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広報委員の新春の挨拶

新年に望み

玉城 信光

広報担当副会長 玉城 信光

また 1 年がすぎてしまい、新しい年になっ た。県医師会としてやることがたくさんあり、 広報委員としての仕事は少なかったかもしれな い。昨年は広報委員会にとり大切な出来事があ った。広報委員会担当職員の異動があったこと である。平木さんから知念さんに変わった。慣 れない仕事ではあるが、職員の配置換えにより、 より多くの知識と技量が付加されてくる。県医 師会職員はますます能力が高くなるであろう。

その証拠の一つに北部医療圏の改革のための 会議が北部広域市町村事務組合の中でもたれる ようになった。県医師会が北部地区の産婦人科 医師確保のために汗を流したことにより、北部 広域市町村事務組合から職員の派遣を要請され たのである。月に数回名護での会議に出席して いる。県医師会職員の能力の高さを評価して頂 いた。

今年は九州医師会連合会の種々の会議が沖縄 でもたれる。執行部、事務局総力を挙げて成功 させなければならない。11 月には九州医師会 医学会も開催されるので各分科会の役員、会員 のご協力をお願いしたい。

現在脳卒中や糖尿病の連携事業が行われてい るがそれを中心にしながら医療クラウドによる 情報の集積をはかる事業を模索している。浦添 では在宅医療の連携が IT 化されつつあり、那 覇市医師会では健康情報の受診者への提供をモ デル事業として行っている。これらを総合する 形で医療情報のクラウド化をはかりたいもので ある。健康情報、医療情報が集積されると沖縄 県の保健医療計画、病診連携、遠隔医療情報の 伝達などあらゆる事業に展開できそうである。 しかも皆が 3 千円から 5 千円 / 月で利用できる 様にしたいものである。

医療情報の集積は国が行おうとしているゲノ ムコホート研究の土台にもなるし、治験ネット ワークの大事な柱にもなる。

シミュレーションセンターの広報が会報に載 るようになった。沖縄県の研修群で有効活用し 沖縄の医療のレベルアップに貢献したいもので ある。そのための広報委員会の役割は大切であ る。どのようなプログラムがあり、自分の病院 のスタッフの勉強に役立つプログラムの開発を お願いしたりすることができる。

今年は重粒子線治療の実施計画に向けた動き が加速していく。医師会会員が重粒子線を理解 して頂いて、沖縄県に先端医療を誘致するため に応援して頂きたいものである。重粒子線とは 炭素を使い光の 80%まで加速して、腫瘍に照 射するのであるが、ターゲットを絞ると周辺の 正常組織が損傷を受けることがないのである。 X 線より集中度が高く、エネルギーが 2 〜 3 倍 なので照射回数を減らすことができる。実用化 されているのは日本しかなく、沖縄で設置でき ると全国で 6 番目になる。沖縄の医療の未来像 を描くことができる。会員のご支援をお願いし たい。

来年度の沖縄県における研修医のマッチング は全国で 2 番目に高い数値になった。これも 3 つの研修群が協同で研修医の獲得、研修制度を 立派なものに作り上げてきた成果だと思う。ま すます良い協力体制を構築したいものである。

県医師会の種々の事業を紹介していくのが広 報委員会の役割である。広報委員会の一員とし て今年も頑張っていきたいものである。

新年のあいさつ

本竹 秀光

広報担当理事 本竹 秀光

新年あけましておめでとうございます。私は 昨年の 4 月から沖縄県公務員医師会の代表で沖 縄県医師会の理事となり、県医師会の業務に参 加してまいりました。初めは慣れない業務に戸 惑いながら先輩理事や事務方の協力で何とかや ってくることができました。本当に感謝してお ります。現在広報の担当が中心ですが、医事紛 争の副担当理事も務めております。医事紛争に 係って感じたことをすこし述べたいと思います。 一生の中で医事紛争の当事者にならないことに こしたことはありませんが、しかし、いつ何時 自分の身に降りかかるかはわかりませんし、臨 床の中で合併症や患者さんを失うなどの重たい 経験は避けて通ることはできません。そうなら ないための臨床技術を身に着ける生涯教育は基 本中の基本ですが、それでも 100%患者さんを 治してあげることはできないことは事実です。 一般に医事紛争は治療の結果によって起こると 思われがちですが、実際は治療の過程が問題で 起こっていることが少なくありません。いわゆ る古言の “医は仁術” と言う言葉が時代は変わ っても重要であることを感じます。私をはじめ 多くの先生方は大学の医学教育の中で医事紛争 なる講義は受けてこなかったと思います。患者 さんの権利意識が強くなった昨今、医事紛争は 増えこそすれ減ることは無いと予測されます。 医学教育の中に患者さんとのかかわりを教育す る部門が強化される必要があると痛感していま す。沖縄県医師会の医事紛争委員会の稲田理事 は今年度、琉球大学の学生を対象に医事紛争に ついての講義を行いました。好評であったよう です。先生のこの活動は時代の先取りであるし、 ますますの活躍をお願いすると同時に、私も副 担当理事としてお手伝いしていきたいと考えて います。新年を迎えるに当たり今年の抱負を述 べたいと思います。沖縄県は先の大戦で焦土化 し、医師数 60 名弱、何もない劣悪な医療環境 から 67 年で他府県に勝ると劣らない医療環境 を作ってきました。先達たちの血のにじむ努力 の上に今があると感謝するものです。この中で 他府県に勝るものの一つが医師の人材育成と考 えています。私が勤務する県立中部病院は 1967 年からその中心をなしてきましたが、これから も琉球大学や他の教育医療機関と連携して、日 本の中で際立った人材育成制度を持つ県として 継続発展できるよう、施設として、一指導医と して尽力したいと考えています。沖縄県は日本 復帰後医師の人材育成のために多額の助成を行 ってきました。これも他府県には類のないで制 度であり、県民の一人として沖縄の誇りと感じ ています。沖縄県にはこの医師人材育成制度の 更なる充実を図っていただけるように理事とし て発言してまいりたいと考えています。

新年の挨拶

玉井  修

広報副担当理事 玉井  修

会員の皆様あけましておめでとうございま す。昨年あまりの低視聴率によって物議を醸し た NHK 大河ドラマ『平清盛』を一年間ずっと 見ていました。画面が汚いとか、ストーリーが 解りにくいとかの否定的なご意見が多かったの ですが、僕は毎週大変楽しみにしていました。 若く、血気盛んな時代に時流に乗り保元・平治 の乱により時代の寵児となってついには朝廷を 凌ぐほどの権力を握って福原遷都まで成し遂げ ようとする時期に、既に破滅への萌芽は始まっ ており、老いと、死とが迫り来る中で一族の破 滅への予感へ焦燥の思いを募らせる歴史の流れ は見ていてゾクゾクします。この世をおおらか に生きようとしていた清盛が、多くの利権や財 産を持つ事によって自ら精神を病み、破滅して いく様は現代の物欲に駆られた人の生き方に通 じるものがあります。絶大な権力と財力を持ち ながら、老いと死との前には全くの無力である 人の本質が見えてきます。

最近マスコミを賑わす美魔女と言われる女性 達を見ていると、何だか平清盛を連想するので す。高額なサプリや機械によって、年齢に不相 応な若い外見を身に纏った彼女たちも、一皮剥 けばただの人。衰えていく脳細胞の加齢変化に は購いようもなく、無常のこの世は一瞬のう ちに人の欲を打ちのめしてしまうのでしょう。 日々衰えていく我が身もまたしかり。せめてジ タバタせずに、穏やかに毎日自らの新しい一日 を生きて行こうと思っております。

癸巳の年を迎えて

出口  宝

広報委員 (北部地区医師会)出口  宝

新年明けましておめでとうございます。

私事ですが、京都の実家では毎年元旦には十 干十二支による干支の謂れやどのような年にな るのかを聞かされてきました。そして、その年 に期待をしたり気をつけようなどと考えたりし ていました。

今年の干支は 30 番目の癸巳(みずのとみ) です。は十干の 10 番目で陰陽五行では「水」 性の陰だそうです。または十二支の 6 番目 で陰陽五行では「火」性の陰だそうです。前回 の 1953 年の癸巳には全国各地で水害が発生し 死者行方不明者約 3 万人、全半壊家屋約 5 万 5 千戸の被害が発生しています。そして、阿蘇山 が大爆発しています。今年の癸巳ではこのよう なことが無いように願うとともに、もしもの災 害に対する備えをしておきたいと思います。新 年早々から少し暗い話題になりましたが、一 方、癸巳は物事の順序を立て新しい出発をする 年廻りで、一つの物事が終結して新しい事象が スタートを迎える年だそうです。は物事が終 結して新たな出発することを意味し、は原理 原則を立て順序にそって一致協力して進めてい くことを意味するのだそうです。1953 年の癸巳には日本航空株式会社法の公布に基づき旧日 本航空株式会社が解散して、新しい日本航空株 式会社が誕生しています。また公衆電話が黒か ら赤に変わっています。そして、沖縄、宮古、 八重山の 3 群島医師会が合併して沖縄医師会と なったのもこの年です。今年の癸巳には何があ るのでしょうか、期待したいと思います。

さて、吉田茂首相の「バカヤロー解散」も 1953 年の癸巳でした。年末には衆議院が解散 となりましたが、昨今の政局をみていると「…」 と言いたくなるのは国民の方ではないでしょう か。今年も何かと「バッカじゃなかろか」(1953 年の癸巳、トニー谷)と思うことがあるかも知 れませんが、「むちゃくちゃでござりまするが な」(1953 年の癸巳、花菱アチャコ)と言わず にすむような年になることを願っています。

最後になりましたが、今年は癸巳の謂れに気 を引き締めて、また希望をもって広報委員を努 めさせて頂きたいと思います。今年も会員の皆 様に手に取って読んで頂ける会報誌づくりを目 指したいと思います。今年もよろしくお願い致 します。

新年にあたって

冨名腰義裕

広報委員(中部地区医師会) 冨名腰義裕

新年おめでとうございます。

昨年 4 月に中部地区医師会の理事、そして県 医師会の広報委員となりました。平成元年に医 師となり勤務医を続けてきましたのでご他聞に もれず医師会活動には関わってきませんでした が、先輩の勧めもあり何かやらないといけない という気持ちは少しずつ高まってきていました。

広報委員の仕事は医師会報の発行を中心とす る対内広報と地元 2 紙へ掲載する記事集め、マ スコミ懇談会と県民向け講演会やシンポジウム の企画をする対外広報です。

医師会報は毎月発行されますが、印刷前に全 員でチェックを行ない発行後にはできばえを確 認します。私自身これまでは興味のある記事し か読みませんでした。しかし、委員には記事の 査読という仕事があります。これには当然時間 を割くわけですがいいことが 2 点あります。割 り当てられたものを読むので選り好みができま せんが、真剣に目を通します。その中ではっと 気づかされることがしばしばあります。また、 一番に読むことができる優越感のようなものも 体験できます。

こうしてひとつの雑誌が出来上がるまでには 事務局の奮闘、委員のチェックがあるわけです が、何より会員の皆様からの原稿の一つ一つが 生命の源になっています。今後も執筆依頼があ りましたら快くお引き受けいただきますようお 願い申し上げます。

さて、私は今年 50 歳になります。40 代後半 の 5 年は膝・肩の痛みに苦しんできました。そ れまではちょっと痛めてもすぐに回復しました が、右膝・左膝そして右肩・左肩と順繰りに痛 み始め好きな野球もできずにいました。ここに 来てようやく痛みもほぼいえてきました。50 を機に体が生まれ変わると自分に期待している ところです。また、小児科医としてこれまでほ とんどが病院にいらっしゃる患者さんを相手に していましたが、もっと地域に出て行って(自 治会、保育園や学校)社会に直接貢献できるよ うになりたいと思っているところです。

医師会については、私が昨年その大切さを実 感できましたので今年はそれを皆様にお伝えし 一人でも多くの会員が医師会に参加していただ けるよう活動していくつもりです。

本年もよろしくお願い申し上げます。

新年のごあいさつ

平良  豊

広報委員(浦添市医師会) 平良  豊

あけましておめでとうございます。

昨年の 4 月から広報委員として活動してまい りました。

沖縄県医師会報の編集、マスコミとの懇談会、 年 2 回の県民を対象とする講演会、「命ぐすい」・ 「ドクターゆんたくひんたく」の執筆者募集や 査読が主な仕事ですが、委員の先生方の精力的 な仕事ぶりに圧倒されながら、ついていった 1 年でした。今年はもう少し積極的に頑張ってい きたいと思いますのでよろしくお願いします。

さて、2012 年は政治家たちは政争に明け暮 れ、何も決まらず、やっと決めたのは解散と消 費税引き上げでした。そうしている間にもソ ニー、パナソニック、シャープの凋落。デフレ の持続と明るいことがほんとに少ない一年でし た。唯一ともいえる明るいニュースは山中教授 のノーベル生理学・医学賞受賞でした。医師と しても誇らしく、日本の医療の将来もさらに発 展するものと期待させてくれました。

今年は新しい政権がスタートします。国の基 本的方向では与野党が協力してほしいもので す。そして、経済の減衰、少子高齢化、国家財 政の悪化に歯止めをかけ、再び日本を元気にし てくれるよう願っています。

高齢者人口の増加による医療費の増加は毎年 1 兆円増が見込まれますが、これを消費税の増 税だけで賄うことはできません。そのため、医 療制度を含めた社会保障制度の改革が必須にな り、さらに TPP 参加問題も今後クローズアッ プされてくるものと思われます。いずれも国 民の健康を守る我々にとっては大きな逆風で す。今後さらに声を大きくして、世界に冠たる 我が国の国民皆保険制度を堅持する運動を続け ていくことが重要ではないでしょうか。我が国 の医療制度を支えているもう一つの重要な因子 は医療者の高いモラルであるとも言われていま す。病で苦しむ患者の気持ちをしっかりと受け 止め、“エビデンスに基づく医療を十分なイン フォームドコンセントを行ったうえで提供して くこと” を念頭に置きながら、広報委員の仕事 も日々の診療も行っていきたいと思います。

「今年の帯色:紫について」

白井 和美

広報委員(那覇市医師会) 白井 和美

明けましておめでとうございます。本年もよ ろしくお願いいたします。

新年のご挨拶で会報の帯色に関して書き始めて 早 3 回、今年は紫色について解説します。

古来洋の東西を問わず、紫は高貴な色として 尊ばれてきました。紀元前から中国では紫を好み、 その影響を受けわが国でも聖徳太子が定めたと 言われる冠位十二階で、紫は最高位を表す色と されました。当時の日本や中国、朝鮮半島では、 紫草の根、紫根による染色が行われていました。 その草が群がって咲く様から「群ら咲き」と呼ば れ、「紫」に転じたと言います。美しい紫色の染 色には大量の紫草を要し、大変貴重でした。平安 時代の貴族たちにとって紫は、「高貴、気品、優雅、 なつかしさ、なまめかしさ」を合わせ持つ憧れの 色で、古今和歌集、源氏物語などの王朝文学に盛 んに用いられたことはご存じの通りです。

西洋では紀元前 1,600 年頃より地中海沿岸で プルプラと呼ばれる貝の分泌液を使った染色が 行われていました。「パープル」はこの「プル プラ」が語源となっています。この染料は日本 では「貝紫」と呼ばれ、1 グラムを得るのに 2,000 個の貝を必要とするため、貴族や王族が独占し ていました。紫を自由に使えることは権力の象 徴であり、「エジプトの誇り高き王妃クレオパ トラが自分の船の帆を貝紫で染めていた」とい う話は有名です。

紫が好きな人は、感性や直感力に優れ、高貴 で美意識が高く、神秘的な雰囲気をもつ様です。 紫を選ぶのは、疲れがたまっている時や、気分 が晴れない時に多く、それは紫が自然治癒力を 高める色だからだそうです。なんと、DNA の 修復促進作用があるという報告もあります。生 理作用としては催眠作用、リラックス効果があ る一方、孤独感を感じさせる、不安、ストレス を蓄積するとも言われています。

医学領域では、指尖や口唇部などの紫色の色 調変化は循環障害や換気不全のサインとされま すし、紫斑病という病名などもあり印象はあま り良くありません。しかし、パープルリボン運 動は膵がんの啓発と撲滅を目指す運動で、治療 成績の向上とともに広く認識されるようになっ てきました。また、女性への暴力被害根絶運動 の象徴でもあります。

最近話題の東京スカイツリーのライトアップ が江戸紫色で、これは日本の粋を象徴したもの だそうです。確かに菖蒲・杜若・紫陽花・藤・ 桔梗・菫など日本を代表する花の色も紫色と気 付きました。

さて、広報委員会で今年の帯色を決定した時、 委員に疲れが貯まっていた訳ではないと思いま すが、皆様には癒しの色としての効果があれば 幸いです。

「想・創・奏 (そう・そう・そう)!」

照屋  勉

広報委員(南部地区医師会) 照屋  勉

あけましておめでとうございます。昨年 は、「オスプレイ配備・日米地位協定などの 基地問題!」、「尖閣諸島・竹島・北方四島 などの領土問題!〜そして、反日デモ!」、 「 離 合 集 散・ 合 従 連 衡!〜 迷 走 を 続 け る 政 局!」、「遅々として進まない原発問題・震 災 復 興!」、「 消 費 税 増 税・TPP・ 日 中 韓 FTA・アジア広域 FTA(RCEP)・エネルギー 問題・社会保障と税の一体改革・国の借金・ 日 本 経 済 の 衰 退・ 雇 用 問 題・ デ フ レ 脱 却・ 金融緩和の是非!」etc…、マイナスイメー ジのキーワードを羅列せざるを得ない一年 でした。解決の糸口さえ見えない無理難題 が「空回り!空回り!」…という少し寂し げな新年の始まりであります。

さてさて、平成 25 年、今年の小生のテーマは、 「想・創・奏(そう・そう・そう)by 地井武男 氏」。「何かを “” い、その想いを “” り上げ、 それを “” でて感じてもらう!」…という意 味です。例えば…、1)「もっと病院に“癒し”を!: by パッチアダムス氏(ホスピタルクラウン〜 道化師!)」。2)「あなたが人のために使える“時 間”、それがあなたの “命” です!:by 日野原 重明先生(“新老人の会” 会長!)」。3)「相手 の言葉に心を開き、耳を傾ける!:by ダライ・ ラマ 14 世(“耳順”・“傾聴力” のすすめ!)」。 4)「“感謝” と “責任” !:by 山中伸弥氏(iPS 細胞〜ノーベル医学・生理学賞受賞!)」。5)「“掃 除” に学ぶ!:by 鍵山秀三郎氏(“イエローハッ ト”創業者〜“日本を美しくする会”相談役!)」。 6)「“我逢人”(我、人と逢うなり!):by 道元 禅師(人と逢おうという “心” を大切に!、人 と逢える “時・場所” を大切に!)。7)「置か れた場所で咲きなさい!:by 渡辺和子氏(ノー トルダム清心学園理事長)」。8)「医者は、た だそこにいるだけでいい!:byNHK “梅ちゃ ん先生”」。9)「な〜、 職分、職分! すくぶん すくぶん :by “ 沖縄 ウチナー 黄金言葉 くがにくとぅば ”(それぞれ、できることをしっか り や り な さ い!)」。 10)「Up to you !( 全 て はあなた次第!〜意訳すると、“チャンスは平 等!”)」。最後に、11)「“信念” とは…、“今” の “心” を “信” じること!:by 田場珠翠氏(筆文字アー チスト)」。

そう(想)、そう(創)なんです。そう(奏) いう謙虚で前向きな気持ちを大切にして、もう 少し頑張っていきたいと “こっそり” 考えてい る今日この頃であります。本年も、ご指導・ご 鞭撻・ご支援・ご協力・不平不満・叱咤激励な どなど、ゆたしくゆたしくお願い申し上げます。

新年のご挨拶

饒平名知史

広報委員(国療沖縄公務員医師会) 饒平名知史

新年あけましておめでとうございます。

昨年 4 月より広報委員を拝命し毎月 1 回の編 集会議に参加させて頂いております。編集会議 では不慣れなこともあり、先輩委員の方々の発 言を聞いている事が、ほとんどですが、議題に あがる内容は医学的な事柄から医療界を取り巻 く社会問題まで多岐にわたり、いろいろと考え させられるきっかけになっております。今年は 広報委員として、昨年より少しは役に立てるよ うに頑張っていきたいと思っておりますので、 宜しくお願い致します。

新春の挨拶

金谷 文則

広報委員(琉球大学医師会) 金谷 文則

新年明けましておめでとうございます。昨年 2 月に日中医療津梁(沖縄〜中国の医療協定、 琉大と沖縄県が推進する事業)のために村山病 院長、大屋第三内科教授と北京の中日友好病 院を訪問しました。中日友好病院は 2,000 床を 越え、中庭には日中友好の記念に鑑真和上の像 が安置されていました。中日友好病院の設備は 琉大附属病院より遙かに優れており、日本から の ODA がかなり使われていると聞き歴史的な 背景はあるにせよ、もう援助は不要の感をもち ました。医師の診察料は最低 7 元から最高 200 元まで異なり、手術代金もモニターに表示され ていました。同日訪れた中国観光局担当者から 2008 年の北京オリンピックで高速道路を整備 したところ、西欧のメディアから沿道が整備さ れていないことを批判された沿道 20m の住宅 を数ヵ月で撤去したと聞きました。日本のよう にリニア新幹線の建設に 15 年以上を要するの は時間のかけ過ぎで、中国では土地は国家のも のだから 2 〜 3 年で完成できると言われたのに は驚きました。その考え方から、私有地であっ た尖閣諸島をわざわざ日本が国有地にすると宣 言したことに過敏に反応したことが理解できる ような気がします。

9 月には北京で開催された講習会に講師とし て参加しました。天気は晴れているのに黄砂ま たはスモッグのせいか煙く外に出るだけで喉が 痛くなるので、部屋で TV を見ていると「奪魚 釣島」のニュースばかりで居心地が悪かったの を覚えています。幸運なことに中国各地で頻発 した暴動の 2 日前には帰沖することが出来まし た。無事に帰沖できたのは良いのですが、日中 の医療協力が当面実現不能になったことは残念 です。

中国は強い経済成長率を背景に日本に変わっ てアジアの盟主を自負しており、韓国も日本に 対抗意識が強く、日本は外交上難しい時期に来 ています。日本の地位向上には、強い経済力の 回復が必要であり、何とか私たちの世代で立ち 直り、強い日本を再建したいと考えています。 本年もよろしくお願いいたします。

皇帝内経

金城 正高

広報員(沖縄公務員医師会) 金城 正高

2013 年が始まりました!!

本来ならば年末までに大掃除を終え “気分一 新” お正月を迎えるのがいいことはわかってい ます。今年こそは!と年頭に決意を新たにし、 結局いつものパターンで年末を慌しく走り抜 け、とうとう今年の元旦を迎えました(それも 職場で‥)。後ろを振り返っている暇はありま せん!(負け惜しみ‥反省はしても後悔はしな いぞ!)今日から新しい自分に生まれ変わるん だ!(‥強行突破で心の平静をどうにか保つ) 自分を常に省みながら、毎日の一歩を大切に邁 進したい‥そんな 1 年にしたいものです。

今医局で自分の席にいます。本棚を見上げる と、沖縄県医師会報が 12 冊並んでいます。

平成 24 年の会報の帯色は「黄色」。1 年の時 間の重みを受け「黄金」にも見えます。毎月の 発行を継続することは “本当に凄いことなんだ な” と広報委員会の一員として、しみじみ感じ ています。地道な作業の積み重ねが、県医師会 の歴史を作っているんだと自負しながら、今後 も取り組んでいきたい‥ちょっと真面目な気分 になりました。

そう言えば、清水寺で発表された「今年の漢 字」昨年は「金」でした。日本漢字能力検定協 会が全国から公募して、一番票が多かった漢字 が選出されるしくみです。昨年は約 26 万票の 応募があったようですが、2011 年の「絆」の ような、突出した漢字はなかったようです。混 沌とした世相が反映されたのかもしれません。 2012 年 5 月 21 日には金環日食で空を見上げ (残念ながら今回沖縄では金環は無理でしたが、 海邦国体のときにはバッチリ観測できましたよ ね)、ロンドンオリンピックで金メダルに沸き、 消費増税にもやもやした 1 年だったということ でしょうか。実は 2000 年にも同じ「金」が選 ばれています(オリンピックイヤーでしたね) が、これは初めてのことだそうです。ちなみに 2 位以下は「輪」「島」「領」「乱」「空」「政」「復」 「輝」「国」でした。さて、皆さんの漢字はどう でしたか?

今年の会報誌の帯色は「紫」です。きっと広 報委員の白井先生が、詳細な分析レポートをさ れていると思いますので、是非ご一読下さい。 皆さんの本棚に新しい色彩が仲間入りし、癒し をお届けできたらと願っております。

医局の娯楽室に移動しました。今テレビの CM から「女性は 7 の倍数」「男性は 8 の倍数」 で身体に変化が訪れる‥と語っています。出典 は、現存する中国最古の医学書『皇帝内経(こ うていだいけい)』のようです。今年の<新春 干支随筆>‥同期が多いな〜と思ったら、私も 今年「8 の倍数」でした。

人の一生のライフサイクルを「節目年齢」で 検証し、自分の体の変化が早まっていたりしな いか確認することも、必要なのかもしれません ね。これまでを振り返っても、自分自身の健康 には無頓着なところがありました。自分自身を 大切に思う気持ちを具現化し “自分のために行 動する” ことを今年の目標の一つにしたいと思 います。

一体どんな 1 年になるのでしょう。皆さんの 感じるわくわく感を、是非会報誌で共有したい ものです。忌憚ないご意見、アイデアをお待ち しております。その際には「巻末のはがき」を ご活用下さい。今年もよろしくお願い致します。

新年を迎えて

玉城 信光

広報委員(那覇市立病院医師会) 友利 寛文

あけましておめでとうございます。

会員の皆様は、いかがおすごしでしょうか?

昨年はいろいろなことがありました。私事で いえば、この広報委員になったことです。いま まで県医師会の医師会報を何気なく読んでいた のですがいろいろな方が関与して出来上がって いく姿を関係者の一人としてみていくと隅から 隅まで読まなくては…と思ってしまいます。市 立病院関連ですと首脳陣の入れ替えがありまし た。院長・副院長と新たな顔ぶれとなり 4 月よ りスタートしています。那覇市長も再任されこ れまで通り市立病院を支えていただいています。  沖縄県といえば、史上最大規模の台風が何度 も近づいてきました。また北朝鮮のミサイルの 脅威にもさらされました。尖閣諸島問題もクロ ーズアップされましたが、国が買い上げたこと で今後解決していくものと期待します。準備中 だった沖縄科学技術大学院大学は昨年より学生 の受け入れを開始し今後研究が発展していくと 思われます。

日本、世界へと目を向けてもいろいろなこと がありました。アメリカ大統領選、ロンドンオ リンピックなどもありました。感動もたくさん いただきました。新しく生まれ変わるためには 苦しみも伴うことがあるかと思いますがいい方 向への変化であることを期待しています。

毎年新年になると気も引き締まりわくわくす るのはなぜでしょうか?ただ毎日の繰り返しの はずなのにワクワクしてきます。1 月はそうい う気をふくんでいるのでしょうね。

今年は 11 月に九州医師会医学会があります。 前回からもう 8 年たったとは思えないほど時が たつのは速いものです。会員の皆様のご参加と ご協力をおねがいします。

私個人的には、これまでの継続をおこないな がら新しいことに挑戦できる 1 年であればと期 待しています。

新しい 1 年の始まりです。会員の皆様もワク ワクしているものと思います。今年 1 年これま で通りいやそれ以上に医師会を、沖縄を盛り上 げていきましょう。