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編集後記

記録的な猛暑!が続いている日本列島ですが 会員の皆様いかがおすごしでしょうか。清流で 涼しいイメージのあった高知県の四万十市で 40 度を超え一躍有名になりました。一方いろ いろな地域で豪雨による被害も報告され日本全 体が少しずつ熱帯化しているようです。わが沖 縄はどうでしょう。梅雨の時期には豪雨が何度 もあり、その合間は比較的涼しかったような気 がしました。梅雨明けと同時にまったく雨が降 らず一気に暑くなったこともあり厳しい暑さの ように感じましたが、例年どおりかなと思って いるところです。ただ、サンサナー(クマゼミ) の鳴き声が早々と聞かれなくなったと感じてい るのは私だけでしょうか。

9 月号は厳かで歴史の重みを伝えつつ煌びや かさもあるランス・ノートルダム大聖堂から始 まります。

昨年広報委員になり目をとおすようになった 種々の報告記事にはたくさんの情報が詰まって おり、医師としての視野を拡げるいい材料とな ります。桑江朝彦先生旭日双光章受章祝賀会で は先生の功績のすばらしさとともに沖縄県の医 療の歴史を知ることができました。同時に行な われました琉球大学医学部前医学部長須加原一 博先生・新医学部長松下正之先生・附属病院長 村山貞之先生激励会では各先生方の思いが述べ られ、これからも沖縄県医師会と琉球大学が密 に連携していくことの重要性を感じました。

生涯教育コーナー・プライマリケアコーナー は毎回楽しみにしていますが、今回はどの医師 でもいつ何時でも遭遇するかもしれないことが くわしくかつわかりやすく解説されています。 また、生涯教育制度ハガキによる上位申告者の 発表と久手堅先生のコメントが紹介されていま す。まじめにこつこつと続けられる先生方へ敬 意を表します。

インタビューコーナーは八重山病院院長依 光たみ枝先生の登場です。離島中核病院の困難 さがひしひしと伝わってきます。一方で先生の 大きな高い声が響き渡って病院全体が活気に 満ち満ちているのではと期待もしているとこ ろです。

月間・週間行事コーナー及び発言席では身近 な事項について述べられています。私たち医師 がしっかり認識し県民へ啓発してまいりましょう。

今回随筆は2 編ではありますがいずれも味わ い深いものとなっています。

先日岩手県大槌町の先生から夏の便りが届き ました。この編集後記を書いているのは本土の お盆が終わり沖縄の旧盆を迎えるころです。大 震災からもうすぐ2 年半、東北の話題が少なく なっていますが、この時期に自分の先祖に手を 合わせるとともに震災犠牲者の方々のご冥福を お祈りしたいものです。

広報委員 冨名腰 義裕

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