薬の飲み方

宮城茂・琉生病院(2015年3月17日掲載)

食間薬っていつ飲むの?

 今回は内服薬の服用時間と方法を簡単にご説明します。薬を内服する時間は、胃腸に対する薬の刺激作用、胃内容物による吸収率の変化、食物との相互作用、薬の吸収部位、効果の持続時間などにより異なります。内服時間は食事時間を基準として、次のように分類されます。


  • ◆食後薬→食事後おおよそ30分前後に服用
  • ◆食前薬→食事前のおおよそ30分前後に服用
  • ◆食間薬→食事と食事の間、食後おおよそ2時間以降に服用
  • ◆食直前薬→食事直前に服用
  • ◆食直後薬→食後すぐに服用
  • ◆眠前薬→床に入るおおよそ30分前に服用
  • ◆頓服薬→痛みや不眠などの症状が出たときに、その都度単回に服用

 時間はおおよその基準です。もし飲み忘れても、それほど時間がずれていなければ内服し、次の内服時間も少しずらすなどの工夫で内服が可能です。が、飲み忘れた分と合わせて2回分を一度に飲むことは決してしないでください。飲み忘れた分はスキップする方が安全です。


 錠剤やカプセルは口の中でかみ砕かないでください。吸収の速度や量が変化して危険な場合があります。薬を飲む場合にはコップ半分程度の水あるいはぬるま湯で飲みます。飲んだ薬が円滑に食道から胃の中に流れ、胃の中で薬が溶けやすく、吸収されやすくなります。


 「座薬」を座って飲んだという話や、「食間薬」を食事の途中で薬を飲んでから、また食事を続けたという話もあります。薬を包装のまま飲んで胃や食道を傷付けるなど、笑い話のような事例が現実にあります。目の不自由な方や、認知力の低下した方の内服にも注意が必要です。ご家族など周囲の見守りや点検確認も必要でしょう。


 数多くの種類の薬を飲んでいると飲み忘れる場合もあるので、薬を一包化してもらうと良いでしょう。最近は医療機関と薬局との連携が密になり、薬局で薬を受け取る際の説明も詳しく丁寧になりました。少しでも服用方法に疑問がある場合には、かかりつけ医や薬局に相談・確認されることが大切です。

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