などがメガネをかけはじめる一つの目安になります。その時にかけるメガネは、あくまで不便を解消するための便利な道具としてのメガネですから、治療のメガネではありません。


 ただし、本人が不便を感じてないから、親御さんがメガネをかけさせたくないからという理由だけで近視がかなり進んでしまうところまで、メガネをかけずにいると、今度はメガネの導入が難しくなってしまう場合がありますので、かけはじめる時期は近くの眼科でよく相談しましょう。


 メガネがかけられない、かけると頭が痛くなる、などの状態になってしまうと、学校だけでなく、働く年齢になっても、日常生活でとても不利になってしまいます。


 また「メガネを早くからかけたせいで近視が進んだ」「かけたり外したりしていたら近視が進んだ」との声をよく聞きまずが、メガネのかけ始める時期で近視が進んだり進まなかったりはしません。はっきり見えて健やかにすごしたいですね。

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