救急隊員
呉屋五十六・いとむクリニック(2014年11月25日掲載)
献身的努力に感謝
数年前に院内で呼吸停止の患者さんが発生しました。救急処置を続けながら119番通報し、救急車が駆け付け、自動式心マッサージ器を装着して救急病院へ向かって行きました。
その時の自動式心マッサージ器はルーカスといって、8キロの重量です。宜野湾市消防本部では急な病気や交通事故、クリニックよりの要請などで年間4千件の出動があるようです。
救急連絡から収容まで、平均7分。指定病院への搬送を引き継ぎ、元の消防署に戻るまで40分で業務が終了し、次に備える仕事を3台の救急車で担っています。関連する救急病院や救急隊員のおかげで、都市のような「救急のたらい回し」はあまり起こってないようです。救急車から1回目の連絡で、救急指定病院へ90%以上が受け入れられているそうです。関係者による連携協議が頻繁に行われ、問題点の解決に努力している結果です。
救急発生と病院に搬送するまでの間に、患者さんの病状を悪化させないように救急救命士の国家資格は1991年に法律ができました。日本の救急隊の夜明けでした。これからも飛躍するでしょう。
救急救命士になる一つの道は5年間の隊員勤務の後、少なくとも7カ月間訓練学校で学び、資格を得ることができます。
宜野湾市消防本部の隊員80人中43%が有資格者です。宜野湾市消防本部では市民を対象に月4回、普通救命救急の講習を実施しています。受講者は年間1000人になります。
最近、自動体外式除細動器(AED)の設置場所が増えました。また本年はアレルギー疾患対策基本法が成立し、学校関係者はエピペンの使用法を確認しておくことが求められます。
救急車が到着する約7分間の間に人工呼吸、心マッサージを行えば助かる命が確実にあります。救急では要請を受けた時にも、電話を通して救急処置の方法を伝えて実施してもらっています。救急病院の先生方の日夜を問わない献身的な努力と同じように、消防隊員の皆さまにも感謝申し上げます。