沖縄県医師会 > 沖縄県医師会の活動 > 医師会報 > 4月号

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編集後記

すでに、夏を思わせるような、すごしやすい 季節になってまいりました。恙無く閉幕するこ とができたバンクーバーオリンピック…。スピ ードスケート・フィギアスケート・カーリング …いずれも素晴らしかったのですが、小生的に は、モーグルの上村愛子選手〜“涙の4 位入 賞!”が1 番印象的でした。

さて、会報4 月号…如何でしたでしょうか?

【表紙】:「芝桜」(by 高良聰子先生)とい うタイトルで美しい写真をご入稿頂きました。 「思い立ったが、吉日!」という事だと思いまし た。それにしても、2 週間前に思い立った旅行 を、即決できる先生の行動力に“脱帽!”です。

【新執行部誕生】:会長の宮城先生、副会長 の玉城先生・小渡先生、そして重要事項担当の 各理事の先生方が、今後の抱負を述べられてお ります。是非、ご一読ください。

【特別報告】:「2009 年の沖縄県における 新型インフルエンザ入院症例の検討」(by 健山 正男先生)〜「沖縄県の新型インフルエンザ入 院症例の死亡率の低さは、早期診断と迅速に投 与された抗インフルエンザ薬の効果である!」 …という、結論のようです。今後も、感染症と の戦いは続きます。「うつさない!うつらない! (救急医療を)つぶさない!」…このキャッチ フレーズで、県民・行政・医療機関のさらなる 連携が最重要課題と考えます。

【報告】いろいろな内容の濃い報告がござい ます。是非、ご一読ください。特筆すべきは、 「第1 回県民健康フォーラム」:“誰もがなりう る『うつ病』”…。開演の1 時間前から待ってい たという車イスの女の子に、この報告コーナー の資料を謹んで差し上げたいと思いました。

【委員会報告】:「脳卒中医療連携パス〜患 者中心の脳卒中医療を目指して〜」(by 高良英 一先生)〜このような素晴らしい連携パスが、 全県下で運用されることを確信しております。

【生涯教育コーナー】:「慢性咳嗽につい て」(by 當山真人先生)〜 SAS(Sleep Apnea Syndrome :入眠時無呼吸症候群)と、SBS (Sino Bronchial Syndrome :副鼻腔気管支症 候群)が疑われる小生にとって、とても参考に なる“生涯教育”でした。本当にありがとうご ざいました。

【プライマリーケアーコーナー】:「古くて 新しい『漢方療法』」(by 友利寛文先生)〜 「体育館民主主義」といわれる行政刷新会議で、 仕分けられそうになった「漢方薬」の保険適用 維持の決定に安堵しているところです。第2 弾、 第3 弾のご寄稿を宜しくお願い申し上げます。

【インタビューコーナー】:北部地区医師会 病院 院長 諸喜田林先生(インタビューby 石川清和先生)〜 「一心精進!」…。素晴ら しい“座右の銘”だと思います。地域医療のた めのさらなる“精進”を宜しくお願い申し上げます。

【月間行事お知らせ】:「未成年者飲酒防止 月間に因んで」( by 前泊清隆所長) 〜 PTA+C = PTCA ; P(Parent :家庭教育)+T (Teacher :学校教育)+C(Community :地 域・社会教育)+A(Association :連合・連 携・共同体) “PTCA”の重要性を再認識い たしました。「世界保健デー(4/7)によせて」 (by 島袋全哲先生)〜「格差社会(所得格差・ 教育格差・健康格差・経済格差)」・「ロゼト 効果」・「地域力」…。いい勉強をさせて頂き ました。

【若手コーナー】:「指導医の立場から」 (by 三戸正人先生)〜機内で手を挙げることの できる医者でありたいと思っているのですが …。やはり、機内で「あれちょうだい!」は通 用しないと考えます。「1 年目を振り返って〜笑 顔で親切〜」(by 金城太貴先生)〜「笑顔は0 円(ただ)!」、「怒りは無知!涙は修行!笑い は悟り!」、「一笑一若!一怒一老!」…。これ からも、「苦労するチャンス」を生かして、「笑 顔」で頑張って頂きたいと思います。

【発言席】:「産科医療に復帰して」(by 叶 三千代先生)〜「いくつになっても勉強に遅い ことはない!(by 医局長)」…「Never too late !=挑戦は時を選ばない!(by バスケット ボール;田臥勇太選手)」という名言を思い出 しました。

【本の紹介】:「滋味あふれる沖縄の記憶」 (by 稲田隆司先生)〜“クサティ(後ろ盾)” …。本当に、響きの良い言葉だと思います。

【ロゴマークは語る】:「南城つはこクリニ ック」(by 小山信二先生)〜“患者は母親を診 るように!”…。肝に銘じたいと思います。

【随筆】:「私の楽しみ!命どぅ宝〜命のゆ いまーるプロジェクト〜」(by 高良剛ロベルト 先生)〜「自分一人で出来ることは少ない!」 …。「No Man Alone !(by 脳外科医ペンフィ ールド)」、「徳孤ならず!(有徳の者は孤立し ない!)」という名言を思い出しました。是非、 “夜のミーティング”だけでも、参加させて頂 きたいと思います。「ギャンブル狂時代〜また、 めんそうれー!」(by 佐久川廣先生)〜宮古病 院時代、ご一緒させて頂いた先生の“雀風”は 極めて温厚なものでした。しかし、すし屋のカ ウンターでの「そのまま〜!」…に関しまして は、胸中お察しいたしますが、少々過激だった かもしれません。

さ〜、いよいよ新年度…。「政治とカネ問題」、 「普天間基地移設問題」、「トヨタ車リコール問 題」、「クロマグロ問題」などもさることながら、 「診療報酬改定に伴う諸問題」に対し、期待し すぎず、落胆しすぎず、しっかり足元を固め て、しなやかに乗り切ってまいりましょう…!。

広報委員 照屋勉

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