沖縄県医師会 > 沖縄県医師会の活動 > 医師会報 > 11月号

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編集後記

11月というと「天高く馬肥ゆる秋」、空気が 澄み爽やかで食欲が進む季節。豆腐チャンプル ー・いま魚のマース煮・マクドのハンバーガ ー・コンビニのおにぎり・高級料亭の松茸料 理、何でも来いの今日この頃。でも、すこし油 断し食べすぎると「体重計怖い」となってしま う。肥満は悪・スリムは美徳のこのご時勢、食 べたいものを制限しダイエットに頑張らなくて はなりません。一人では大変なので、みんなで 揃ってやりましょうと、浦添市医師会は「3キ ロ減量市民大運動」を3年前から始めました。 浦添市民の腹回りはどうなったのでありましょ うか。食欲の秋は、腹回りが気になるメタボ中 年に悩み多き季節であります。

天高くメタボの腹に怯えつつ、ちょいと手を 出すつまみ食い

忍び寄るメタボの影に追われつつ、今日も足 早やウォーキング

今月号の表紙は、秋の東大寺遠景(川野幸志 先生)です。ススキの穂、イチョウの黄葉、東 大寺を含めた全体の雰囲気が、秋を主張してい ます。食欲の秋だけでなく、芸術の秋も楽しみ たいものです。

宮城信雄会長より、都道府県医師会長協議会 の報告がありました。特定健診・特定保健指 導、レセプト・オンライン化などホットな情報 についての会議報告ですが、特定健診・特定保 健指導については、実施上の細目に未確定部分 が多く、明快に答えることは難しいようです。

報告事項は、読者の立場によって重要度が異 なりますが、ご一読することをお勧めします。

地区医師会連絡協議会は、浦添市医師会のメ ディカル・インフォメーション事業、3キロ減量 市民大運動を中心に協議されています。従来と は異なった形式の連絡協議会になったようです。

玉井理事より、マスコミとの懇談会が報告さ れています。今回はセカンド・オピニオンをテ ーマに、国立病院機構沖縄病院の石川清司先生 による講演がありました。セカンド・オピニオ ンは、本来の意味合いである自己決定権を補完 する目的に活用されている反面、苦情などよろ ず相談窓口のような働きも担っているようで す。セカンド・オピニオンがメディアに登場し てから、かなりの期間が経過しています。しか しながら、その言葉の中には多くの異なった内 容が詰め込まれているのが現状のようです。セ カンド・オピニオンという言葉は、いまだに成 熟過程にあるのかもしれません。

月間(週間)行事お知らせコーナーは、医療 の中だけでも色々な分野があることを教えてく れます。私にとって、医療関係の知識を得るウ ンチク収集コーナーになっています。

生涯教育コーナーは、難しいことを読んで、 分かったふりをするコーナーになりつつあり、 各専門分野の進歩の早さ深さには驚かされるば かりです。

プライマリ・ケアコーナーは、基本知識だが 分からなかったことが、よく理解できるコーナ ーです。ほんとうに、ありがたいと思います。

インタビュー・コーナーでは、今年4月より 沖縄県立看護大学学長に就任された野口美和子 先生に抱負を語っていただきました。

地区医師会コーナーでは、北部地区医師会病 院の小濱正博先生が、北部地区の救急搬送の現 状と救急ヘリコプター事業の必要性を説いてい ます。北部地区医師会は救急ヘリによる現場救 急搬送事業を立ち上げ、6月16日より運用して います。

若手コーナーでは「ジェネラリストを目指そ う」と題して、稲福徹也先生から投稿がありま した。多くの科目を自分1人で勉強すると、どう しても広く浅くから抜け出せないものです。本 当のジェネラリストを養成するには、研修プロ グラムの整備が必要不可欠と強調されています。

今月号も多くの先生方から、投稿をいただき ました。ありがとうございます。これからもご 協力の程宜しくお願いいたします。

広報委員 池村 剛

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