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お知らせ

世界医師会(WMA)フォルタレザ総会出席(報告)の件

日本医師会から、標記の件について報告がありましたので、以下のとおり掲載致します。

世界医師会(WMA)フォルタレザ総会出席(報告の件)

(国19)
平成25 年10 月31 日
公益社団法人 日本医師会
会  長 横倉 義武

平素より、本会国際活動にご理解を賜り、厚く御礼申し上げます。

本年、10 月16 日から19 日にかけまして、 ブラジルのフォルタレザにおいて標記世界医師 会(World Medical Association、以下WMA) の総会が開催され、川島周理事、石井正三常任 理事、畔柳達雄参与が出席して参りました。

別紙は、WMA 総会における審議内容、総会 採択文書、審議継続文書案等の内容及び取扱い をまとめたもので、10 月30 日、本会定例記者 会見において公表いたしました。

つきましては、当該資料を送付いたしますの で、貴会の先生方にご高覧いただきたくお願いいたします。

今後も、本会の国際活動につきまして、適宜ご報告させていただく所存でおります。

なお、内容についてのお問合わせは、担当事務局である国際課までお願いいたします。


お問合せ先:日本医師会国際課
〒113-8621 東京都文京区本駒込 2-28-16
Tel:03-3942-6489
Fax:03-3946-6295
Email:jmaintl@po.med.or.jp

世界医師会(WMA)フォルタレザ総会出席(報告)の件

WMA フォルタレザ総会がブラジルのフォルタレザにおいて2013 年10 月16 日から19 日にかけ て開催された。日本医師会からは、川島理事が横倉会長の代理としてWMA 理事、石井常任理事が WMA 理事及び理事会副議長、畔柳参与が医の倫理委員会のアドバイザーとして出席した他、日本医 師会Junior Doctors Network から、阿部、三島両医師が参加した。本総会においては、2 年間に亘る 作業部会、専門家会議、パブリックコメント等を経て草案されたヘルシンキ宣言改訂案が採択された ことが特筆される。また、緊急決議として化学兵器の禁止に関する緊急決議、シリアのヘルスケア状 況に関する緊急決議の2 件が採択された。学術集会は、「生活習慣と非感染性慢性疾患」をテーマと して開催され、「アルコールと公衆衛生」のセッションで石井常任理事が座長を務めた。新規加盟では、 モンテネグロ、カメルーン、スーダン、イタリアの各医師会からの加盟申請が受理され、WMA の加 盟医師会数は106 となった。会期中に、CMAAO(アジア大洋州医師会連合)加盟医師会参加者との 懇談会を開催したほか、ウガンダ医師会との交流について意見交換を行った。

1. 会 期:平成25 年10 月16 日(水)〜 19 日(土)

2. 場 所:フォルタレザ(ブラジル)

3. 参加者:川島 周理事
      石井正三常任理事
      畔柳達雄参与
      阿部計大、三島千明(JMA:Junior Doctors Network)

4. 日 程:15 日(火)財務会議、役員会議、作業部会(ヘルシンキ宣言等)
            Junior Doctors Network(JDN)会議
      16 日(水)理事会、医の倫理・財務企画・社会医学各委員会
      17 日(木)準会員会議、学術集会「生活習慣と非感染性慢性疾患」
      18 日(金)理事会本会議、総会式典
      19 日(土)総会全体会議、理事会

総会では、会期前日に議事の円滑な運営を図るため、財務会議、役員会議他各種作業部会の他、 JDN も独自に会合を開催する。初日は、理事会全体会議で開始され、引き続き、医の倫理委員会、 財務企画委員会、社会医学委員会の常設委員会において文書案、企画案件の審議が行われる。2 日 目は、準会員会議においてJDN の活動報告等が行われる。学術集会は、午前午後を通じて終日講 演と質疑応答が行われる。3 日目の理事会本会議では、常設委員会からの報告が行われ、個々の文 書案について、コメントを求めるため各国医師会に配布、採択のため総会へ付託等の勧告を行う。 総会式典では、次期会長が会長に就任し、次年度の次期会長の選出が行われる。4 日目の総会全体 会議では、理事会から付託された文書案の審議が行われ、採択の可否が決済される。医の倫理に関 する文書案は、採択のために全体の票数の4 分の3 以上の賛成票を要する。また、加盟申請の受理、 将来の会合の開催地の承認等が行われる。その後の理事会では、WMA の運営に掛かる財務につい ての審議が行われる。

5. 参 加

47 加盟医師会および赤十字国際委員会、欧州医師常設委員会、Junior Doctors Network:JDN(11 か国21 名)、国際医学生連盟等、参加者約250 名(日本からは10 名参加)

6. 事前会議及び作業部会

10 月15 日:財務会議、役員会議/ 石井常任理事
       ヘルシンキ宣言作業部会/ 石井常任理事、畔柳参与

7. 会長就任および次期会長選出

新会長 (2013 〜 14 年):マーガレット・ムンゲレラ(ウガンダ医師会会長)

次期会長(2014 〜 15 年):ザビエル・デュー(フランス医師会会長)

8. 総会での主な議決事項

(1)医の倫理関係

 「死刑執行の凍結を要請する国連決議に関するWMA 声明」

 フランス、ノルウェー、ドイツ各医師会により2012 年バンコク総会に提出され、各国医師 会のコメントを反映して策定された文書。WMA では、医師が死刑執行に関与することを非 倫理的であるとし、「ジュネーブ宣言」で人命を最大限に尊重し続けることを医師に課して いることから、死刑執行の凍結を要請する国連総会決議を支持すると勧告。

2)修正案が採択された既存文書

 「WMA ヘルシンキ宣言(DoH)

 本宣言は、WMA が採択した宣言の中核となる文書の一つで、1964 年の採択以降医学の進 歩と医療分野の変遷に伴い幾度の改訂が行われてきており、人間を対象とする医学研究の 倫理的諸原則を定めた最も重要なガイドラインであることが、国際的に承認されている。 今回の改訂プロセスとしては、ソウル総会で2008 年版を採択した際、問題になったプラ セボ条項の当否に関する2 回に亘る専門家会議を経た後、2011 年10 月のWMA モンテビ デオ総会で、DoH をアップデート化する作業を開始することが確認された。以降、3 度の 改訂専門家会議(ロッテルダム、ケープタウン、東京)を経た上で東京で草案を作成、理 事会の承認を受けてWMA のWeb 上でパブリックコメントを求め、ワシントンにおける最 終専門家会議を経て、今回の改訂版の策定に至っている。なお、ソウル改訂の際と同様に、 日本医師会は環太平洋地域代表として改訂作業部会の一員として参加し、今回の改訂にも 大きく関与してきた。

・2013 年改訂版の焦点は、以下のとおりである。

― 研究に関与した弱者集団の保護を一層高めること
 ― 研究に参加した結果として、損害を受けた被験者が適切な補償と治療を受けられるようにすること
 ― バイオバンクなどにおける研究試料の再利用に関するインフォームド・コンセントについての言及
 ― 被験者に対する研究結果の通知、試験中に有益であると証明された医学的措置へのアクセスを保証する条項を事前に策定するよう、研究後の取り決めの拡大
 ― 研究倫理委員会の権限強化(監視情報、有害事象報告、研究資金・研究結果の概要のレポート提出等)

なお、提案文書については20 項に対して最後の2 文を削除する修正が行われた。同項は、 弱者集団に対する研究を実施する場合の要件を3 つ挙げ、その条件を満たしている場合には、 研究倫理委員会が審査したうえで公正な追加的恩恵享受を考慮できるとしていた。しかしなが ら、開発途上国の中には、研究の恩恵として地域社会のインフラが整備されている国もあり、 削除した2 文が入ることにより研究に対する依存シンドロームを増す可能性があるという懸念 がアフリカ諸国等から表明され、これを考慮して最後の2 文は削除された。

10 月19 日の総会で採択された今回の同宣言改訂版は、同日午後直ちにWMA およびJAMA(ア メリカ医師会雑誌)のWebsite に掲載され、全世界に向けて公表された。

また、来年2014 年は同宣言採択50 周年に当たることから、5 月下旬から6 月上旬に、ヘル シンキにおいて採択50 周年記念事業を行うこととなっている。

・「女性のヘルスケアに対する権利とHIV 母子感染との関わりに関するWMA 決議」

 2002 年ワシントン総会採択文書、2012 年プラハ中間理事会で「大幅な改訂」を要する文書と なり、南アフリカ医師会が改訂案を提出した。2002 年のオリジナル版から、国連のミレニアム開 発目標(MDGs)のうちの1 つである「HIV/ エイズ、マラリアその他の疾病の蔓延の防止」が 追加され、女性のヘルスケアに対する権利を述べている。さらに、HIV に感染した全ての女性に 対して、抗レトロウィルスが無料で提供される必要性があることを勧告。

・「行方不明者の法医学調査に関するWMA 声明」

 2003 年ヘルシンキ総会採択文書。2013 年バリ中間理事会でマイナー修正を要する文書となっ た。本声明が赤十字国際委員会(ICRC)の行方不明者に関する活動に基づいていることを考慮し、 WMA 事務局は改訂作業においてICRC 法医学アドバイザリーグループと審議し、同グループが 改訂案を提示することとなった。その後各国医師会からのコメントをもとにイギリス医師会が本 案をまとめた。声明では、各国医師会に対し、法医学者が遺体の管理、証拠書類の提示、身元確認、 遺族への回答などにあたり、支援するよう要請している。

3)コメントを求めるため各国医師会に回付される文書

「人間中心の医療に関するWMA 声明改訂案」

2013 年バリ中間理事会でアイスランド医師会から提案された改訂案に対して、再度検討、 修正が要請されたことから新規に作業部会が立ち上げられ、日本医師会も一員として参加 した。今回の修正案では「人間中心の医療」の定義を明記しており、医療を求める人の個々 の価値観、ニーズなどに焦点を当てた医療の提供を目的とし、医療の中核が医療提供者や 医療システムから人間へ以降するものであると言及している。さらに各国医師会に対し、 人間中心の医療の原則を医学教育に取り入れるよう勧告している。

(2)社会医学関係

1)緊急決議

・「化学兵器の禁止に関するWMA 緊急決議」

 化学兵器の使用は、1899 年以降国際法によって禁止されているにも関わらず、文民に対し て使用されている国が未だ存在していることからトルコ医師会が提案した緊急決議である。 本決議ではWMA は化学兵器の開発、生産、保有、使用等の禁止および保有されている全 ての化学兵器の安全な廃棄を支持するよう関連当事者に要請している。また化学兵器使用 の責任者を明らかにし、加害者を法の裁きにかけることを目的とした国連の取組みを支持 している。さらに化学性暴動鎮圧剤の使用に関しては、出来る限り控えるよう要請している。

・「シリアのヘルスケア状況に関するWMA 緊急決議」

 デンマーク医師会提出文書。総会ではシリア国内の病院の1/3 以上が崩壊し、15,000 人の 医師が逃亡していることが報告され、このような同国のヘルスケア状況に対する警告を表 明した。決議ではシリア紛争に関連する医療従事者、患者、ならびに医療施設、医療関連 輸送の安全性を確保するようあらゆる当事者に要請している。また各国医師会には、自国の政府に対して、国連などの国際機関とともに行動計画を推進するようにも要請している。

2)新規に採択されたWMA 文書

・「拷問被害者のリハビリテーションに関するWMA 声明」

 デンマーク医師会提出文書。世界中の多くの国で拷問が引き続き行使されていることに 対する懸念から、拷問被害者と家族のための賠償やリハビリテーションにおける医師の 役割の重要性を強調している。特に修正案では、被害者の救済に関与した者が国家から の報復を受けることがないよう各国医師会に奨励することが追加された。

・「ヒトパピローマウィルスワクチンに関するWMA 声明」

 アメリカ医師会提出文書。2013 年バリ中間理事会における口頭報告に各国医師会のコメ ントを反映。医療環境や診察に、すべての若者へのHPV ワクチン接種と若い女性への子 宮頚癌検診を組み入れるよう推進している。審議では、本文書の採択によりWMA が特 定のワクチンを推進するマーケティング文書ととらえられる懸念が一部の医師会より表 明されたが、最終的には多数決により採択となった。

・「真菌性疾患の診断と管理に関するWMA 声明」

 2013 年バリ中間理事会ブラジル医師会提出文書。各国医師会のコメントを反映して再提 出。真菌性疾患は、結核、マラリア、エイズに比べて過小評価されがちであるが、グロ ーバル的に疾病負担が大きく死亡率も高いことから、医師に同疾患に対する意識を高め るためにブラジル医師会が提案した文書である。また、各国において真菌性疾患の診断 と治療の両方を実施可能とする診断センターを設置するよう要請している

・「人間の生まれながらの性の多様性に関するWMA 声明」

 ドイツ、フランス、イギリス医師会提出文書。同性愛に関する取り組みは各国において 多様である。しかしながら、今現在差別等で苦しむ人々のためにも採択の緊急を要する ものであるとする見解が多数出され採択となった。声明では、同性愛を病気だと主張す ること、また「転換処置」や「修復処置」によって治療しようとする試みを強く非難し ている。また、同性愛に対する偏見と差別が健康に害を及ぼす恐れがあることを表明し、 同性愛者を治療する場合には、同性愛そのものではなく、偏見や差別が健康に及ぼす影 響に着目すべきであるとメッセージを発信している。

・「ブラジル医師会の支持に関するWMA 決議」

 医学界や医学教育機関との適切な協議なしにブラジル政府により提案された「マイスメ ディコス(Mais Medicos)」プログラム(メディカルスクールの増設、医学課程の期間延長、 僻地や大都市郊外の貧困地域で勤務する外国人医師の誘致など)に反対するために策定 された文書。勧告では、ブラジル政府に対し、医学教育、医師の資格認証、医療実践に 関する全ての問題には、医学界等と協力して取組み、またブラジルの医師と国民を代表 するブラジル医師会の役割を尊重することを要請している。

3)コメントを求めるため各国医師会に回付される文書

・「婦女子に対する暴力に関するWMA 決議」(2010 年採択)実施のための提案

 イギリス医師会提出。2010 年に採択された「婦女子に対する暴力に関するWMA 決議」 は未だ実施に至っていない。本文書では2010 年決議に基づき、次なる具体的な行動案を 提示。例えば、WHO 等と協力して、女性に対する暴力と差別を終わらせるよう提唱する、 またWMJ(世界医師会雑誌)で婦女子に対する暴力の問題に関する特集号を発行するこ となどが挙げられた。

・「医療従事者の国際移住の倫理ガイドラインに関するWMA 声明案」

 2003 年ヘルシンキ総会採択文書。2013 年バリ中間理事会で「大幅な改訂」を要する文書 と決定された。本文書は、イギリス医師会を筆頭に改訂された文書であり、多くの国際 倫理ガイドライン、綱領を盛り込んで作成し、医療従事者の移住の権利、移住先での環境、 待遇における公正な扱いを要請している。

・「人間の生殖細胞の非商品化に関するWMA 決議改訂案」

 2003 年ヘルシンキ総会採択文書。2013 年バリ中間理事会で「大幅な改訂」を要する文書 と決定された。決議改訂案はイスラエル医師会が策定し、生殖細胞に関する商取り引き を禁ずる法律の制定を各国政府に要請している。また、インフォームド・コンセントが 得られるようドナー候補者と事前に相談するよう医師に要請している。

・「リアリティテレビ番組に関与する医師の倫理的影響に関するWMA 声明案」

 イスラエル医師会提出文書。リアリティテレビ番組は多くの国々で人気があるプログラ ムとなっているが、人体実験の場であり、視聴者の注目を集めるためにしばしば極端な 状況を題材にしていることもある。そのため、こうした番組への身体的および精神的健 康と健全さのために明確な指針を提唱。

・「未成年者の人身売買と違法な養子縁組の防止における医師の役割に関するWMA 声明案」

 スペイン医師会提出文書。WMA は、未成年者を含む人身売買、違法な養子縁組を全て否 定していることから、その予防のため、医師は専門的なモニタリングを構築するための あらゆる努力を行うことを勧告している。

・「未成年者の問題も含む美容処置に関するWMA 声明案」

 イスラエル医師会提出「未成年者に対するエステ手術に関するWMA 声明案」、スウェー デン医師会提出「美容処置に関する声明案」において、それぞれ美容処置のリスクが言 及されていたことから、両医師会で新規に文書を作成し再提出。美容処置において、未 成年者には同意能力がなく、権利の擁護者を必要とする弱者であることから、未成年者 の問題も含めることとなった。

・「健康の社会的決定要因と健康の公正に取り組む医師と各国医師会の役割」

 カナダ医師会提出文書。タイトルに関連するシンポジウムの開催可能性を探るために提 案された文書である。各国医師会にはこの提案に関する要望のフィードバックが要請さ れ、提案者であるカナダ医師会とWMA は、2014 年4 月の東京中間理事会までにより詳 細な文書を提出する予定である。

(3)財務企画関係

1)財務

 2012 年度財務報告 承認
  2014 年度予算 承認
  WMA 会費の新規構成の検討

2)企画

 ビジネスディベロップメント
  ラウンドテーブル会議(9 月25 日イギリス、ロンドンにて開催)の報告。
  次回の同会議は、4 月の東京中間理事会時に開催予定。

3)今後の会議開催日程

 2014 年 4 月24 〜 26 日 東京中間理事会(日本):ホテル日航東京
      10月 8 〜 11 日 ダーバン総会(南アフリカ)/ 学術集会:
               ミレニアム開発目標(MDGs)後の医療への普遍的アクセス
  2015 年 4 月16 〜 18 日 オスロ中間理事会(ノルウェー)
      10月14 〜 17 日 モスクワ総会(ロシア)/ 学術集会:医学教育
  2016 年 4 月28 〜 30 日 ブエノスアイレス中間理事会(アルゼンチン)
      10月19 〜 22 日 台北総会(台湾)

4)ヘルシンキ宣言採択50 周年記念行事

 日 程:2014 年5 月下旬から6 月上旬を予定
  開催地:フィンランド、ヘルシンキ
  内 容:学術集会、式典

5)新規加盟医師会の承認

 モンテネグロ医師会、カメルーン医師会、スーダン医師会、イタリア医師会
  これによりWMA 加盟医師会は106 医師会となった。

6)世界医師会雑誌(WMJ)

 WMJ は来年創刊60 周年を迎える歴史あるWMA の広報媒体である。資金面から、完全電子版及び年間発行数を6 回から4 回に戻すことを検討。

7)広報活動

 今総会において採択されたヘルシンキ宣言本文及び関係者インタビューを、採択同日の午後(19 日)にWMA およびアメリカ医師会雑誌(JAMA)のWebsite に掲載。

(4)学術集会

テーマ:生活習慣と非感染性慢性疾患

 「アルコールと公衆衛生」のセッションで石井常任理事が座長を務めた。
  その他のセッションでは、「健康の社会的決定要因」、「健康と食習慣」、「運動」、「喫煙と公衆衛生」をテーマとして、各国における現状、取り組み、医師の関与等に関する講演と活発な議論がなされた。

(5)準会員会議

1)JDN 活動報告

 日本からの2 名を含む21 名の参加(ウルグアイ、エジプト、カナダ、韓国、ジャマイカ、スペイン、ブラジル、フランス、トルコ)

2)その他議事

 〇準会員会議議長の退任
  〇元WMA 会長、議長ネットワーク

8. その他

 〇CMAAO(アジア大洋州医師会連合)加盟医師会参加者との懇談会
  (11 か国加盟医師会、42 名参加)
  〇ウガンダ医師会との意見交換会