沖縄県医師会 > 沖縄県医師会の活動 > 医師会報 > 5月号

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編集後記

「デイゴ〜に映るうるま島〜・・」で始まる のは那覇中学校の校歌です。私が中学に入学し た年にデイゴが沖縄県の県花に決まったと記憶しています。今月号の表紙は山城千秋先生の 「デイゴ」です。燃えるような真っ赤なデイゴの 花が目に焼き付きます。県内では、今まさにデ イゴが満開で、初夏の香りを運んでくれます。

さて、日本医師会会長に唐澤人先生、沖縄 県医師会会長に宮城信雄先生が当選され、4月 から新執行部体制がスタートしました。宮城会 長が目指すのは「地域医療に根差した活力ある 医師会」です。私は今期も広報委員の副担当 で、最古参の9年目となりました。よろしくお 願いいたします。

新執行部の発足に先立ち、去った3月30日、 第181回沖縄県医師会代議員会が開催され、平 成18年度事業計画及び収支予算案が承認され ました。事業計画案の中で、宮古地区の中村代 議員から県民公開講座についてのご質問があ り、イベントとしてではなく、実効性のある講 座にするために、きっちりとした(学術的な) 委員会をつくってはとの提案がありました。全 く同感です。

今回のマスコミとの懇談会は、県立南部医療 センター・こども医療センターについてです。 安次嶺院長から新病院の説明があり、その後マ スコミから活発な質疑応答がなされ、新病院へ の期待が伺われました。私は地域医療支援病院 を目指すことを期待しています。

生涯教育コーナーは「肝炎の診断とウイルス マーカー」です。肝疾患の大家である佐久川先 生に肝炎の診断法を分かり易く解説していただ きました。今後もこのような素晴らしい生涯教 育を期待したいと思います。

プライマリ・ケアコーナーは「発熱のプライ マリ・ケア」です。元県立那覇病院院長で臨床 経験の豊富な宮里先生に、外来受診で最も多い“発熱”への対処法をご教授していただき、あ りがとうございました。

診療最前線では「新しいリウマチの治療」で す。多くのリウマチ患者の診療を行っています 大浦先生からです。これまでの治療とこれから の治療の主役である生物学的製剤の開発を解説 していただきました。最近の医学の進歩に驚か されると同時に、費用がどれくらいかかるのか 少し心配になりました。

インタビューコーナーは新任の皮膚科学教授 の上里先生です。数少ない県内出身の臨床系教 授ですので、ぜひ琉大医学部と県医師会との橋 渡しをお願いいたします。

今月31日の世界禁煙デーによせて、喜友名 先生から〜こどもの喫煙を考える〜と題して、 小中高生の喫煙の問題を述べていただきまし た。まず大人(両親)が率先して禁煙し、タバ コの自動販売機を撤廃するなど、担当理事の大 山先生、よろしくお願いいたします。

「ロゴマークは語る」のコーナーは源河医院 です。頭文字Gの他に医院の三つのモットーが 込められていることは源河院長の解説で理解で きました。ただ、ぜひこのページをカラーでお 願いしますとの源河院長の願いは、予算の都合 で叶えられず、ご了承下さい。

随筆は「退官を迎えてお礼−沖縄はシルク ロードの終着駅?−」です。琉大前医学部長 で、今年3月に退官されました岩政先生です。 カポジー肉腫から見たシルクロードで、西安、 楼欄経由で沖縄が東の終着駅ではないかとの新 しい学説を発表していただきました。ご苦労様 でした。

今月号から広報委員も変わります。村田担当 理事を中心に広報活動を行っていきます。会員 の皆様からのご投稿の他、会報へのご意見、ご 提案をお待ちいたしております。

広報副担当理事 野原 薫

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