ピンクリボン月間
玉城研太朗・那覇西クリニック(2014年10月7日掲載)
乳がん検診受診を
皆さま、ピンクリボンをご存じでしょうか。ピンクリボンとは1990年代にアメリカで始まった乳がん検診受診を啓発するためのシンボルマークです。そして毎年10月は、アメリカのみならず、日本や世界各国で乳がん検診啓発のためのピンクリボンのイベントが開催されます。ことしもまた県内外、国内外で多くのイベントが企画されます。世界中の皆さまに乳がん検診や乳がんに関して知っていただく非常にいい機会だと考えております。
乳がんの早期発見・早期治療は、乳がんでお亡くなりになる方を減らすためにとても重要です。ピンクリボンが十分浸透した欧米諸国の乳がん検診受診率は70%から80%と非常に高い受診率を示しております。一方、日本の乳がん検診受診率は30%にも満たず、早期発見・早期治療の観点からしますと、まだまだ啓発が不十分だと考えております。
国立がんセンターの統計によると、沖縄県の乳がん死亡率は2010年度全国ワースト2位となってしまいました。その原因を解析してみますとやはり、がん発見時に進行している方が多かったというデータが分かってきました。沖縄県においても乳がん検診受診率向上のための啓発は、極めて重要だと考えております。
ことしもまたピンクリボン月間がやってまいりました。乳がん検診ではどのようなことを行うの? マンモグラフィは痛いのかしら? 超音波検査はどのようなもの? なぜ早期発見・早期治療が重要なのか? 乳がん治療にはどのようなものがあるの? さまざまな疑問があると思います。
女性の皆さまだけではなく、お父さん、おじいさん、そして子どもたちを含め、家族みんなで「乳がん」「ピンクリボン」について考えてみませんか。
多くの女性がご自分の乳房に意識を持っていただき、乳がんでお亡くなりになる方が一人でも少なくなるよう、10月のピンクリボン月間をみんなで一緒に盛り上げていきましょう。