沖縄県医師会 > 沖縄県医師会の活動 > 医師会報 > 11月号

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編集後記

沖縄の暑くて長い夏も終わりに近づき、朝夕 は涼しさが感じられます。道を歩いていると小 さな空き地のそこかしこにススキが目立ちま す。私の子供のころ(昭和40年頃)は那覇市 内でも大きな空き地がたくさんあり、何にも無 かった所が秋になると急にススキでいっぱいに なったのを思い出します。

今年は4月に大きな診療報酬改定がありまし た。10月からはリハビリの日数制限が現実問題 になり、診療報酬改定の影響が広がり始めまし た。この状況はマスコミなどでも大きく取り上 げられ大規模な署名運動につながり社会問題に もなっています。今後の動向が注目されるとこ ろです。

表紙は収穫時期のリンゴ園の写真です。木全 体にリンゴがびっしりと実っています。沖縄で は果実は緑がいっぱいある中に実るのがあたり まえです。緑が少なく丸いリンゴでいっぱいの 林檎の木を初めて見た時、奇妙な感動があった のを覚えています。

医師会報にはいろいろなコーナーがあります が、その中で月間週間行事紹介コーナーが思い がけず充実してきました。今月は「医療安全推 進週間に因んで」「性の健康週間に寄せて」と いうことで紹介文が寄せられています。先に思 いがけずと書いたのには理由があります。広報 委員会でこのコーナーを立ち上げた当時は1〜 2ページの簡単な紹介コーナーを想定しており ました。確かに初めのうちは紹介のページも少 なかったと思います。ある号で数ページにわた る紹介文が掲載されてから、一気に盛り上がっ てきました。それぞれの先生方にとっても、も ともと思い入れのある行事なのでしょうからい ったん火がつけば紹介に力が入り賑やかになるのは当然なのかもしれません。今では論文形式 に近い紹介文もあり、さらには参考文献まで添 えているものまであり力作ぞろいになっていま す。寄稿していただいた先生方に感謝の念がた えません。

理事報告コーナーはじっくり読むと、なるほ どと思わせる内容が盛りだくさんです。特に、 宮城会長による都道府県医師会長協議会報告 は、現在の医師会活動を知る上で大切な内容を 含んでいます。ぜひ読まれることをお勧めしま す。地区医師会長会議では「中部地区医師会立 ぐしかわ看護専門学校」の学債について話し合 いが持たれています。

医療に関する県民との懇談会では、介護保険 を中心に懇談が行われました。老人医療・老人 介護はこれからどうなっていくのでしょう。心 配になります。

生涯教育・プライマリ・ケアの両コーナー を、私は「知っているつもりがくっきりとわか る」コーナーと思っています。日常診療に役立 てて下さい。

若手コーナーは、「なるほど」「そうだよな ー」「考えさせられるよなー」などとつぶやき ながら読んでいます。ぜひご一読ください。

随筆コーナーは面白い作品が寄せられていま す。子供の頃興味があったことに、大人になっ てからお金をかけるのは楽しいでしょうね。飛 行機の模型を前にして笑顔の江洲先生、うらや ましいですね。「愛の医療が地球を救う」大き なテーマです。稲福先生、大変面白く読ませて いただきました。

今月号ももりだくさんの内容です。寄稿・投 稿ご協力をいただきました先生方に深く感謝申 し上げます。

広報委員 池村 剛

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