メタボ対策
津嘉山朝洋・つかやま内科(2014年3月18日掲載)
動く、歩くが大切
県民の健康問題で大きな課題となっているのが、メタボリック症候群(メタボ)です。メタボは生活習慣病と肥満を合併した状態です。生活習慣病は主に、次のような症状です。
(1)糖尿病…尿に糖が出てくる病気です。実際は血液中の糖(グルコース)の高い病気で、採血検査で調べます。
(2)脂質異常症…これまで高脂血症といわれ、コレステロールや中性脂肪の高値が問題でしたが、善玉(HDL)コレステロールは低値が問題なため“高”脂血症ではなく、脂質異常症と呼ぶようになりました。
(3)高血圧…中でも「仮面高血圧」なるものは、家庭における血圧のみが高く、病院での血圧が正常なため、家庭での血圧測定なしには診断・治療ができません。もちろん、この仮面高血圧も他の高血圧と同様に、脳卒中や心筋梗塞などの危険性が高いのです。
(4)高尿酸血症…痛風や腎臓病の原因となりますが、心臓疾患の危険因子として最近話題になっています。
皆さんご存じのように、メタボの発症に大きく関わっているのが肥満や運動不足です。
私は継続して、体重コントロールをしています。とはいっても、体重コントロールの現在の主役は、マラソンに向けて、日々の運動(動くこと)です。
運動には二つの意味があります。一つはスポーツやトレーニング、二つ目は日頃から身体を動かすように心掛ける運動療法です。例えば、安易に車を使わずに歩く、エレベーターでなく階段を使うなどの心掛けですから、何もマラソンやジョギングをいきなり始める必要はありません。動くことが大切なのです。
動くことは、食事療法と違って本来ストレスにはなりません。それどころかストレス解消になるはずです。夕食のメニューや仕事のことを動き(歩き)ながら考えてみましょう。きっと良いアイデアが出てきます。
皆さんが動いた量は、歩数計で簡単に計測できます。1日1万歩を目指しましょう。ズボンがズレ落ちないように、しっかりとベルトを締めて明日の健康のために動き(歩き)始めてください。