沖縄県医師会 > 沖縄県医師会の活動 > 医師会報 > 10月号

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編集後記

台風16 号の中心気圧は900hPa。これまで に経験したことのないような猛烈な台風で最大 限に注意するよう気象庁の会見がありました。 これは大変!と庭の植木鉢を1 箇所に集め、ロ ープを張って、前回の台風前に買った非常用発 電機の点検をして待ち構えていましたが、さほ どの風も吹かず前回の台風に続きまたも肩透か しをくらってしまいました。我が家は首里の南 側斜面にあるため、台風が西側(慶良間の方向) を通過すると南風がまともに当たり、庭にもの すごい風が吹き荒れますが、今回の様に東側を 通過すると東と北の風が首里の山にブロックさ れ、静かな台風に終わるのです。今日は台風一 過の静かな休日で、庭木の間から刺す陽と葉の 影がくっきりとしています。秋の空気の気配が します。10 月号が会員の皆様に届くころには、 秋の深まりも感じられるようになっているかと 思います。9 月中には民主、自民、公明の代表 選が終了し、10 月には臨時国会が開かれてい ることでしょう。今度はちゃんと国会審議をす るでしょうか?昔々神々が日本を治めていたこ ろ、10 月になると全国の八百万の神々が出雲 の国に集まりさまざまなことを審議したといわ れています。7 月に開かれた島根の日本ペイン クリニック学会のときに訪れた出雲大社は国会 議事堂を思わせるような荘厳さがあり、向かっ て左右に並ぶ細長い建物は、神々の宿だったと のこと。左は衆議院、右が参議院かと思いを巡 らせました。神様たちも問責決議や審議拒否を やったのでしょうか。

さて、10 月号の報告「男女共同参画フォー ラムに参加して」では、女性医師の働きやすい 環境を作ることは病院の医療の質の向上につな がり、医師不足も解消されることや、ワークラ イフバランスを守るための取り組みについて紹 介されています。この問題はむしろ男性医師が 理解する必要性があると思われます。

九州ブロック学校保健・学校医大会、九州学 校健診協議会報告では学校での死亡の2/3 が突 然死で原因不明のものが多く、死因の究明、や AED の意義についての究明に医師会が取り組 んでいることが挙げられていました。

沖縄県医師会勤務医部会講演会「病院勤務医 のストレスとその対策」の報告では、医師の身 体的問題やメンタルヘルスの問題を早期発見 し専門家の治療やアドバイスを受けられるよ うなシステムの構築が重要であると述べられ ています。

新生児蘇生法講習会普及事業は沖縄県からの 委託事業で、平成24・25 年度の2 年間に440 万円の予算が措置されています。多くの周産期 医療従事者が繰り返し受講することが重要で、 特に医師の参加が望まれると強調されていま す。真喜屋智子先生ご苦労さまです。

生涯教育は「呼吸器リハビリテーション」に ついてでした。わかりやすくリハビリの目的、 意義等を解説していて、理解が深まりました。

その他、プライマリ・ケアコーナー、月間(週 間)行事お知らせも各先生方の日ごろのご活躍 が窺えました。随筆の久場先生は73 歳から詩 吟を始めているそうで、いつかの機会にご披露 いただけたらと思います。

今月号も会員の先生方の現場からの報告と興 味深い記事が満載でした。執筆者、医師会事務 局の皆様ありがとうございました。

広報委員 平良 豊

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